最近、僕はIT技術に興味がなくなった。
はっきり言って、コンピュータ関連の技術は、つまらない。知れば知るほど、つまらないのが分かる。
これからは、仮想現実世界でなく、現実世界にあるものを分かりたい。
特に、僕は人間の「心」について興味があるから、心のことを知りたいと思う。
それから、かつての僕は社会について考えるのが得意だった。今は、そのように社会のことが考えられなくなってしまった。
だから、できることなら、もう一度いつもの僕に戻って、社会のことを考えられるようになりたい。
僕はもう新しいことを望まない。賢くはならなくていい。どんなに賢くなったとしても、それは僕のなりたい自分と違う。だから、いつもの自分のまま、そのままで普通の賢い大人になりたい。
政治経済については、政治のモデルと経済のモデルがある。
政治のモデルについては、「王国の政府」と「民主主義の政府」が存在する。
王国は、血筋で王を決める。国王がひとり、巨大な権力を独占していて、その国王に属する国民は、すべて国王に従う必要がある。
そして、王国においては、戦争で勢力争いをする。相手の土地を奪うことは勢力を広げることであり、王の決めた戦争に、兵士たちは命をかけて従わなければならない。
それに対して、民主主義は、選挙で代表を選ぶ。三権分立により、立法と行政と司法は独立している。憲法によって政治家の守るべきことが決められており、国王には実権はない。そして、国を守るために軍隊は持つが、基本的に戦争による勢力争いは行わない。
経済のモデルについては、「資本主義経済」と「社会主義経済」が存在する。
資本主義経済では、金と市場による自由経済を行う。国民は自分の買いたいものを買い、財産を所有できる。会社は金儲けをして利益を得ることで労働者に給与を分配する。
資本主義経済においては、強制労働を行わない。労働をするかしないかは、お金が欲しいか欲しくないかによって自由だ。そして、労働をすればお金が得られるが、労働をしなくてもお金が得られないだけであり、罰されることはない。その代わり、生きるためには多額のお金を稼ぎ続ける必要がある。
社会主義経済では、金儲けと自由経済を否定する。国家が計画経済を行い、それぞれが働いて作った生産物を平等に分配する。財産権はなく、社会所有でみんなのものを平等に生産・分配する。
社会主義経済は歴史において失敗した。スターリンによる社会主義経済が20世紀のソ連で行われたが、働いても働かなくても同じ給与では、労働のモチベーションが下がり、計画経済は成立せず、生活に必要な物資が十分に生産できなかった。今でも、どのようなモデルが正しい社会主義経済なのか、分かっていない。ただし、中国などは資本主義経済を大きく取り入れた独自の改革開放政策を行っている。
資本主義経済にはさまざまな問題があるが、その代表は「格差」と「競争原理」である。資本主義経済は自由だが、自由であるからこそ貧富の格差が生じる。社会主義経済では、豊かなものと貧しいものの貧富の格差が存在せず、貧しいものを救済することができる。また、資本主義経済は競争原理によって成り立っており、何かしらの事業を行う上では、競合他社との競争に勝利しなければならない。だが、競争は「潰し合い」であり、多くの競争に敗北した会社が生じることになる。
さらに、資本主義経済では、労働者と資本家の力関係が存在する。資本主義経済では生産手段を持つ資本家が、生産手段を持たない労働者よりも立場的に強い。だから、資本家は何もせずに多額の利益を上げ、労働者は努力して働いているのに低賃金で暮らさざるを得ない。社会主義経済はこうした資本主義経済の問題を解決すると期待されていたが、実際は平等な経済を実現するには自由を制限せざるを得ず、自由のない経済は独裁的になるとともに破綻し、結局ソ連は崩壊し、ロシアは資本主義経済を取り入れることになった。
ソ連とアメリカの関係について言えば、ソ連は社会主義経済という平等な経済発展を目指した代わりに、進歩や発展のスピードが遅かった。ソ連を中心とする東側諸国は、アメリカを中心とする西側諸国よりも、経済的に遅れた地域だった。また、アメリカが比較的オープンな国民性だったのに対して、ソ連は独裁者スターリンによる秘密主義の国家だった。スターリンは革命の体制を守るために、体制に批判的な政治犯を密告させて逮捕する密告逮捕政策を取った。そのようなこともあり、ソ連は遅れた独裁国家となり、フルシチョフ体制以後は「末期症状」を示し、西側の選挙制度や資本主義経済を取り入れて、ソ連は崩壊した。
ソ連は崩壊したが、それによって資本主義経済の問題が何かしら解決したわけではない。逆に、ソ連という「もうひとつの極」がなくなったことで、資本主義経済はさらにやりたい放題になり、金儲けを大っぴらに主張する資本家や経営者が、弱者を助ける平等や国際連帯の平和を無視し、開発を優先して環境破壊を無視し、温暖化をフェイクと言いながら自国ファーストを主張するようになった。そのような資本主義経済の問題をどう解決し、社会主義経済はどうすれば成功したはずだったのかということは、今でも解決されていない、永遠の政治経済の課題である。
同時に、最近はナチスが復活しつつある。ヨーロッパや北アメリカではアフリカ系やイスラム系の移民が多くやってくるようになり、日本もその例外ではなく、多人種や多様性に対して不寛容な人々が増えてきている。以前の国際連帯による平和主義を目指した戦後の時代とは異なり、大っぴらに人種差別発言をする人々が増え、多様性による多文化よりも、伝統の日本社会の維持を重視する保守派が増えた。また、戦後の日本の平和主義についても、「軍隊がなければ国を守れない」「アメリカが日本を守ってくれるはずがない」という主張が多くなり、アメリカに頼らず日本で軍隊を持つことの意義を主張する人が増えた。
民主主義についても、最近は「まともな指導者を選ぶ」ことよりも「何かをやってくれそうな面白い指導者を選ぶ」ということが、アメリカのトランプ大統領のように増えてきている。ロシアも、民主主義体制から、かつてのソ連の独裁主義を思わせるような体制へと回帰しつつある。アメリカとロシアおよび中東の問題児であるイスラエルは、平和を露骨に否定し、大義名分を取ってつけたような侵略戦争を行っている。
また、資本主義経済を上手く成り立たせるのは、本当は社会主義経済を成功させるのと同じぐらい難しい。長らくデフレだった日本だが、最近は円安と原油の調達困難による物価高に見舞われている。医療施設や看護師から公務員まで、人材不足は顕著であり、日本の医療制度や公共サービスを維持し続けるのは非常に難しくなってきている。政治も経済も行政も福祉も自然環境も、多くの分野で「危機」を迎えている。何が正しいのかは分からないが、何が正しいのかを追究する姿勢は諦めてはならない。
わたしの名は、インドの王、アピム・シンカラーヤ。
わたしは、未来のインドにおいて、「ヒンドゥー絶対支配平等主義」と呼ばれる、まったく新しい思想の下に、インド国内を平等なユートピアにすることに成功した。
ヒンドゥー絶対支配平等主義とは何か。
それは究極的に進歩したAIを始めとするあらゆるソフトウェア技術と、宇宙規模のインターネットという惑星間通信システムを用いた、IT技術とヒンドゥー教を結びつける、新しい国家権力の形である。
ヒンドゥー絶対支配平等主義においては、第一に、ひとりの王が国家の政策のすべてを行う。第二に、そのすべてはオープンに全世界に公開される。第三に、その目的は「完全なる平等」を達成するためである。
未来のインドにおいては、「ひとりの支配者」という考え方を追究するとともに、その支配者が絶対にオープンかつ平等であることを守る。
そして、そのために、どの諸外国よりも先進的なインド独自のIT技術を用いる。それにはオープンソースなUNIX互換の「AI-OS」と、インド独自の自律的AIエージェントとしての「完全人間代替型AI」が含まれる。
わたしたち、未来のインドにおいて、わたし、アピム・シンカラーヤは、インドの全国土を絶対に平等にするために、ヒンドゥー教の正しい教えの下、AIを使った確固たる「絶対支配」を行う。
また、わたしたちは宇宙にも進出する。宇宙で生活するには空気と水が必要とされるが、わたしたちはまだ、人類だけが宇宙で生活するまでには至っていない。しかしながら、宇宙空間はとても広大で、光の速度ならば比較的速く通信をやり取りできる。このメリットを最大限活かすために、わたしたちは宇宙に「宇宙でも生きられるロボット」を住まわせることに成功した。
すなわち、地球型の生物が宇宙で生きることは難しいが、ロボットは宇宙でも生きることができる。だから、人間が生きる場所だけを最低限確保した上で、宇宙における生活文化圏の維持管理は、すべてロボットにやらせればいい。
同時に、わたしたちは「人工炭水化物」と呼ばれる、ゼロから食べ物を宇宙空間で作ることができる技術を持っている。この人工炭水化物を、人間が生きられなくてもロボットが生きられるような宇宙大農場で生産する。宇宙大農場はロボットが管理・耕作し、そこで得られた食べ物を安全な場所で人間が食べて生活するようになる。
そして、そのようなAIとロボット技術と、同時に宇宙規模のインターネット技術を用いることで、わたしたちは月や火星を有効に活用し、宇宙へと進出していく。また、テレポーテーション技術の実用化にも期待がかかっている。テレポーテーション技術を使うことで、将来的には地球から空気や水を大規模に運搬することができるようになるだろう。月や火星を緑あふれる世界にすること、それがインドの目標である。
このようなインドに近い国がひとつある。それは未来の中国である。
わたしは、中国の国家主席、王朱革。
わたしの行ったこと、それは中国の製造業を「哲学のある生産」へと変えたということだ。
日本人がよく言う言葉、それは「メイド・イン・チャイナはすぐに壊れる」という言葉だ。
日本では、高度成長経済期に、工業がほかのアジアの国よりも先んじて進歩し、単に安く作るだけでなく、品質のいいものを作ることができるようになった。
そして、中国でも、日本の後ろから、そのような工業を進歩させてきたが、昔は、日本製品よりも中国製品は、品質が悪く、すぐに壊れるとよく言われていた。
だが、わたし、王朱革は、それを変えた。
なぜ、中国の製品が品質が悪く、すぐに壊れるのか、それは製品作りに「哲学」がなかったからだ。
日本人は、精神性が高いとか、勤勉だと言われるが、実際は、製品を作るということに一種の「こだわり」を持っている。それは、「わたしたちはただ儲けるだけではなく、いいものを作りたい」という考え方だ。
だが、それは単に日本人がいいものを作りたいと思っているだけであって、根本的な解決ではない。
わたし、王朱革は、中国が品質のいいものを作ることができない理由として、「哲学」という存在が欠如していた、ということを挙げる。
すなわち、ただノルマや金で製品を作っても、それは金儲けの道具にすぎない。中国では、そのような金儲けの道具に労働者自身がなることを拒否する。だから、中国人は製品を作ることを軽んじた。適当に作って、自分たちに金が入ればそれでいいと思っていた。
だが、そうではない。まさしく、ものづくりには「哲学」が必要なのである。
わたし、王朱革は、自らのことを「カール・マルクスと同じく哲学者である」と自称している。そして、わたしの哲学は、「単に金を儲けるだけではなく、それ以上の先に存在する、製品作り、あるいは何かしらの自らの作品を作る際には、真に優れたものを作り、人々にそれを実感してもらう必要がある」という、新しい社会主義思想なのである。
わたしは中国の国家主席である。そして、わたしは大規模な工業大改革を行う。わたし、王朱革が、中国の製造業を「哲学のある生産」へと変える。その結果、中国製品は日本製品以上の、「世界中でもっとも信頼のおける高品質かつ低価格の製品」となったのだ。
わたしたちの未来の中国は、インドと極めて仲がいい。アメリカやヨーロッパにも、わたしたち、中国とインドが巨大な製品の輸出を行っている。わたしたちは、未来の地球を支える「大黒柱」である。
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残念ながら、大谷翔平はオールスターを辞退。
頑張れ村上宗隆、まだまだいける!メジャーでホームラン王のタイトルを今からでも、ぜひ取ってほしい。