ここで、ひとりの重要人物であり、黒風テルの親友である、朝倉レオーニというキャラクターを作る。
朝倉レオーニは、黒風テルの親友であり、ライバル的存在である。年齢は、テルのひとつ上の15歳。
朝倉レオーニは、現代物理学に詳しい。相対性理論や量子力学のことをよく知っている。彼は黒風テルとともに、「空間そのものが波動である」という新しい理論を作り上げる。
朝倉レオーニは、とてもたくさんの本を読んでいる。そして同時に、朝倉レオーニは天命を信じている。運命を信じるだけではなく、自らの使命というものを子供の頃から信じている。だから、朝倉レオーニは、単なる科学少年ではなく、ある意味では宗教少年でもある。
朝倉レオーニの抱える使命がなんなのか、それは物語を通じて少しずつ明らかになる。だが、ひとつ言えることは、朝倉レオーニは新しい時代を作るということだ。すなわち、朝倉レオーニは、今のこの世界をこのままにすることなく、新しい時代、すなわち「新時代」へと導く。そう、朝倉レオーニによって、今までの日本社会は過去のものとなり、新しい日本が訪れるのである。
朝倉レオーニは言う。
「わたしたちは、プラスの速度とは別に、マイナスの速度があるということを、日常生活で体感できない。
だが、ひとつ言えるのは、『速度0の状態は停止ではない』ということだ。
この宇宙に、停止した状態というものは存在しない。だから、『停止した状態よりも遅い速度』というものが存在する。それこそが、『マイナスの速度』と呼ばれる状態である。
そして、マイナスの速度で動いているものが、極度に遅くなって、空間に存在するダークエネルギーである『闇光』の速度に近くなると、時間の流れ方は速くなるのだ。
アインシュタインは、光の速度よりも速いものはないと言った。だが、わたし朝倉レオーニは、闇光の速度よりも遅いものもまた宇宙にはないと言う。もし、光の速度よりも速くなるとタイムトラベルが可能であるように、闇光の速度よりも遅くなると逆のタイムトラベルが可能である。それは宇宙において、決して不可能ではない。現に、黒風ミキと呼ばれる少女が未来予知ができるのは、それが理由である。」
また、もうひとり、ミステリアスな女性のキャラクターを作る。
その名は、メルチ・ゲルアヒト。
メルチ・ゲルアヒトは、この世界にとって欠かせない重要人物だ。なぜなら、彼女はみんなが眠る時に見える「夢の世界」を作った少女だからだ。
メルチ・ゲルアヒトは、機械仕掛けの夢の世界を作った。
どのように、メルチ・ゲルアヒトが、夢の世界を作ったのか、それは心の中に宇宙そのものを写し出す鏡である「マイクロコズム」を作り、マイクロコズムを深層意識の世界まで深く探り出して、宇宙のすべての歴史を辿って、それを文章に書くことで、機械仕掛けの世界を作った。それが夢の世界だ。
メルチ・ゲルアヒトは、そのために、この世界をたったひとりで密かに支配した。メルチ・ゲルアヒトは、本当の自分自身を誰にも教えない。自分のやっていることをすべて隠しながら、しかしながら世界のすべてをひとりで支配するという、とても大胆なことを戦争の最前線で行使する。
メルチ・ゲルアヒトは、地球に存在しながらにして、夢の世界のすべてを創造することに成功した。年齢は不詳だが、おそらく19歳ぐらいであると思われる。宇宙のすべての記憶と意識の歴史を辿り、世界すべてを支配するメルチ・ゲルアヒトは、まさしく「魂の世界の女王」である。そのすべては「自由という名の革命」である。