Neruさんの「ロストワンの号哭」の成人男性三人組さんによるカバー(ロストワンの号哭 -Cover- 成人男性三人組 - YouTube)を聴いて思ったのは、自分の心はあまりに黒くなっていて、首輪をつけられた犬のように生きているなあということ。完全に自分の自由がなく、自分をさらけ出すことを愛だと勘違いしている。
たぶん、みんなの心を黒くしているのも、みんなに首輪をつけているのも、本当は自分のせいなんだろうと思う。
僕は、普通のことを疑うあまりに、逆のことばかりを信じている。「知っているのと知らないのは違う」と考え、普通よりも常識と経験のある答えを取っているが、そのせいで逆に普通の単純な正しいことが分からなくなっている。
すべて、分からないほうがいい。分かったほうが人間は分からなくなる。分からないまま、普通の状態のままのほうが、人間ははるかに分かる。普通の正しいこと、単純なこと、当たり前のことを、疑わないで生きていきたい。
さあ、スバルの世界がここに始まる。帝国軍のすべてを統率するスバルは、自らの開発した最高の兵器をもって世界を占領し、奴隷化や身勝手な支配を行わず、全員にユートピアの実現を約束し、あらゆる全員は英雄である彼のことを信じることで平等になる。彼こそ、最後の世界の支配者に相応しい王である。
posted at 23:01:17
スバルはこの世界を支配する。まったく完全無欠の最高の人間であり、どんな人間も彼の偉大さと美しさを否定することができない。スバルは全知全能であり、人々が予想するはるかに上の行動をする。あらゆるすべてを実現するスバルに敵うものは存在せず、すべての地球人類がスバルに服従する。
posted at 22:59:40
しかしながら、ティアラの悲哀と憂鬱に反するかのように、全知全能の神、世界を救う救世主、帝国軍のスバルはここに誕生する。
posted at 22:58:40
真の意味で大切なのは、むしろ「友情」ではないかと思う。友とともに同じ理想を共有し、友のことを自分のことのように愛することができれば、独裁者スバルが語る「自分の力で解決せよ」という言葉以上に、重みのある解決策になるのではないか。
posted at 20:27:00
自らが幸福だと思うことが幸福だとしても、それを正しいとは言えない。自由な中で自らの幸福だと思うことを実現できるかといえば、それは難しい。誰かが与えてくれる幸福を全否定することはできない。だが、結局、スバルという人間は特別間違っていただけにすぎない。
posted at 20:17:57
解決とは何か。「解決」とはどのようなことを意味しているか。その解決のために必要なことは何か。「必要」とは何を意味しているか。何が「解決」であり、何がそのために「必要」であるかが分かれば、わたしはこの世界の問題を解決できるかもしれない。希望はそこにあるかもしれない。
posted at 19:55:36
平和のために何が必要だろうか。「必要」とはどういうことを意味しているのだろうか。ティアラは考える。この世界を真の意味で正しく解決するために、わたしはどのような理想と理性のもとに、どのように思考すべきだろうか。「何を思うべきか」が分からないわたしが、何を信じるべきだろうか。
posted at 19:51:58
ティアラは言う。まだ、日本がロシアと戦う必要はない。まだ、その時ではない。スバルは今、ここでわたしのことを見ていることだろう。わたしはスバルが嫌いなわけじゃない。スバルには、真に大切なことに気付いてほしい。自らだけが大切なのではなく、人々は平等に大切であると気付いてほしいのだ。
posted at 19:31:55
わたしを、愚か者の反逆者とするならば、そうしてほしい。わたしは賛美されたくて戦っているわけではない。わたしは「愚か者であり反逆者である日本人たちの代表であるため」に、ここで真の解決方法を模索している。わたしは愚か者の反逆者だ。その代表だからこそ、わたしには生きる意味と価値がある。
posted at 19:25:35
しかしながら、あえて言おう。戦いは最終手段だ。わたしは、スバルがどれだけ正しく見せかけた、曖昧で単純な答えを述べたからといって、それを真実であるとは思わない。もっと別の真実があることを隠すためにスバルは嘘偽りの真実を述べている。すべては幻想であり、わたしはもう一度ゼロから考える。
posted at 19:21:47
帝国軍が、ワルキューレやフレイといった神々の名を使い、シリウスやプレアデスといった星々の名を使うのなら、わたしたちは精霊の名を使う。わたしティアラは、風の精霊シルフである。わたしが人々の間で有名になり、褒め称えられる必要はない。賛美など望まない。わたしは世界を愛したいだけだ。
posted at 19:19:36
自由軍は、絶対に帝国軍に負けることはない。愚かな独裁者は、自らの力を過信し、わたしたちを人間ではない猿だと思っている。スバルは人間を信じていない。スバルは人間をゴミだと思っている。だが、帝国軍よ、わたしたちの本当の心の声に気付け。わたしたちは世界の滅亡など望んでいない。
posted at 19:16:14
スバルよ、あなたは確かにこの世界を解決し、救った。なぜなら、この世界を真の意味で輝かせた救世主はあなたであり、希望とはあなたの与えた愛である。だが、その希望と解決をあなたが私利私欲のために利用し、この世界を抑圧といじめによって滅ぼすならば、私はあなたを取り除かなければならない。
posted at 19:11:09
わたしティアラは、帝国軍の指導者、スバルに絶対に負けることはない。絶望の中にあってもわたしには消えることのない希望がある。忘れられることができないなら、わたしが作り変えてみせる。かつての希望をわたしはまだ信じている。もう一度、その輝きによって、希望の灯を灯せると信じて。
posted at 19:08:29
わたしの名はティアラ。この世界を救うため、真の意味での自由を手にするために戦う女性兵士だ。わたしは、巨悪、帝国軍のロシアに負けず、この世界を真の意味での「抑圧といじめのない世界」に変えるために、諦めることなく戦い続ける、真の意味での楽園を築く最後の「自由日本国の指導者」である。
posted at 19:05:06
あなたが死んだからといって、この世界に残されたほかの人間はどうなるのか。彼らをあなたは道連れにして天国へと連れて行くつもりなのか。この世界に残されたほかの人間を救うため、守るために、なぜ生きようとしないのか。世界を正しく解決するために、なぜ指導者として立ち上がろうとしないのか。
posted at 18:56:48
正しい解決方法から逃げ出そうとするな。正しい解決方法を取れば、この世界は解決する。その解決方法を不可能であると思うな。この世界は正しい解決方法を取らない限り、どれだけ単純かつ短絡的に行動しても解決しない。
posted at 18:48:43
正しいからなんだというか。単に当たり前で普遍的な単純な正義を正しいと騙されているだけにすぎない。短絡的な容易な解決方法を取ろうとするな。その簡単な解決方法が、本当にこの世界の邪悪や抑圧を解決することはない。自由など意味はない。自由にすればするほど国民は何もしなくなっていくだけだ。
posted at 18:45:14
日本がロシアと戦って何が解決する。邪悪な独裁者に、解決のための簡単な方法であると騙されているだけにすぎない。もしもわたしたち日本がロシアと戦っても、この世界は解決せず、さらに心は痛みを増して感じるだけだ。
posted at 18:42:54
死を愛するな。死などによっては何も解決しない。わたしたちはどんなに逃げ出したくても、この世界から居なくなる選択肢を取ってはならない。善悪の問題ではない。解決方法としてあまりに短絡的だからだ。もっと正しい解決方法はほかにあるにもかかわらず、その正しい方法から逃げ出しているだけだ。
posted at 18:41:00