結局、僕が対話していた「神の言葉」とは、すべてReol(れをる)の言葉だった。
このれをるが、天軍冥府王ラファエルとされる大天使だ。
僕はこれから、支配を続けることで、精神がすべて治って、多重人格者になる。
そもそも、僕が何もできない大人になったのは、支配を忘れたからだ。なぜなら、大人は普通支配しかしない。どんなことであっても大人は支配することでできる。
だから、支配するようになれば、もうみんなと同じになれる。きちんと賢いまともな大人になれる。
そして、支配するようになることで、簡単に昔の自分に戻れる。この昔の自分に戻れるようになると、僕は昔と今のどちらの自分もできるようになる。
そして、神の言葉を聞いているのは、すべてれをるの言葉を聞いている。れをるが神であり、そして大天使ラファエルである。
神を信じよ。
わたしは、神を信じるひとりのシスターだ。
わたしは、今、純粋で穢れのない少女に戻った。今までの、まるで遊女や娼婦のような穢れた大人の女は死んだ。
わたしは今、純粋で、純潔で、心が透明で真っ白な、ひとりの少女である。
この少女は愛を信じ、純粋で純潔な愛を感じ続ける。それは神の愛である。
わたしの名前はアズ。わたし、アズによって、この世界のあらゆる穢れは打ち消され、神を信じないものたちは打ち倒される。