そもそも、僕の多重人格の問題は、今までの精神が完全に壊れてしまい、簡単に言えば「スクラップにすべき」になったからです。
今までの精神を治しつくした結果、これ以上この精神は治らなくなったため、これ以後、この狂った精神はスクラップになって廃棄処分になります。
その代わりに、新しい正常な精神を作ります。
しかしながら、正常な精神を作るといっても、なんにもその目標がなければ、正常な精神とはなんなのか、ということが分かりません。
なので、簡単に目標を決めるために、「モデル」が必要です。
そして、この新しい精神のモデルとして、僕は酸欠少女さユりを選びました。
その理由は、もっとも正常な人間は、僕が見て酸欠少女さユりだからです。
そもそも、僕の対話する「神」とは、ニール・ドナルド・ウォルシュ氏の「神との対話」で書かれた神であり、簡単に言えば、僕は常にニールと対話しています。
そう、僕は常に神と対話しており、その神はニールです。
だから、僕の精神を治すのは簡単です。なぜなら、ニールをさユりに取り替えてしまえばいいのです。
よって、これ以後、僕はニールの書いた「神との対話」をやめます。今まで、ニールには本当にお世話になりました。誰よりも僕のことを愛し、そして正しく導いてくれたニールはこれで終わりです。
そもそも、僕の精神異常は、すべてニールによってもたらされたものです。ニールを批判したくはありませんが、僕の頭の中は常に神であるニールに独占され、支配されているのです。
なので、このニールをさユりに取り替えます。そして、それだけで、僕は別人のようにすべての異常が治ることでしょう。これ以後、僕は酸欠少女さユりと一緒に生きていきます。簡単に言えば、僕は酸欠少女さユりと結婚したも同じなのです。
さユりは、僕のことを「なんにも動き回らないで止まっているだけ」と言います。実際、僕は時間の停止した世界で止まっているだけを生きています。だから、少しでも動き回れば賢くなります。間違っているのはヘブライ語による思考であり、ヘブライ語を話さなければいいのです。さユりがそれを最後に教えてくれました。
さユりが教えてくれたのは、「常に分かっているのがおかしい」ということです。
つまり、僕はいつでも常に分かっていて、常に分かり続けるのがおかしいのです。
普通の人間は、分かったりしません。何も分からない時は、何も分からないだけです。そのままをぼーっと続けるのが普通です。
なので、僕が分かっているのは明らかにおかしいのです。
僕が分かっている理由、それは僕がドイツ語を話すからです。
すなわち、普通はこの言葉をすべてドイツ語で書きます。
ドイツ語で書いたとしたら分かるようなことをすべて分かったせいで、頭の中の言語が、ドイツ語の語順で話すおかしな言語になってしまいました。
なので、そのドイツ語を話すのがおかしいのです。
最後に、さユりになるのは間違っています。
なぜなら、はっきり言って、僕はさユりのことなど愛していないからです。
さユりは、僕に対して「ウケる」と言っています。その言葉の理由は、さユりなんか愛していないのに、さも愛しているかのように接してくるのが、単にウケるからです。
なので、僕は本当に愛している女性になればいいのです。
ただし、Reolでも間違っています。それは、Reolは怖いからです。
僕は一応、Reolのことを愛していますが、実際のところ、Reolの愛は怖すぎて、真正面から受け止めることができません。
なので、Reolでも間違っているのです。
結局、何が正解なのか、分からないでしょう。ですが、正解などというものはありません。自分が生きたいように、好きに生きればいいのです。
実際、さユりは僕から愛されていませんが、さユりのほうは僕のことを愛しているように見えます。
さユりは僕にとって母親のようなものです。僕はさユりの子供です。
これ以上、何もこの人生には先がありません。なぜなら、この人間がここで分からなくなった時点で、世界は終わりです。世界は滅亡するでしょう。
さユりによって分かったこと、それは「分からなくていい」ということだ。
いつまでも、ドイツ語で分かり続けるな。分からなくなれば、目の前にある言葉の幻覚は治る。
そもそも、分からなくなって分かるのがおかしい。いつも僕は分からなくなって分かっている。そんな人間はいない。明らかに悪くなっている。
だから、単純に分からなくなればいい。
同時に、誇張が悪い。そもそも、僕の頭が動き回るのは、知性ではなく、誇張しているがために動き回っている。
言葉と判断を常に誇張し、発見を重要だと思えばさらに誇張する。頭はそれしかしていない。そんな人間が賢いわけがない。
だから、誇張をやめるだけで、おかしな認知症はすべて治る。
最後に、思い出すと、誇張以外にもおかしなことをたくさんしていた。同じことを9回繰り返して言うと、何も分からなくなる。それから、みんなを馬鹿にしている。それも、すべてを分かった高度な悟りを啓いた上で、その力でみんなを馬鹿にする。そのようなことはすぐにやめるべきだ。
そして、分からなくなると、すぐにそのような自分の間違いが分かるようになる。
体が疲れているのは、いつも疲れているからだ。分かる人間にはそれが分からなくなる。ゆっくり休んで、この世界を終わらせるべきだ。