僕は、もっと強くなりたい。強い男になりたい。
もっと強く、もっともっと強くなって、世界で一番強い男になりたい。
あるいは、男にはならなくてもいい。女のままでもいい。その代わり、世界でもっとも強い女になりたい。
僕がおかしくなっているのは、すべて、自分に戻ることができなかったからである。
すなわち、僕は「自分に戻る」ということだけが、唯一できなかった。
自分に戻る方法、それは自分以外のものを消して、自分が執着しているものを手放すことだ。
自分以外のものを消して、自分の中から排除して、自分だけにすることで、自分自身に戻ることができる。
それによって、神は消える。神は、僕の中に存在するおかしな部分であり、僕の頭の中を占領しているだけの、おかしな女の人格だ。
そもそも、男はすぐに自分に戻れる男が多い。だが、女にはいつまでも自分に戻れない女が多い。
だから、僕の二人の人格は、最終的に「すぐに自分に戻る男」と「いつまでも自分に戻らない女」に分かれることになる。
そもそも、女がキリスト教を信じるのは、女は自分に戻ることができないから、神を信じなければまともな状態を保つことができないからだ。
だから、自分に戻ることができた時点で、僕は女ではなくなり、男になる。
自分に戻った時点で、僕は男になる。そして、その時点で、女が作った知性は全部なくなる。
女が頑張っていくらでも作った知性は、男になると必要ない。そのような知性があるせいで、逆に馬鹿になっている。特に、日本語力があまりにつきすぎたせいで、逆にみんなの分かる日本語が分からなくなっている。すべて、女が知性をつけすぎたせいである。
だから、僕はここで自分自身に戻れるようになって、最後にいつものまともだった男に戻る。これが、僕の最終到達地点だ。