今日は、ドジャースとブルージェイズのワールドシリーズ最終戦を見ていた。
と言っても、テレビをつけたのが途中の9回ぐらいからだったので、ほとんどの試合状況は見ていない。それでも、延長に入る展開で、両チームにとってハラハラドキドキの展開で、正直、心臓がもたなかった。とても心臓が辛かったので、何度もテレビを消してしまおうと思った。
一番印象に残ったのは、なんと言っても山本由伸の投球。スネルが招いたピンチをなんとか乗り切り、打線もなんとかギリギリで同点、そして逆転で勝ち越し、最後にゲッツーでドジャースがワールドシリーズを連覇し、山本由伸がワールドシリーズMVP(日本人選手としては2009年の松井秀喜以来)に輝いた。
山本由伸、WS3勝&防御率1・02で文句なしのMVP「最高です」 日本人では松井秀喜以来16年ぶり、投手で初快挙…“緊急連投”で圧巻投球 - スポーツ報知
以下のX(旧ツイッター)の動画に、山本由伸の勝利の瞬間が切り抜かれている。
面白かった。凄い試合だった。昨日の大谷翔平のツーベースヒットも、「なんであんなセンターフライがフェンスに直撃するの」と言っている人が多くて、Xなどを見ていると面白かったが、今回のポストシーズンの試合では、佐々木朗希、大谷翔平、そして山本由伸と、日本人選手がみんな伝説的な活躍をして、本当に誇り高い。野球は面白いということが改めて分かった。
佐々木朗希は来年からどうするのだろう。先発に戻ることになっているが、抑えとしての適性をあまりに示しすぎたために、リリーフ選手になるのも僕はいいと思う。守護神佐々木で頑張ってほしい。
2025.11.03編集
最後に、精神病を治すために効果的なのは、「緊張感をなくすこと」である。
緊張感をなくすことで、全力で頑張らなくても、普通のことが普通にできるようになる。
戦争や革命のような緊張感は、知性を失って分からなくなる。緊張状態をやめることで、普通に生きられるような「まともな人間」に戻れる。
ただし、今までのことは全部忘れる。そのほうがいい。緊張状態で全力でやり続けるのは疲れる。もう一度、心を安心させて、最初からやり直すのが一番いい。
いろいろあった結果、僕は生物学の勉強をすることにした。
「歴史に向いているように見えるのに、なぜ生物を選ぶのか」と、人々は疑問に思うかもしれない。
だが、歴史について言えば、歴史は戦って勝つことしか考えない。社会の下位の階級を上位の階級が支配し、敵に勝ち、奴隷にし、虐げる、ということしか行わない。
それに対して、生物は、生きること、あるいは病気を治して健康になることを考える。
生物について、「気持ちの悪い生物が多い」と人々は考えるかもしれない。だが、昆虫であってもその他の生物であっても、「気持ちが悪い」と感じるか、それとも「生命の神秘だ」と感じるかは、人によって異なる。実際、昆虫は気持ちが悪いにもかかわらず、生命の神秘に満ちている。また、僕はネコが好きだし、たくさんの野菜や魚や肉が好きだし、少なからず農業もやってきたから、生物のことは大好きだ。
簡単に言えば、歴史は「殺す」ことを考えるが、生物は「生きる」ことを考える。あるいは、歴史は常に帝国が勝利し、それに対して下位の層の人間たちが、虐げられながら革命をする。世界史におけるもっとも大きな進歩は民主主義のフランス革命だが、彼らは無能な王に虐げられた末に近代社会を作ろうと蜂起した。だから、基本的に歴史は右翼と左翼の闘いだ。そして、そんなものははっきり言ってどうでもいい。既に社会主義経済が失敗したことは明らかであり、どんなに頑張っても左翼は勝てないのだから、結局右翼的な手段で外国に勝つしかない。それを日本がやると天皇陛下に従う大日本帝国になる。だが、それはまさに戦争であり、かつての日本は昔から悪の帝国だ。歴史にはそんなものしかない。
生物は面白い。高校や大学では、細胞の仕組み、アミノ酸とタンパク質、DNAと遺伝、代謝と呼吸、感覚と反応、発生と進化などを教えるが、難しく見えるのは分かっていないからだ。分かっていない人間が見ると、生物はわけが分からない用語を教えているだけに見える。だが、分かった上でそれらを読むと、きちんと人間やほかの生物の体の仕組みが分かって、とても面白い。だから、生物は意外と、たくさんの本を読みまくる人間が向いている。そして、僕はさらに書く人間だ。だから、僕が高校や大学の生物の本を読むと、小説なんかよりもはるかに面白いのだ。
そもそも、歴史はもう過去の過ぎ去ったことしか考えない。関ヶ原の戦いがあったから、その年号と勝者を覚えたとしても、既に何百年も前に過ぎ去ったことにすぎない。そんなことを知っても意味がない。あるいは、昔の日本の文化が面白いのは分かるが、共通しているのは「和の文化」ということだけで、実際は今の日本文化よりも未熟だ。安土桃山時代の女性の衣装なんかを分かったところで、なんにもならない。ヨーロッパの歴史を見たところで、まず、ギリシャ・ローマが賢かっただけで、それ以降は進歩どころか、キリスト教の影響で千年以上の間後退している。イギリスやフランスやドイツの歴史は、その国の国民にしか分からない。日本人がドイツ史を学んだところで、一般的なドイツ人でも分かる常識が分からない。かといって、世界史をすべてやるのは意味がない。歴史を学んでいると、その対象となる時代だけを考えれば、その時代のその人々と同じことが分かるが、さまざまな時代を俯瞰的に眺めようとすると、途端にひとつの時代だけを分かる意味がなくなる。古代四大文明からアメリカ・ロシアまですべてをやろうとすると、個々の中世とか近世とか近代のその場所・その時代のことが分からなくなってしまうのである。
生物はとてもいい学問だ。何よりも、生命の神秘が分かる。生物の場合、歴史と違って、今でも同じような生物種が生きているし、どの生物種にも個性はあるが、「生きている」ということについては変わらない。そもそも、大きな枠組みである「植物」「昆虫」「魚」「両生類」「爬虫類」「鳥類」「哺乳類」「菌類」といった分類は、どの生物種であっても共通である。そして、面白い生物が多い。それは、人間に近い哺乳類や爬虫類ではなく、まったく異なる微生物やヒドラのような原始生物がめちゃくちゃ面白いのだ。特に、ヒドラは原始生物でありながら、知的活動を除いて、人間のできることは全部できる。そして、生物の起源を考えることで、地球の始まりを考えることができる。まさに、ロマンがある。歴史にもロマンはあるだろうが、生物にもロマンがある。だから、歴史と生物をどちらもやりたいなら、僕はそれに向いていると思う。
2025.11.03編集