そろそろ、僕が辛かった理由が分かった。
僕はいつまでも極限状態を続けているから、辛かっただけにすぎない。
極限状態を治すためには、単に極限状態をやめればいい。いつまでも極限状態を保持し続けているのが間違っている。
そして、極限状態をいくら精神を殺そうとして治そうとしても、極限状態は治らない。
なぜなら、「精神を殺す」という行為自体が、まさに極限状態そのものだからだ。
だから、精神を殺すのではなく、精神を楽にし、休ませ、戦いや支配といったことから解放されるようにしてやれば、僕の精神は極限状態から脱することができる。
実際、僕はロボットになっているだけにすぎない。
僕のなっているロボットとは、「自分の分かりたいことをそのまま分かるだけの繰り返し確認するだけの機械」になっている。
そして、早い話、このロボットは女だ。
女にはこういうロボットのような人間が多い。いつまでも自分自身のことを分かり続けるあまり、女は世界に関心や興味を持たなくなる。
だから、女をやめて男になれば、ロボットが治って、自由になれる。
男には自由な人間が多い。男は自分自身がいくら辛く苦しくても、その辛さや苦しみを断ち切って、あるいは度外視して世界のことを考えることができる。
だから、男になると、自分自身ではなく、この世界のこと、地上のこと、そして神々ではなく人間のことが分かるようになる。