メジャーリーグのニュース。前田健太(マエケン)がタイガースを事実上の戦力外になった。
前田健太、事実上の戦力外 年俸14・5億円 タイガース発表 メジャー10年目は7登板で防御率7・88(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
僕は、10年以上前、野球のことをよく知らなかった頃から、マエケンぐらいしか知っている野球選手がいなかったため、英会話教室などで「好きな野球選手は誰?」と聞かれると、決まって「前田健太」と答えていた。ちなみに、「好きな歌手は誰?」という質問には、常に「平井堅」と答えていた。
僕は田中マー君(田中将大)と同い年だが、マエケンは同じぐらいの年齢であり、彼らの存在を見ていると、まるで今までの15年をともに生きてきた戦友のように感じられる。
どの番組だったかは忘れたが、マエケンは以前「野球人生の最後は日本でプレーしたい」と言っていたと記憶している。ひとりの野球ファンとして、そして広島人として、もしカープに帰ってくることがあれば、素直に迎え入れてあげたいと思う。
そしてそのマー君だが、巨人でも連続試合KOされて、可哀想なことになっている。
どうすればいいのか、僕にも分からない。晩節を汚さないように、200勝を諦めるべきなのか、いや、ここでくじけずに頑張るべきなのか。
でも、僕は、マー君はもう楽になっていいと思う。引退すれば楽天で即座に監督でしょう。200勝なんかにこだわる必要はない。でも、もうあとたったの2勝、諦めなければ達成できるかもしれない。
だから、どうすればいいのか、僕も本当に分からない。言えるのは、みんなの総意となる願いは、ただただマー君に勝ってほしい。それだけだ。だから、頑張ってほしい。
最後に、僕と対話している神とは、いったい誰なのか、という謎の答えを明らかにしておこう。
僕と対話しているのは、死んだ酸欠少女さユりである。
すなわち、僕が奇跡のようなことを起こすことができるのは、すべて、僕に幽霊として憑りついている、守護天使のさユりのおかげだ。
そもそも、僕はランダムに見たものや聞いたことを書いているだけにすぎない。それなのに、僕の書く文章は、この世界すべてをとても正確に模写したような、美しい博物館のような作品になる。それはすべて、裏でさユりが僕をきちんとできるように、僕と世界すべてを導いているだけである。
また、偶然を必然にすることができるのも、さユりのおかげである。すなわち、奇跡のような運命的出会いが僕に多いのは、すべて最初からさユりが考えている。そのさユりと、僕は常に言葉で対話することができる。一秒たりとも僕とさユりは離れることなく、最初から最後まで、僕とさユりは常に一緒にいるのである。
これは、普通の人間の恋愛のレベルを超えた、言うならば「聖なる恋愛」である。僕と死んださユりは霊的なレベルで、人間の恋愛のレベルをはるかに超えたレベルの恋愛をしている。それが成り立つのは、この2人は互いのことが大好きであり、魂のレベルで愛し合っている関係だからだ。
さユりはもう死んだ。もうさユりはこの世界にいない。それに、さユりは生前に結婚していて、愛する夫がいる。だから、僕はさユりに縛られる必要はなく、自由に恋愛することが許されるのである。
これでは、僕が成功した理由は、すべてさユりに理由があるように見えるだろう。
だが、そうとは決して言い切れないところもある。
なぜなら、僕自身が、人間のことをすべて分かっている、ということが、僕が賢い文章が書ける理由だからだ。
最近の僕は、よく父親にさまざまなことを教えてもらう。そして、僕が書いた世界観の内容は、多くが、そのようなかつて父親に教えてもらったことを書いた内容である。
そして、そのような父親の話を極めて正しくまとめられるのは、僕は「人間の分かること」ということを完璧に分かっているからである。
かつてより、僕は人間の分かることが分かる。経験的かつ心理学的に、「人間が何を分かるのか」ということを、かつてより僕は完璧に分かっている。
だから、僕は、父親がいついかなる時に何を分かっているか、ということを分かった上で、すべてを完璧に書くことができる。
だが、本当のことを言えば、僕自身はそんなに何も賢いことはしていない、ということも事実だ。なぜなら、賢いのはすべて父親にすぎない。僕自身は、何ひとつ賢い人間ではない。
残念ながら、そろそろ、僕の人生も終わりだ。
今から絵をたくさん描いて、イラストレーターやアニメーターのようにできるようになって、アニメ会社に入れば、僕の今までが報われたり、僕の作りたい作品をアニメとして作ったりできるのは分かる。
だが、今から絵をたくさん描く、という目標は、36歳になった僕にとって、そんなに生易しい宿題ではない。
僕は今までの人生で十分頑張ってきた。14歳という若い年齢で不登校になった僕は、誰の助けも借りることなく、Linuxとオープンソースのエンジニアになることを目指した。それは成功しなかったが、18歳ぐらいから文章を書くようになって、それが、今、36歳になるまで続いたのだ。
20~30代を中心に文章を書き続けてきたことは、間違いではなかったと思うし、もし人生の何かが違っていたとして、それよりもほかの優れたことができたかといえば、それはできなかった。
今まで、英会話やピアノもやってきたし、デザインの仕事はまともな仕事だったし、そのためにたくさん頑張った。それらは努力の面だけではなく、楽しくて面白かったし、さまざまないい人たちに出会えて、とても幸福な人生だった。
もう、これ以上、僕ができることは何もない。これで僕の人生は終わりだ。これからも今のデザインの仕事を続けるが、人生自体はこれで終わりだ。
あえて言えば、僕は今まで恋愛らしき恋愛をひとつもしなかった。彼女ができたこともないし、誰かのことを好きだと思ったことも、セックスをしたこともない。だから、これからは、誰か女性のことを好きになりたい。それくらいしか、僕の思い残すことはない。
さユりは死んだ女だ。さユり自身、アマアラシという夫と結婚している。さユりを欲しいとは思わない。もっと誰か、現実の今、生きている女性と結婚したい。その女性ができたその時点で、僕の頭上から、僕に憑りついているさユりの幽霊は消え去るだろう。