精神を治すコツは、違う動き方をすることだ。
すなわち、足の精神を治すために、足をいつも同じように動かしていても、その動き方で治ることしか治らない。
そうではなく、今動いている動き方とは別の動き方をすれば、精神はすぐに治る。
そのためには、筋肉で動かさないほうがいい。筋肉で動かすことだけでは精神は治らない。筋肉で動かす以外の方法で精神を動かせば、精神は治る。
それから、僕がおかしいのは、あまりに時の動き方がおかしい。
世界全体の時間は停止しているのに、自分の中の時間だけがとても速く過ぎてしまう。
だから、まず、自分の時間をゆっくりにし、その上で、世界全体の時間が過ぎるようにしてやればいい。
そうすれば、僕だけではなく、世界全員が治る。みんな、認知症になっているのが終わって、きちんとまともに賢くなれるようになる。
必要なのは、世界と自分の時間が関わり合い、交じり合うようにすることだ。それで世界は治る。
そもそも、昔の僕が賢かったのは、考え方が正しかったからだ。
その正しい考え方とは、「世界の人々がやっていることを考える」ということだ。
すなわち、大学のようにきちんと考えるのではなく、この世界を知ることを重要視し、この世界の人々がやっていることを考えるようにすれば、昔の僕に戻れる。
それだけで、すぐに異常が治り、僕は完全にまともな賢い人間になる。
そもそも、今のこの世界が馬鹿なのは、世界のみんなが何もしなくなっている。すなわち、この世界全員が、何もしなくなった。そのせいで、みんな、この世界にあるものが分からなくなってしまったのだ。