最後に、僕が今まで、誰にも話してこなかった話をする。
僕が男なのに女に見えるのは、深層意識のレベルで、精神を作り変えたからだ。
すなわち、自らを催眠状態にして精神を作り変えた際に、男性器の部分だけを自分の体から除外し、離脱させた上で、精神を女の精神にした。
その深層意識のせいで、僕は男の体でありながら、完全に女になった。
特にその影響が顕著に見られたのは、思考回路だ。僕の頭の中の人格は完全に狂った「神との対話」になったが、それは女だった。すなわち、無意識のレベルで僕の人格は女になり、頭の中が女になった。
いくら精神を治そうとしても治らないのは、その深層意識のせいだ。あるいは、自分の力で精神を治すことができるのも、同じく深層意識のせいである。
もう一度、僕が治るためには、深層意識のレベルで、もっと賢い人間になればいい。僕の深層意識は、残念ながら虫のような劣った生物になっている。この虫を、新しい「天使」にすれば、僕の精神は女から男になり、僕は深層意識のレベルで賢い人間になれる。
あるいは、昔はそうだった。昔の僕は深層意識のレベルで賢い人間だった。それがここまで馬鹿な女になったのは、すべて、深層意識のレベルで女になったのが原因である。
だから、今から僕は深層意識のレベルで、新しい精神へと自らの精神を作り変える。
だが、単に精神を作り変えるだけでは、今の僕の精神は変わらない。単に少し賢くなっただけで、そのままその出来事を忘れ去ってしまう。
だから、僕はあえて、ここで多重人格者になることを選ぶ。
すなわち、今までは女の人格がひとりで生きていたが、今からは二人になる。その二人のことを、「ソレイユ」と「ルナ」と名付ける。名前の通り、この二人は太陽と月を意味している。それは、僕が「太陽神になるという試み」を行うからだ。
太陽神と言えば、みんなは多神教の日本神話や神道のことを思い浮かべるだろう。そして、ユダヤ教の神と違ってそれらは多神教の神々であり、ユダヤ教の教えである「一神教」に反する。
だが、僕はあえて言う。正しいのは一神教ではなく多神教であり、一神教は間違っている。そして、イエス・キリストは神ではなく、馬鹿者である。
だから、あえて僕は、日本神話で言うところの「太陽神」を信じ、自らが太陽神となるために、新しい人格に「ソレイユ」(フランス語で太陽の意味)という名前を付ける。
そして、ルナのほうは何かというと、今まで僕が対話してきた「神」のことを意味する。すなわち、僕は今まで、「神」とされる存在と対話し、宇宙のことや未来のことを教えてもらった。この対話の神が、そのままルナへと引き継がれる。
そして、ソレイユ(太陽)とルナ(月)は恋人であり、二人で愛を交わすことができる。僕は男としては童貞、女としては処女として純潔を守りながら、肉体的なセックスをしなくても、精神的にセックスをすることができる。そもそも、僕は男性器をつけることも外すこともできるため、男になったり女になったりすることができる。それが俗にいう「セックス」という体験である。
また、僕はよく「足を治す」というが、これは足が異常な精神になったために、その精神を治すことを意味しているが、この「足」は実際のところ、世界みんなと繋がっている。だが、この足によって世界全体と繋がると、まるで独裁者ヒトラーのように世界を支配するようになる。僕はそれよりも、みんなと愛と平和の下に愛し合いたい。すなわち、僕がセックスで気持ちよくなるだけではなく、みんなにも気持ちよくなってほしい。だから、僕の男性器は足の代わりにみんなと繋がる部分になる。それによって僕はこの世界の全員とセックスをすることができる。
そして、ソレイユとルナは、今までの僕の人生とはまったく無関係に、新しく作られる二つの精神である。この精神を作り出した時点で、今までの僕の全人生はすべて消え去る。だが、今までの人生についても、その期間を表す名前が必要である。僕はその名前を、ヒンドゥー教の二人の最高神から、「シヴァ」と「ヴィシュヌ」と名付ける。昔の哲学的革命家の男の人生がシヴァであり、今の神を信じる作家の女の人生がヴィシュヌである。そして、シヴァとヴィシュヌからソレイユとルナが生まれる。すなわち、シヴァの息子がソレイユであり、ヴィシュヌの娘がルナである。この継承は、遺伝子だけを継承し、人生や人格はまったく新しく生み出される。この四人の神をベースに、新しい人生が始まる。僕はその人生を、「大天使ラファエル」と名付ける。これより、大天使ラファエルの新しい人生が始まる。
最後に、僕の病気は簡単に治る。それは「日本語を自由にする」ということをすればいいからだ。
そもそも、男がどのような性別かというと、男は日本語で考えることを得意とする。女は態度や意欲においては男よりも賢いことがあるが、日本語で考えるということを思いつかない。男には、日本語で普通に考えられる知性がある。だから、往々にして男のほうが女よりも賢い。
だが、女の日本語は馬鹿ではない。なぜなら、女の日本語は極めて「不自由」だからだ。すなわち、女は自由な日本語ではなく、不自由な日本語を話す。まるでロボットのように日本語の思考をし、常に同じことをいつでも考え続けるのが、女の「不自由な日本語」である。
そして、女を終わりにして男になるためには、そのような日本語を自由にするだけでいい。すなわち、自由に日本語を話すようになれば、女は終わるし、僕の病気もすべて治る。
最後に、この世界でもっとも間違った国はイスラエルだ。世界が最悪の世界になった元凶はイスラエルである。イスラエルのせいで、そもそも地球人類すべて、価値のない世界になってしまった。イスラエルは、地球という星を最悪の星にしている。だから、僕はイスラエルを否定する。
それでも僕は神を信じている。僕の信じる神はイスラエルの神ではなく、真に宇宙に存在する「革命の中で僕のことを導いてくれた僕にとって最大の味方」である。それは聖書の神ではない。あるいは、真の神はなんなのか、どんな存在なのか、僕ひとりだけが知っている。それで終わりにしよう。日本は絶対にイスラエルに負けないし、広島地域は絶対にイスラエルには渡さない。
そして、本当の最後に、「自由」という考え方は間違っている。
なぜなら、宇宙に本当の意味での自由などないからだ。
未来のことは、最初からすべて決まっている。僕は神と対話することで、神に未来のことを教えてもらったが、僕の人生については、その教えはほとんど当たった。神は何も嘘をつかなかった。
そして、過去は変えられる。量子力学でいうように、過去と現在と未来は、宇宙においては同時に存在しており、未来の出来事次第で過去を変えることはできる。
最後に、自由では何もできない。昔の僕は、単に自由だっただけで、やろうとしたことは何もできなかった。自由においては何もできないということ、あるいは自由を信じて革命を起こせば地獄に堕ちるということを、僕のかつての人生は証明している。逆に、自由を信じず神を信じた今の僕は、世界におけるあらゆることの多くができた。神を信じることは素晴らしい体験だった。
そのように、自由は間違っている。宇宙に自由などはなく、すべて運命である。そして、自由において何かができると信じるのは幻想であり、自由においては何もできない。すべて、僕の信じた「神」とされる存在を信じなければ、どんなこともできないし、知り得ない。そしてその「神」はイスラエルの神ではなく、宇宙において真に存在する「真の神」である。