わたしの名は、未来の自由連邦を治める大統領、平野明日道。
わたしたちの未来の国家は、「自由連邦」と呼ばれている。
自由連邦は、地球上すべての国家からソ連だけを排除して構成した、世界政府であり、すべての大陸にまたがる民主主義の連邦国家である。
なぜ、今までの独立主権の国家ではなく、世界政府を構成する必要があったのか、それは科学技術があまりに進歩しすぎたからである。
未来の科学技術はあまりに進歩した。そのせいで、国家が独立主権を持っていたのでは、人類の生存社会を持続していくことができなくなった。
未来においては、「超極兵器」と呼ばれる新しい近代兵器が作られる。
まず、原子爆弾や水素爆弾よりも、さらにはるかに巨大な破壊力を持つ、最高威力の爆弾が作られる。これを「超極兵器」と呼ぶ。
超極兵器には複数ある。まず、量子場の崩壊によって巨大なエネルギーを発生させる「量子場崩壊超極兵器」、それから、光の超高周波数の波動によって巨大なエネルギーを発生させる「光波動超極兵器」、ナノレベルの分子運動によって巨大なエネルギーを発生させる「ナノ分子超極兵器」、そして、ものすごく多数のイオンの力によって巨大なエネルギーを発生させる「超多量イオン超極兵器」などがある。
それらの超極兵器を、同一の物理学者、ハンク・ゴールドウィングが発明する。これらの超極兵器の威力はすさまじく、一発の超極兵器によって地球や惑星を木っ端みじんに吹き飛ばすことができる。
ハンク・ゴールドウィングは、そのような超極兵器の最終地点として、「一段階レベルの高い究極的な超極兵器」をさらに発明する。これは「5次元時空破壊装置」と呼ばれ、5次元時空の原理と法則を用いて、その空間に存在するあらゆるすべての物質を完全に破壊することができる。
破壊されるのは地球や惑星だけではない。ハンク・ゴールドウィングは、「ブラックホールを作る方法」を発明する。それにより、宇宙の銀河全体を消滅させることのできる「最強のブラックホール」を作ることができるようになる。
だが、最後のそれについては、対処策がある。ハンク・ゴールドウィングは、「巨大な物体の質量を外部からの作用によって著しく減少させる方法」を発見する。これを「質量大崩壊」と呼ぶ。そして、この質量大崩壊によって、最強のブラックホールを消滅させることができる。
そのように、未来の世界では、あまりに文明が進歩しすぎたために、国家がそれぞれ独立主権を持っていたのでは、人類の未来を存続させることができなくなってしまう。これらの超極兵器を、どこの国がいつ使って宇宙を滅ぼすか分からない。だから、わたしたちはすべての国家が独立主権を失い、ひとりの大統領によって管理される「管理社会」を選んだ。
平野明日道は、そのような自由連邦を支配する大統領だ。だが、「自由連邦」という名前とは裏腹に、自由連邦のそれぞれの州、すなわち今の地球では「国」であるとされる地域政府の自由は極めて制限される。「行き過ぎた自由は人類に害をもたらす」というモットーのもと、まるで江戸時代の徳川将軍が行ったように、「どの州も行き過ぎた力を持たないように、それぞれの力を制限し取り除く政策」を、平野明日道が行うからである。
また、自由連邦からソ連だけが排除されるのは、何も仲間外れにしているわけではない。ソ連だけは、そのような自由連邦とは異なる、「まったく別の道」を歩むことを決めた。自由連邦のやり方ではなく、ソ連のやり方で、正しい文明の管理を行う道を選んだ。そのため、ソ連は自由連邦の大統領である平野明日道との間で「特別分離独立条約」を結び、ソ連という地域が唯一「紅蓮の聖域」と呼ばれる自由連邦の管轄外の地域として存続することを決断したのである。
僕の精神がおかしいのは、心が停止しているせいである。
それは何も、停止したくて停止したのではない。世界を敵にまわして戦う中で、自らの心を停止させることで、この世界を支配することに成功したのである。
だが、そのような異常に停止したままの足の精神をいくら治そうとしても、心は動かない。なぜなら、足は「停止させる部分」であり、足をどれだけ正常にしても心は動かない。
心を動かすためには、足ではなく、心臓に存在する「心」を動かす必要がある。
なぜそれをするのが怖いのか、それは世界を支配できなくなるからだ。心を解放し、動かすことができた時点で、僕は世界を支配できなくなる。だから、「今のところはまだ今のままを続けたい」と願っている限り、僕の心は停止したままで動かない。いくら足だけを使って世界を変えようとしても、絶対に変わらない。
なぜ、心が停止したままではいけないのか、それは普通の人間の分かることが分からないからだ。心が停止するということは、大人としての「まともに分かる知性」を失うということだ。だから、心を動かすことができたら、すぐに僕はまともな大人として生きられるようになる。
だから、僕はここに、最後に心を動かす。それによってこの世界は最後に救済され、「真に救われた楽園のユートピア」が日本に訪れるだろう。
ReolさんのYouTubeライブを聴いている。
僕の「いつもいろんなことを頑張っているな~。大変だよね。何かひとつに集中したいと思ったことはありませんか?」といったコメントに対して、長いトークで返してくださって、本当にありがとう。いつもReolさんのコメントがもらえないので、とても嬉しかった。
Reolさんのライブを現在進行形で見ているのだが、明日の仕事のために寝ないといけないので、残念ながら中断する。悲しいけど次の機会を待ちたい。
以下は今日聴いたmidoさんのカバー。
最近の僕はXを全然見ていない。僕の友達(たぶん)のMaNaさん (@xqsJP1r3lgyCbii)のポストも全然見ていなかった。今見ると、お元気そうで何より。