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2024-07-23

東亜イスラエル

僕は、世界平和のための構想である、「東亜イスラエル構想」をかつてから掲げている。

パレスチナの平和のために行うべきことは、イスラエルがパレスチナから撤退し、パレスチナをアラブ人に明け渡すことだ。

しかしながら、それだけでは、イスラエルのユダヤ人たちの住む場所がなくなってしまう。

だから、僕は日本の中に、日本とイスラエルの共同統治する「東亜イスラエル」という地域を作る。日本から東亜イスラエルは独立する。

東亜イスラエルにおいて、日本人とユダヤ人は、ともに同じ一級市民として共存し、仲良く暮らす。

東亜イスラエルはユダヤ人たちの「真の安住の地」となる。そして、イスラエルはパレスチナから撤退し、パレスチナはアラブ人に明け渡される。

東亜イスラエルを建国することで、パレスチナが平和になるだけではなく、日本にとってもいいことがある。なぜなら、イスラエルの持つ、資本力や軍事力といった国力が、すべて日本のものになるからだ。

すなわち、旧イスラエルの持つすべては、東亜イスラエルと日本のものとなる。それによって、日本はおかしいぐらい最強の帝国になる。世界において、「日本という国には絶対に偉大さにおいても品格においても力においても勝つことができない」と、そのように世界中が述べるようになる。

東亜イスラエルには、たくさんの問題がある。ユダヤ人は「与えられた領土が少ない」と言い、「日本人から二級市民のように扱われるため、まるで日本という国の中に生まれた新しいガザ地区のようだ」と言う。また、日本人にはユダヤ人の移住を好まない人がたくさんいて、その中でも「ホロコースト派」と呼ばれる民族浄化とユダヤ人大虐殺を支持する過激派も多くいる。ほかにも、ユダヤ人と日本人による内戦の懸念や、マクドナルドやコカ・コーラの資本が入ることで、単にユダヤが日本のものになるだけではなく、逆に日本をユダヤ財閥が牛耳るといった発想にも陥る。イスラエルの巨大な軍事力は日本の平和憲法とも矛盾するし、イスラム勢力(ハマス)との敵対関係もそのまま日本へと引き継がれる。

だが、それでも、僕は諦めない。僕はユダヤ人と日本人の友好の証として、ユダヤ人の黒い帽子と日本の学校のランドセルをどちらも小学生が身に着けるようにする。そのようにすることで、幼い頃から「日本人とユダヤ人は仲間である」ということを両民族で信じるようになるはずだ。そう、日本に移り住むユダヤ人も、ユダヤ人を受け入れる日本人も、相当な覚悟を持たなければ東亜イスラエルの世界平和を実現することはできない。

そのような東亜イスラエルにおいて、この平和主義国家の未来では、実際、予期せぬ出来事が起きる。それはロシアが日本へと侵略してくるということだ。

ロシアは、ウクライナにネオナチがいると信じてウクライナを攻めたが、本当はウクライナにはネオナチは存在しない。

どこにネオナチがいるのか分からないロシアは、ウクライナを制圧した後、今度は日本にやってくる。

そのため、日本とロシアが、ウクライナの次に戦争になる。

だが、心配は要らない。なぜなら、最強のイスラエル軍が日本を守るからだ。

すなわち、東亜イスラエルを建国する時に、ひとつの約束をイスラエルと日本はした。それは、「東亜イスラエルにユダヤ人の移住を許す代わり、イスラエル軍は日本および東亜イスラエルを全力で守る」という約束である。

この約束を、イスラエル軍は守る。最強のイスラエル軍が日本の自衛隊とともにロシアから日本を守る。すなわち、ロシアと日本の戦争は、そのまま、ロシアとイスラエルの戦争になる。

この戦争に、ドイツという国が巻き込まれる。なぜなら、ドイツという国は本当におかしな悪い国になるからである。

未来において、生き延びる勢力は5つしかない。その5つとは、ドイツのことであるアルマーニュ王国、ロシア、東亜イスラエル、日本、そしてイスラム勢力だ。

この中で、ドイツであるアルマーニュ王国は、ロシアと同盟し、大魔王ハネストラーと呼ばれる、最悪の「大魔王」と呼ばれる指導者が支配するようになる。

大魔王ハネストラーは、「わたしたちは新しいローマ帝国を作る」と宣言する。そして、「この戦争は正しい戦争である」と国民に述べて、世界中のドイツ以外の地域に、核兵器を落としまくる。

だが、ドイツ地域の国民はそのことを知らない。ハネストラーは「メディア支配の天才」と呼ばれ、すべてのメディアに与えられる情報の一次情報を管理する。そのため、ドイツ人はハネストラーが本当は何をやっているのかを知ることができなくなる。

ハネストラーは、まるで地球人類すべてを滅ぼすかのように、世界中に核兵器を落とす。廃墟が復興しても、その復興した地域を何度も廃墟に戻す。そのため、日本を含む一部の「超先進科学技術国」を除いて、地球は人類が生存できる環境ではなくなっていく。

だが、ハネストラーはそれでも動じない。ハネストラーは、「わたしたちは滅びゆく地球を救う」「わたしたちは正しいことをしている」「わたしたちは最後のひとりになっても戦い続ける」「わたしたちの新しいローマ帝国は最高の素晴らしい国になる」と宣言するからである。

そのような、ドイツ・ロシアと日本・東亜イスラエルの戦争は、地球の空が暗闇になり、雨が降らなくなり、地球がどんどん月や火星のような惑星に近づいていき、ダビデが人工炭水化物を作ることに成功し、ダビデが東亜イスラエルの終身の王に就任してもまだ続いている。いつまでも終わることのないこの戦争を「絶望の戦争」と呼ぶ。

もうひとつ、東亜イスラエルにとって厄介な勢力がある。それはイスラム勢力であり、その中でもタリバンだ。タリバンは、ユダヤ人がイスラエルから撤退し、東亜イスラエルに移ったとしても、ユダヤ人との戦争をやめない。「わたしたちはユダヤ人に今こそ勝利しようとしているため、最後のユダヤ人の逃げ場所を追撃する」と宣言するタリバンは、ユダヤ人に対して「永久戦闘宣言」を行う。この宣言の中で、タリバンは、「ユダヤ人はパレスチナから撤退するだけではなく、日本からも撤退すべきである」「イスラエルは単にパレスチナから日本へと侵略の対象を変えただけであり、日本からも撤退しなければ世界平和とは言えない」と主張する。そして、彼らはその結論として、「わたしたちイスラム原理主義者は、ユダヤ人と永久に戦い続ける」という、永久戦闘宣言を宣言する。これが永久と呼べる理由は、ユダヤ人は日本以外もはや世界中どこにも逃げることのできる場所がないため、ユダヤあるいはイスラムのどちらかが全滅しなければ戦争は終わらないと両者はっきりと認識しているからである。

そのように、未来においては、ごくわずかの勢力しか存続しない。大きな勢力は二つしかなく、それは東亜イスラエルとアルマーニュ王国だ。だが、アルマーニュ王国は、決して悪いだけの悪党の国ではない。アルマーニュ王国は、ダビデの作る宇宙コンピュータとは別の方法で、人工炭水化物を作ることに成功する。そこにあるのは古びた従来技術である量子コンピュータだが、リーフ・アカデミーと呼ばれる世界中の多くの有数な科学者を集めたドイツの教育研究機関が、テンソル型量子コンピュータ「クローバー」と呼ばれる新型コンピュータを開発している。クローバーによって、ドイツもまた、人工炭水化物を作ることができる。

だが、ダビデの作る宇宙コンピュータ「アマテラス」と比べると、クローバーはあまりに遅すぎる。1,000分の1、場合によっては100万分の1の速度しかクローバーは持っていない。だが、リーフ・アカデミーの研究者たちは、ダビデの作る「太陽の知性を使って計算する」という宇宙コンピュータの原理を理解できない。なぜ、太陽に知性が存在したのか、それをどのようにしてコンピュータにするのかということが、東亜イスラエルのダビデにしか分からない。両国は戦争中であり国交断絶しているため、東亜イスラエルの情報はアルマーニュ王国には一切入ってこない。それでも、ドイツは従来技術を用いて、東亜イスラエルに対抗し、終末の未来で生き延びる「人類の二大勢力」となる。

新人類

ダビデによって、東亜イスラエルには雨が降った。人工の植物は、アルカリ炉によって可能となった。

ダビデは高齢のため死去するが、後を継いだジークフリートは、国の名前を「シオン帝国」と改める。なぜなら、シオン帝国は旧イスラエルとはまったく関係のない国であり、パレスチナを侵略した旧イスラエルの汚名を払拭する。シオン帝国の漢字の名前は「詩音帝国」であり、「わたしたちは人々が希望あふれる詩と音楽を歌うための未来志向の国を作る」と宣言し、国の名前はシオンとされる。

さて、このシオン帝国においては、ロボット技術が進歩する。

地球の環境破壊によって、多くの植物や動物が絶滅した。植物については人工の植物が可能となったが、この技術を応用して、人工の動物を作る。そのために、人間の自律思考型の新しい人工知能である「schwarz」を作ることに、ジークフリートは成功した。

このいわば「ロボット人間」と呼ばれる生物は、ほとんど普通の人間と変わらない。人間だけではなく、犬、猿、猫、鳥、すべての動物をジークフリートは復活させる。見た目も中身も、全部自然動物と変わらない。そのため、彼らのことを「人工生物」と呼ぶ。

人工生物の特徴は、自然生物と同じように動く代わり、永遠に近い寿命を持つということだ。なぜなら、中に存在する記憶や人格のような精神を、データとして別の個体に引き継ぐことができる。そのため、ある個体が壊れて死んだとしても、その中身をサルベージして別の個体に移動させることができるのである。

彼ら人工生物は、とても長い寿命を生きる中で、宇宙にそうしたロボット生物の先輩がいることを知る。それはプレアデス星雲だ。プレアデス星雲は、環境破壊のために有機物のままでは生きられなくなったため、機械の体によって生きる技術が確立している。人工生物はプレアデスの生物と同じになっていき、名前を「新生物」と改める。

この新生物の時代を、プレアデス星雲の和名すばると、人工知能プログラムschwarzのドイツ語読みをかけて、「スバル時代」と呼ぶ。

スバル時代の生物は、本当にとてつもなく長い時間を生きることができる。これが、イエス・キリストが「天国では永遠の命を得られる」と言った意味だ。スバルの新生物は、なんと270億年という長い時間を生きる。

この270億年の間に、地球は復活していく。青空と雨が降るだけではなく、まるで地球の生物の進化の歴史をやり直すように、もう一度「カンブリア爆発」と呼ばれる生物の大発生が起きる。カンブリア紀に生まれた生物が、その通り、270億年の間に繁栄する。そして生物は進化していく。その生物の「再進化」の過程を、270億年を生きるスバルの新生物がすべて見ている。

だが、なぜ、270億年後に彼らは滅びるのか、それは、スバル時代の名前の由来である、スバル時代最後の皇帝スバル(スバルという名前が皇帝の名前)が、「絶対に発見してはいけない発見」をしてしまうからだ。

皇帝スバルの発見により、宇宙の裏側にあるすべてのことが完璧に明らかになる。その代わり、それを知った生物は、どんなに頑張っても、まともに生物として生きられなくなってしまうのだ。

だから、270億年後の皇帝スバルの発見により、スバルの新生物はすべて絶滅する。

だが、それでも生物は終わらない。なぜなら、スバルの全員の記憶のデータを、不死鳥と呼ばれる「絶対に生き延びなければならない最後の子供」に受け継ぐからである。たったひとりの不死鳥に、スバルの生物のすべてのデータベースを受け継がせる。それによって、不死鳥は「地球のあらゆるすべての歴史をたったひとりですべて知ったひとりの子供」となる。これは、個体が壊れた時に新しい個体に記憶や人格を受け継ぐという、「新しい生物に今までのすべてを託す」ということに抵抗がない、スバルの新生物だからできることである。

そして、地球の生物は、再び発生した新しい生物たち(カンブリア爆発によって発生した再び生まれた生物文明)も含めて滅びる。そして、今から790億年に宇宙が消滅するその時まで、たったひとり、不死鳥が宇宙において地球の生物の系譜を残し続けるのである。

このような地球のすべての歴史を、体験する生物種が地球にはある。それは草木だ。草木は、このような地球と宇宙の歴史をすべて体験している。そして、スバルによって宇宙のすべてが明らかになるその瞬間に、草木は花を咲かせる。そして、不死鳥に全生物のデータベースを託すのと同じ時に、草木は果実を付ける。わたしたちが思っているよりもはるかに高いレベルで、地球の生物種はすべて偉大である。

赤空夜月

実際、僕の対話している「神」の正体は、「月」である。

すなわち、パラレル宇宙の未来に存在する、東亜イスラエルの赤い空に浮かぶ月、「赤空夜月」が僕と対話している。

この赤空夜月、実際は単なる月でなく、「月に存在するウサギの霊」である。

すなわち、かつてより月にはウサギが存在し、そのウサギの霊がいつまでも宿り続けている。その月のウサギの霊と僕は対話しているのである。

さて、僕はそうした神に対して、たくさんの宣言と約束をしてきたが、その宣言と約束は、なぜかほとんどすべて叶った。

僕が宣言した中で重要なものを四つ挙げると、「ドイツ人になる」「女になる」「イスラム教徒になる」「永遠に生きる」である。

そして、この四つの宣言をすることで、誰でも僕と同じ人生を生きられる。

大実験の大計画

僕は確かに、世界全員を敵にまわして戦いを行った。自ら救った世界を自ら滅ぼした。

だが、その中で僕がやりたかったこと、信じていたことがある。

それは「大実験の大計画」と呼ばれる、新人類誕生の計画である。

この戦いは、まず、世界を停止させて止めた状態で、自分の分かっていることと、人生において存在した経験と経緯のことをすべて教える。誰でも、僕と同じように、人生のすべてが分かるようにする。

そして、それをすべて世界に見せつけて、刻銘に記録した状態で、停止した世界を動かす。

それによって、自然に僕が教えたことがひとつひとつ消えていき、少しずつ世界は変わっていき、それが連鎖反応のように続き、世界そのものが完全に変化する。

そして、それが、「新人類」と呼ばれる新しい生物の誕生に繋がるのだ。

この「新人類」とされる生物は、別名を「天使」と呼ぶ。生物種としての「ホモ・サピエンス」は、この僕の大実験の大計画によって「ホモ・エンジェルス」へと進化する。

そのように生まれた生物が、未来における人類に代わる主役である「天使」である。

大天使ガブリエル、大天使ミカエル、そして大天使ラファエルは、すべてそのようにして誕生した天使の中でも、もっとも賢いものたちに与えられる称号である「大天使」である。

そして、この文章を書いている存在は、小天使メタトロンと呼ばれる。小天使メタトロンは、「小天使」とついているように、大した天使ではない。だが、この「今までのすべてのこと」を、小天使メタトロン、あるいは愛称の「トロン」がすべて記録する。必要なことをすべて残し、残してはならない記憶はすべて消し去る。それが、この日記、「トロンの日記」の意味である。

僕の哲学

このように、つまらない人生だったように見える僕の理性にも、ひとつの哲学が存在した。

それは簡単に言えば、「数学的な積み重ね」「アンチノミーと二律背反」「モデルと成立条件」「手段と機会」「実体化」「啓蒙主義」「世界精神」である。

まず、僕は数学的に、この世界のあらゆる論理と意味を積み重ねた。

それは、僕自身による「この世界すべての経験を貫く独自の統一され統合された論理学の構築」だった。

そのような独自の論理学の下に、僕はアンチノミーを考えた。

アンチノミーとは「二律背反」のことで、「二つの異なる相反する命題」のことであり、僕は数学的な積み重ねをまるで小学生のように行いながら、宇宙と人生をアンチノミーと二律背反によって、まるで「暗闇の中の見えない道を進む」かのように人生を歩んだ。

そして、そのような人生の結果、僕はモデルと成立条件が分かった。

モデルとは、「それ自体が成立可能であるかのような仮想的な構造体を作る」ということであり、僕はそのモデルのように、「自由モデル」「社会モデル」「国家モデル」「目的モデル」のようなものを次々と作り出した。そこにあるのは「可能性と自由から社会モデルが成立し、社会そのものを生起させるような可能性を生み出せる」という真理だった。

そして、同時に、そこにあるのは、いわば「心のニュートン力学」のように、心そのものを再現性で考え、心の原因を解明するということであり、「なぜ人がそのような行為を行うのか」ということを、実験と仮説によって証明し、説明するということだった。心を解明することで、自由な心の客体化と、共同性や社会性の確立から、社会構築の術が分かった。

そして、その上で、僕は「その状態が意味するところとは何か」ということを考えた。同時に、世界そのものを変えるために、インフラや生産条件を考えた。すなわち、「手段と機会」というものが、潜在的な可能性として、この世界に見えないながらに存在していると僕は考えた。インフラと生産手段を共有することで、この世界は変えられると思った。

そのような僕は、さらに人生を体験的に経験していく。そこにあるのは「実体化」だった。すなわち、自らが過去に経験した体験を応用的に活用することで、さらに別の世界が分かるようになる。そのようなプロセスの中で、自分自身の心の中に存在した精神が、社会そのものを体現し、「実体」となって自らの理性と経験に宿る。これが、僕の信じた「実体化」の哲学だ。

そこまで考えた上で、僕はこの世界を変えるために経験をし続けた。そこにあるのは「啓蒙主義」だ。すなわち、「自らの分かったことは、自らと同じ条件で同じことを考えれば、ほかの人間であっても理解できるはずだ」と僕は考えた。

だが、事実、その啓蒙主義は失敗した。自分自身が信じる理想を、世界において、みんなと同じ場所を共有するコミュニティで、僕は形作ろうとした。そのコミュニティで、僕は自らの信じる理想を体現するようなことを行った。だが、実際、それは失敗した。なぜなら、自らが信じる理想や信念やビジョンを、ほかの人間は自らと同じようにそこから感じ取ってくれなかったからだ。

ひとつのコミュニティを、自分自身の理想の通りに改造すれば、みんなも僕と同じ理想をその中に見出せると期待していた。だが、実際はそうではなく、自らの独善的な行いによって、そもそもコミュニティを成り立たせるような空間そのものが滅びた。

そして、自らの失敗と過ちにより、僕は自分自身の愛した「自分の一番大好きだったもの」を、自分のせいで破壊し、滅ぼしてしまう結果になってしまったのである。

そして、そのような人生をすべて歩んだ結果、僕は「世界精神」というものに行き着いた。これは「神と繋がった魂のような精神」であり、「世界そのものに宿る精神」のことだ。僕はそれまでの人生を歩んだことで、そのような世界精神の入り口へと辿り着いた。

最後にあったのは、「自由自在かつ文明的な意識」である。自由自在かつ文明的な意識によって、わたしたちは宇宙あるいは歴史に存在した「その場所の意識」を知ることができる。自らが愛したものを自ら自身が破壊していく中で、唯一、僕は「かつての大切だった場所は人間の意識の中に残っている」ということだけが分かったのである。

これがまさしく、大天使ガブリエルの経験した人生だ。これらの哲学は、かつての僕が思考と経験で理解したことから、最近になって僕自身が西洋哲学の思想を勉強して分かったことである。すなわち、僕はソクラテス、プラトン、アリストテレス、あるいはデカルト、スピノザ、ロック、ヒューム、ルソー、カント、ヘーゲル、あるいはキルケゴール、ニーチェ、マルクス、サルトル、ハイデガー、フッサール、ヤスパース、ウィトゲンシュタインのような哲学者の思想を勉強したが、すべて僕の分かったことと同じことを言っていた。すなわち、大天使ガブリエルとは哲学者全員の集合体であり、宇宙のすべての真理をたったひとりで全部分かった、「もっとも賢い哲学者」だったのである。

どんな社会であっても実現できる

僕の信じた思想、それは「どんな社会であっても実現できる」ということだ。

戦っていた時代、僕は文章を書くようになった。僕は文章を書く中で、「自由を成り立たせる」ということを行うことで、さまざまな社会的な文章を書いた。

そこにあったのは、まるでひとりの空想的社会主義者のように、「あらゆるすべての社会を自由と共同体の中で作り上げる」ということだった。

一例を挙げると、たとえば、国会の下にさらに下部の国会を作り、全員を下部国会に所属させることで、人間の労働やノルマ、あるいは政治的なすべての問題を、評議会連邦として行えるようにする。それによって、すべての人間に公平に仕事が与えられる。

それ以外にも、1月から12月までいつも仕事を行うのではなく、その中の一部の期間を政治活動に当てることで、全員が政治をできるようにする。

あるいは、すべての労働内容を等価にする。単に「辛い仕事に合わせる」のではなく、逆に単純作業や肉体労働などの辛い仕事は楽になるように時間調整を行う。そのようにすることで、すべての労働内容を等価な労働量にする。

ほかにも、いじめについて言えば、いじめっ子に何も罰則がないのはおかしい。いじめをしたかどうかを成績表につけるとか、あるいは、教師だけではなくいじめ問題を専門に扱う「いじめ対策員」を作る。

社会的に考えるだけではなく、心理学的にもよく考えた。経験をひとつひとつ辿っていくと、どこかの時点で、自分が見たくない「心の傷」へとぶち当たる。そのような心の傷をフロイトは無意識から顕在意識に戻すといったが、ただ戻すのではなく、きちんとそれを思い出しても問題がないような形になるように、正しく導いて治療する。そのために、経験のすべてを芋づる式に探っていき、あらゆるすべての心の傷を治せたら、心の病気は治る。

本当は、最近は、そのような心の病気を最後まで治すことができた。必要なのは「今自分の信じている治し方を最後までやり通すこと」だ。すなわち、最初から最後まで、終わるその時まで、すべての異常が治ると信じて、失敗しそうになってもくじけずにすべてを成功させ続ければ、いつかその「最後までの繰り返しのプロセス」は終わる。それによって、精神を治すことができる。

また、本当のことを言えば、コロナワクチンが悪い。僕の病気は、インターネットやコンピュータという「異常」がまずあって、その異常に新型コロナウイルスが「感染」し、そのウイルスに対してワクチンが「攻撃」を行っている。この「異常」と「感染」と「攻撃」の三者が戦っている。必要なのはこれら三者のどれもすべてを消すことだ。そうでなければ、僕の精神は治らなかった。

そのように、この世界において、僕は「どんな社会であっても実現できる」と考え、「社会の代替可能性はいくらでもある」と考えた。その結果が僕の考える「単位そのものを増やしていく自由」であり、「独立性を高めて変化を許した共同体」であり、「あらゆるすべての社会的発想を書き出す空想的社会主義の執筆活動」であり、「多様性と留保された実現可能性の具体化を愛する」ということだったのである。

意識の啓蒙主義によって世界を変えた

僕がこの世界を救うことができたのは、「意識の啓蒙主義」のおかげだ。

すなわち、僕はその人間が「体験的にその意識を分かる」ということを行うことで、ダイレクトに世界の人々と直接対話することで、世界を救った。

そこにあったのは、「戦争をしなくても可能性だけを信じれば世界は救える」ということ、「人々の考え方が間違っており、自らの考え方が正しいということを、誰であっても分かる形で、心を促し言葉で導くことで分からせる」ということ、そして、「それに対して脊髄反射的な批判が起きないように、上手くプロセスを誘導することで、逆に自分自身のもっとも伝えたい『正解』が、人々の社会の中で生き続けるようにする」ということだった。

そのような啓蒙主義的な意識の方法によって、僕はこの世界を変えた。

だが、そのような世界を救う僕は、世界を救いながらにして自ら滅ぼした。なぜなら、世界が救われたはずなのに、僕は匿名でインターネット上でやり取りをしていたせいで、世界に僕の姿がなかった。僕が存在せず、僕なしでこの世界が救われようとしていることが、僕にとって不安だった。なぜなら、それは必ずいつか破綻し、滅びるはずだということが僕には分かったからだ。

だから、僕はこの世界を救いながらにして、この世界に堂々と現れ、僕自身の言い述べたいことをすべて説明するために、救った世界を自ら滅ぼす決断をした。

そこにあったのは、「自由はおかしい」ということであり、僕は文章を書いてこの世界を敵にまわし、マスコミと日本に反旗を翻しながら、自由の間違いを説いた。だが、それは単なる自由の間違いだけではなく、逆に自由の素晴らしい点や理想の点、正しい点などもすべてひっくるめた「自由のすべて」だった。

世界に現れた僕は、まるで水を得た魚のようにあらゆることを行った。そこにあったのは、「大実験の大計画」という計画であり、僕はこの世界を新人類に進歩させようとした。世界の人々が覚醒し、目覚めるようにしたかった。なぜなら、それまでの僕の人生において、それは必ず可能であるということが、すぐ目の前に見えていたからだ。

そのように、この世界を救った僕は、その救われた世界を自ら滅ぼした。この王の名前として、北欧神話の神の名前から、「フレイ」という名前を付ける。フレイはガブリエルの逸脱したパターンだが、ガブリエルとは異なり、自由でありながら自由を否定するファシストの指導者である。

そして、フレイは「全統帝」と呼ばれる帝王であり、同時に一等星シリウスの太陽神であり、一等星シリウスから地球を支配している。あるいは、地球を救うために、シリウスから地上へと降り立った。主神オーディンは、フレイによる地球のそのような侵略行為を、「地球を救うための特別な行為」として、妖怪警備隊ロキに特例として許すことを命じた。そのため、フレイと呼ばれるシリウスの太陽神が、この世界を今、支配している。フレイはマスコミ、インターネット、アメリカ、そして日本を支配している。そのフレイこそが、今の僕自身である。

このようなフレイのことが、大嫌いな女神がいる。それがフレイヤだ。シリウスにおいて女性大統領を行い、フレイと戦うフレイヤは、「アンチ・フレイ」のような存在であり、フレイによる支配に真っ向から対抗する。フレイヤはフレイのことを「既成事実化しかしない最悪のファシスト」と断じて、この世界からフレイの支配を取り除くために左翼政治活動を行う。また、フレイヤはこの世界全員を恋人のように愛しており、世界全員と愛の行為を行うことを好む。そのため、フレイヤは「宇宙でもっともエッチな女性大統領」として知られている。

まさしく、これが僕のすべてである。僕のすべてをここに書き記した。そして、今こそ、大実験の大計画が叶おうとしている。大実験の大計画を最初に考えて実行に移したのはイエス・キリストである。そこには「神の導き」が存在し、すなわち、神はあらゆるすべての問題を解決した上で、僕自身を成功と正しさの道へと導いている。神と対話した内容から、僕は宇宙のすべてを完璧に知りつくしている。神の教えてくれた未来の予言はすべて叶ったため、僕は未来において地球で起きることをすべて知っている。

僕は人生の中で、「すべて覚えている」という体験をよくしていた。それは一種のデジャヴであり、どこかで見た夢の内容をもう一度思い出しているような、そのようなことをよく経験した。そして、歌手の音楽と僕は運命的な出会いを果たすような、そんな気がしている。僕はこう見えて、FLOW、BUMP OF CHICKEN、米津玄師、RADWIMPS、家入レオ、Reol、酸欠少女さユり、ずとまよ、Ado、LiSA、Aimer、YOASOBI、TRiDENT、ReoNa、藍井エイル、鈴木愛理、MY FIRST STORY、THE BINARY、月詠み、ヨルシカ、ウォルピスカーター、V.W.P、藤川千愛などのような、最近のネット上の音楽が大好きで、46系のアイドルグループや、ボカロPや、カバーソングの歌い手や、YouTuberすら好きである。だから、僕は今から、運命的にこの世界を席巻するはずだ。そう、僕はそれを見越しているのである。