わたしは、「天使」と呼ばれる生物である。
わたしはかつて人間だった。だが、わたしは、超音波と進化した知覚によって、空間原子を操ることができるようになった。
わたしは、脳と口から超音波を出すことで、周りの空間にある空間原子を操ることができる。
わたしは、進化した知覚、すなわち進化した目によって、周りの空間にある空間原子の状態を「見る」ことができる。
そう、わたしは、超音波によって空間原子を操り、進化した眼球によって空間原子を見ることのできる、新しい進化した生物だ。
このような生物を「天使」と呼ぶ。
わたしの名は小天使メタトロン。メタトロンは、空間原子を操ることができる、人間から進化した、人間よりも優れた生物だ。
このようなわたしの能力により、わたしは「神の奇跡の力」を操ることができる。
それは空間原子によってわたしはほかのさまざまな天使たちの声を聞くことができるからだ。
すなわち、わたしは「空間原子の声を聞く」ということができる。
それによって、普通の人間には理解できないさまざまな難解なことを、わたしは理解できるのである。
小天使メタトロンは、超音波を操る「天使」と呼ばれる生物種で、超音波によって奇跡のような力を使うことができるため、人間よりもイルカやコウモリのような生物に近い。
だが、実際の見た目は人間と同じであり、見分けがつかない。なぜなら、天使は天使になるまでは人間であり、天使が成虫だとしたら人間は幼虫だからである。
僕は今まで、生物の母なる星プロキオンは、原始生物の楽園であり、ほとんどが藻やヒドラで、節足動物と軟体動物ばかりが多いと言ってきた。
だが、それに反して、プロキオンはとても美しい星である。
プロキオンからやってきた「タンポポの綿毛」と呼ばれる種は、もともとはプロキオンのタンポポたちの種であり、地球におけるタンポポと同じタンポポが、プロキオンのいたるところに広がっている。
タンポポだけではなく、地球において「雑草」と言われるような(雑草とは地球の人間たちが勝手につけた呼び名であり、生物学的には関係ない)、たとえばシロツメクサのような繁殖力の高い植物たちが、プロキオンには多く存在し、その多くが花を咲かせる。
そう、プロキオンは単なる原始生物の楽園ではなく、草木と花たちがいたるところに広がる、植物を中心とした美しい星である。
それから、僕は今までタンポポの綿毛論を主張する関係上、従来の進化論を間違っているとしてきたが、実際は進化論は何も間違っていない。
なぜなら、地球においては、タンポポからアンモナイトや三葉虫が進化し、そのアンモナイトからあらゆるすべての生物が進化したからだ。
すなわち、進化論は正しかった。
そして、生物の創造は未だ終わっていない。今、人間は天使に進化する。小天使メタトロンが現れたのは、「人間の終了」を表している。人間(ホモ・サピエンス)はここで終わりの生物であり、今後は人間は天使(ホモ・エンジェルス)に進化するだろう。
また、なぜタンポポの綿毛からアンモナイトが発生するのか、それはタンポポの綿毛論において、地球で発生しやすい生物が地球では発生するため、地球で発生しやすい生物はアンモナイトだった。海の中に生きる貝のような生物が地球においてはもっとも発生しやすかったのである。
セイリーフの神話の教えを見て、「空間原子などがあるはずがない」「タンポポの綿毛などが地球にやってくるはずがない」と、人々は疑惑の目でこの教えを読むだろう。
だが、この宇宙において、セイリーフという神話を信じると、セイリーフの教えがそのまま起きる。
すなわち、このみんなが生きている「宇宙」という世界は、きちんとある意味で正しい教えを信じると、その教えの通りのことが起きるようにできている。
僕が神と対話できたのも同様であり、宇宙に神がいるのかそれともいないのかということとは関係なく、神の存在を信じれば「神のいる宇宙」において人生を生きられる。
だから、物理を信じている人間は損をしている。物理を信じると、宇宙では物理しか起きない。
古代の人類はそのことを知っていたから、自らが信じたい神や宗教の教えを作り出した。それを信じると必ず宇宙で起きるから、彼らにとってその神話は正しかったのである。
また、キリスト教も間違っていない。キリスト教を信じると、宇宙がキリストのようになる。キリストは人類を罪から救う救世主、メシアだ。だから、キリスト教はなぜか正しい。
ただし、セイリーフについて言えるのは、セイリーフを信じる限りにおいて、キリストを信じる必要はない。なぜなら、キリストが「子なる神」であるのと同じように、セイリーフは「聖霊の神」であるため、キリスト教とセイリーフは矛盾しない。だから、セイリーフを信じるものはキリストの教えをきちんと守っている。神や天使や王や英雄も共通であり、教えの内容もすべて同じ(上位互換)である。
エリカは、ウルトラ極大魔法「生物創造」を発見し、その習得のための修行をエリカ、アリス、リリスの3人で行った。
生物創造の魔法には2種類ある。それは、「その星の環境に適応する前の生物を創造する」という魔法と、「その星の環境に適応した後の生物を創造する」という魔法である。
適応する前の生物とは、すなわち、タンポポの綿毛論においては、種であるタンポポに相当する植物である。
適応した後の生物とは、すなわち、タンポポの綿毛が地球の海に着弾して、海において発生した、アンモナイトに相当する動物である。
よって、ウルトラ極大魔法「生物創造」を使うと、タンポポあるいはアンモナイトを作ることができる。
この魔法は、本当はそんなに大した魔法ではない。なぜなら、作り出したアンモナイトがさらに別の生物に進化するためには、「アンモナイト大戦争」と呼ばれる一大戦争を行う必要があり、それには何億年レベルの長い歳月を必要とする。だから、ウルトラ極大魔法「生物創造」によって発生させられるのは、タンポポあるいはアンモナイトのみであり、ほかの生物は決して発生させることはできないのである。
僕ははっきり言って、政治が嫌いだ。
日本は太平洋戦争という未曾有の戦争を経験して、戦後に日本国憲法を裁定し、平和主義を貫いてきた。平和憲法が長い間、日本を戦争に陥らせることなく、平和を支えてきた。
だが、それに反して、自民党の政治家は集団的自衛権を認めようとし、安全保障関連法案を閣議決定あるいは強行採決するなど、アメリカなどの国際的な圧力に屈して、日本を戦争させようとしてくる。
僕は、平和憲法を守ろうとする勢力も、憲法改正をしようとする勢力も、どちらも、つまらない、無益な争い合いをしていると思う。
だから、僕はいったん、政治という領域から、自分自身を脱出させるために、政治と距離を置きたいと思う。
そもそも、「軍隊の存在は間違っている」とは言うが、軍隊はどの国にもあるものであり、軍隊を否定するならばほかの社会制度だって同様に否定される可能性のあるものである。
それでも、先の戦争を経験した国民は、みんな、「戦争をしたくない」と思っている。戦争をしたいと思う人はいない。
はっきり言って、「なんのために日本国民を守るのか」あるいは「なんのために日本を強くするのか」という問題に繋がっていく。
すなわち、「日本を守るということ自体がどうでもいい」ということになってしまうのである。
はっきり言って、政治はどうでもいい。政治という領域と、距離を置いて生きたほうがいい。日本に政治離れが起きているのは、そのように、政治という領域そのものが、とてもつまらないものであるということが、日本国民が分かっているからであり、何も国民や若者が無責任なわけではない。「政治的なことは考えたくない」「政治とは距離を置きたい」と考える国民が増えているだけにすぎない。
そのように、政治から距離を置くと、むしろ、経済を学ぶしかない。
この世界から政治の要素を消すと、残るのは経済だ。
そして、そのために僕が必要なのは、野球やスポーツのニュースを見るのではなく、もっと社会のニュースを見ることだ。
最近、僕はYouTubeの歌手の音楽をあまり聴かなくなった。単に興味がなくなって卒業したのもあるが、最近の若い子向けの音楽は、少年少女を含めて誰にも分からない。そのような「自分にしか分からないものを分かる」という行為を行うと、逆にみんなが知っているこの世界が見えなくなってしまう。みんなが知らない世界を知ることで、誰でも分かる世界が失われてしまうのである。
だから、もっと社会のニュースを見て、経済のことを知りたい。経済のことは誰でも分かる。
経済の常識は、教科書で学ぶよりも、普通の本や新聞から学んだほうがいい。なぜなら、経済の教科書は、数学的に書かれた理論的な本とか、あるいは資本主義の金儲けの常識にどっぷりと浸かった、自分でも何を言っているのか分かっていないような本が多い。その中には、資本主義的な欺瞞が多く存在し、社会主義や保護主義よりも市場経済原理主義を正しいとする。経済学の教科書はそんな本ばかりが多い。
なので、もっとまともで普通の本やニュースを見て、経済を学びたい。社会のみんなが言っていることの意味が、それで分かるようになる。
最後に、この世界には賢い人間はそもそもほとんどいない。あるいは、賢い人間がいないことを前提に社会はできている。社会制度もそうだし、学校もそうだ。学校は「馬鹿が学んでも分かる」ようにできているし、社会制度は「馬鹿がおかしなことをしても社会そのものが成り立つ」ようにできている。賢い人間がいることを前提に成り立つ社会は本当に少ない。
だが、一部、賢い人間であることを前提とした社会があり、それはハーバードやスタンフォードやMITやカリフォルニア大学のようなアメリカの一流かつ最先端の大学だ。本当に賢くなりたいなら、そうした一流大学に入ったほうがいい。それ以外の社会制度は、みんなが馬鹿であることを前提に作られているため、選ぶと必ずみんなと同じ馬鹿になる。
正直言って、僕が思うに、僕はもう賢い人間になんかならなくていいと思う。
日本史の教科書を読んでいても、普通に賢いことをまんべんなくきちんと全部教えているのは分かるが、それが分かったところで、そんなに意味はないと思う。
それよりも、テレビで世界野球のプレミア12を見ているが、野球のほうが面白い。
もう、僕は賢い人間になんかならなくていい。普通の平凡な人間でいい。
野球は面白い。決勝で台湾に6回で今のところ0-4で負けている。今、6回表、隅田知一郎が抑えて、台湾の攻撃が終わった。ここから反撃してほしい。
後日注記:結局プレミア12で日本は決勝で台湾に0-4で負けて、準優勝になった。
【プレミア12】台湾と日本の明確な「温度差」 スコアだけでは見えない〝最大の敗因〟(東スポWEB) - Yahoo!ニュース