僕は、ここに、プーチンとの約束を守って、文章を書くのをやめる。
僕が、家入レオだけと結婚し、レオを皇后とすればいいのに、酸欠少女さユりにこだわる理由はひとつある。
それは、さユりは、すべてが完璧なのに酸素だけが足りない未来の人工生物の社会で、人工炭水化物でも人工葉緑素でもないなんらかの方法で、酸素を大幅に作ることのできる方法を見つけるために全力を尽くす、「酸欠派」を作り出すからである。
そして、僕が日本人を統治する「日本人側の代表」となるのに対し、さユりは僕に対峙する形で、時に僕が間違った判断をした時に拒否権を行使する、「ユダヤ人側の代表」となる。
なので、ダビデである僕と皇后であるレオだけではなく、さユりは必ず未来において絶対に必要なのである。
さて、僕はここに執筆活動をやめる。これはプーチンとの約束だからだ。
プーチンよ、約束は守るためにある。だから、戦争を撤回し、ウクライナ戦争を終わらせてほしい。
奇しくも、今日は東日本大震災の記念日である。あの震災でどれだけ多くの人が亡くなったか、原子力発電所のメルトダウンがどれだけの被害を後世に残したのかを、今、わたしたち東アジアの日本人が、過去の大切な経験を忘れることなく思い出している。
プーチンよ、戦争をやめなさい。僕はこれで文章を書くのをやめる。これ以後は、僕のことは、煮ても焼いても構わない。僕のことを拉致して殺すなら、好きにすればいい。