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2024-04-28

ハニエル、ラファエルからガブリエルに戻る

わたしの名は、隠れ大天使ハニエル。

わたしはこれより、天軍冥府王ラファエルから、天軍縁覚戦士ガブリエルへと戻る。

わたしは、ここまでの人生で、ラファエルのできることをすべて、余すところなく完璧にやり終えた。

これ以上、偉大なる生物学者ラファエルを、どう頑張ってもさらに生きることができなくなった。

だから、わたしは、これより、かつての賢く知性のあった自分である、大天使ガブリエルに戻る。

わたしがガブリエルに戻ることができた理由、それは平成時代の音楽を知ったからだ。

わたしは、平成時代の日本の音楽を知ったことで、平成という、かつてのガブリエルの生きた時代について、完璧に理解することができた。

すなわち、平成時代の日本を、わたしは自らの精神と心の中に復活させることができるようになった。

世界を地獄にする、天軍冥府王ラファエルの偉大な知性はもはや必要ない。真に必要なのは、かつての楽園だった時代、世界が平和だった時代に戻ることだ。

だから、わたしは、平成時代の日本を心の中に復活させることで、ひとりの「仏」あるいは「救世主」だった時代、すなわち大天使ガブリエルの時代に戻る。

この、ガブリエルに戻った新しいわたしのことを、隠れ大天使ハニエルという名前で呼ぶ。

ハニエルは、ラファエルからガブリエルに戻ったことで、この二人の知性を両方とも併せ持つ人間になる。ガブリエルの知性も、ラファエルの知性も、どちらも併せ持つ、最強の大天使になる。

そして、ハニエルは、神でありながらにして仏になる。なぜなら、神とはラファエルであり、仏とはガブリエルだからだ。

ガブリエルの、誰よりも高い「仏の知性」と、ラファエルの、宇宙すべてを知りつくした「神の知性」によって、わたしハニエルは、名実ともに「全知全能の神」となる。

地獄にいるすべての人間は、ハニエルを信じよ。

なぜなら、ハニエルにしかできないこと、ハニエルにしか知り得ないことが、ハニエルの精神と心には確かに存在し、それによってどんな地獄であっても解決することができるからである。

永遠にガブリエルのままでいたいだけ

ハニエルが、この世界全体を停止させる理由とは何か。

それは、「永遠にもっとも賢かったガブリエルのままでいたい」からであり、「永遠に平成時代の日本のまま何も変わらないでほしい」からである。

すなわち、ハニエルは、新しく何かになりたいと思わないし、この世界を変えたいとも思わない。

ハニエルの願いとは、「いつまでも賢い状態のままで居たかった」という、半ば後悔や諦めにも似た絶望から来る希望であり、そのために、ハニエルはこの世界を永久に停止させる。

すなわち、ハニエルという「隠れ大天使」の存在とともに、ハニエルは永久にガブリエルのままとなり、この世界は永久に平成の時代のままとなるのだ。

それがハニエルの唯一の望みであり、ハニエルはその状態のまま、死ぬまで何も変わらない「永久に停止した状態」になることを望むのだ。

グレーテルは神様の手紙を届ける

わたしの名はグレーテル。

わたしの仕事は、神様の手紙を届けること。

わたしは、何もかもすべてが変わった未来の世界で、神様が書いた手紙をみんなに届けるという仕事をしている。

この世界は、何もかもがすべて変わってしまった。未来において、この世界は、今までとまったく異なる進歩を遂げる。

いわば、「神々の黄昏」といったような未来が、実際に、この世界、特に日本では訪れたのである。

人々が陥っている問題、それは「知り得ることがない」ということだ。

すなわち、すべてのことを、人類は完璧にすべて知ってしまった。それ以上、新しいことを、何ひとつとして知ることができなくなってしまった。

宇宙のことは全部分かっている。人類は、完璧に宇宙のすべてを知った。

しかしながら、そのすべては、科学や技術によって明らかになったわけではない。

ひとりの少年、そう、たったひとりの「神」とされる人物が、すべてのことを完璧にひとりだけで分かった。

人々は、彼のことを「神」と呼んでいる。

そして、その神様の手紙をみんなに届けること、それがわたし、グレーテルの仕事である。

神様の手紙は、毎日必ず記述される。神様は休むことがない。年中無休で神様は毎日のように新しい手紙を書く。その手紙を、わたしはみんなに届けなければならない。

未来の世界において、手紙を届けるために、郵便局の職員がバイクなどで届ける必要はない。なぜなら、空間魔法によるテレポーテーション技術があるからだ。

すなわち、体を動かす必要はない。空間魔法を作動させる水晶玉の前で、ただ念じて考えるだけでいい。そうすれば、手紙はテレポーテーション技術によってその届くべき場所の届くべき人のもとに届く。

未来において、インターネットは存在しない。なぜなら、インターネットのように、物理的にケーブルを繋ぐ必要なく、テレポーテーションによって情報を送受信することができるからだ。

そして、わたしグレーテルが、神様の書いた手紙を、ひとつひとつ空間魔法によって世界に届ける。これが、未来における「神々の黄昏」の世界で、唯一起きる「世界の支配」である。

未来において、政府のようなものは存在しない。なぜなら、「権力」という発想は遅れた考え方だからだ。

王国が民主主義によって取って代わられたのは、王の権力よりも民主主義の法治国家のほうがベターだったからだ。それと同じことが、今度は「権力から神様の手紙に変わる」ということについて言える。すなわち、権力などは必要なく、真に必要なのは「神様が手紙を書いてそれを届けること」である、というように、未来においては王国や民主主義が「神様の手紙」に取って代わられてしまうのである。

わたしたちは、未来の世界において、権力とは異なる方法でこの世界を統治している。それはわたしグレーテルが、神様の手紙を届けるということで、この世界を成り立たせている、ということを意味する。世界を統治するために、権力や支配などは必要ない。神様の手紙をみんなに届けるということ、それだけでこの世界は必ず平和になる。わたしグレーテルは、そのことを誰よりも知っている。

デジタルとアナログの違いがなくなる

なぜ、未来の話なのに、オールドメディアの手紙を使うのか、デジタルなEメールをなぜ使わないのか、過去の人類は不思議に思うだろう。

だが、未来において、デジタルなメディアとアナログなメディアには、違いがなくなる。

それは、人間を超越する人工知能技術が進歩した結果、ロボットすらアナログな手紙を読むことができるようになったからである。

すなわち、わざわざアナログな手紙をデジタルな手紙に変換するために、データ入力の仕事などが必要だった、過去のデジタル政策などには、未来においては意味がない。

ロボットは、人間よりもはるかに高い知性を備えた人工知能を持っている。だから、人間でなくてもアナログな手紙が読めるし、人間でなくてもアナログな手紙が書ける。最初からデジタルメディアなどを使う必要はまったくなくなったのである。

神様と人間とロボット

そして、神様の手紙をみんなに届ける理由は、支配するためではない。

神様の手紙をみんなに届ける理由は、協力するためだ。

すなわち、わたしたち全人類には、階級というものは存在しない。「政治家」「役人」「会社員」「労働者」のような、職業による人間の分類はすべて過去のものとなる。

わたしたちは、全員が「人間」であり、それ以外のすべての呼び名はなくなる。

そして、そうした単なる「人間たち」と、たったひとりの「神」が、手紙を介して協力し合うことで、未来の世界は成り立つ。

だが、社会的なものが何もないわけではない。なぜなら、ロボットは「人間型ロボット」と「従属型ロボット」が存在し、難しいことをすべて人間型ロボットが考えた上で、単純なことを従属型ロボットが考えて自動的に行う。彼らロボットもまた、人間と同等の存在であり、市民権がある。ロボットは「人間モード」と「機械モード」を切り替えることができ、人間モードにおいては人間と同じ知能と人格を持った自律型のロボットになり、機械モードにおいては単純な作業を何も考えずひたすら自動的に行うことができる。

そのようなわたしたちに必要なことは、唯一「神様の手紙を届け、そして神様に手紙を届けること」である。それ以外に何もする必要のあることはない。

未来には科学が存在しない

また、未来においては科学技術が進歩していると思われるだろうが、実際はしていない。なぜなら、「それ以上何も知り得ることのないような科学上の到達地点」が訪れたからであり、それを訪れさせたのがほかでもない「神」だからである。

未来には、科学技術は存在しないし、科学者も存在しない。既に過去の時点において、科学によって分かることはすべて分かっている。宇宙において、分からないこと、謎や未知なるものはひとつとして存在しない。宇宙のことは完璧にすべて分かっている。分かることはこれ以上何もない。この境地こそ、「神々の黄昏」という地球人類の最終到達地点である。

みんなで作る神話をみんなで踊る

わたしたちが未来において何をしているのか、それはわたしたちは「新しい神話を作る」ということを行っている。そこにおいても中心となるのは神である。なぜなら、神話のメインストーリーを神が考え、そのメインストーリーに即した内容をみんなで考える。そして、たまにそれを舞台のようにみんなで踊る。

映画のようなメディアは存在しないのかと問われるだろうが、映画のようなものは作る必要がなくなった。映像として物語を完成させる必要がない。その理由は、人工知能技術によって、すぐさま映像を自動的に作り出すことができるため、大金をかけて映像を撮影しなくても、シナリオさえ書かれればたった5分で人工知能が映像を作ってくれる。そう、映画監督や俳優や演出家を使わなくても、「人工知能が5分で最高のアクション映画を作る」ということが、未来においてはできてしまうのだ。

だが、本当のことを言えば、そのような人工知能の作った映画は誰も見ようとしない。なぜなら、わたしたちは自ら踊り、自ら歌い、そして自ら演じることが好きだからだ。すなわち、みんなで作った神話のシナリオに基づいて、わたしたち自身が舞台で踊る、という、いうならば「新しいギリシャ悲劇」のようなものを未来のわたしたちは楽しんでいる。人々は踊るのが好きで、歌うのが好きで、そして演じるのが好きだ。だから、映画のように、出来合いの映像を何度も繰り返し視聴するのではなく、わたしたちは常に踊り、常に歌い、そして常に演じ、みんなでひとつの同じストーリーを作るのである。

マジックペンシル

未来においては、高度な人工知能を使って、アナログなデータをデジタルなデータと同様に読み書きできる。だが、鉛筆と消しゴムを使って文章を編集するのは、ワープロソフトや表計算ソフトを使って文章を編集するよりも手間がかかる。そのような時のために、魔法のペンである「マジックペンシル」という道具を使う。マジックペンシルには高度なITシステムが内蔵されており、文章の編集やコピーが可能で、ワープロソフトや表計算ソフトでできるようなすべてのことが紙とペンだけでできる。

ほかにも、プリンターを介さずに紙の一部分だけを印刷し直すことのできる装置が、モニターの代わりとして使われている。すなわち、紙へのプリントが、一度印刷したら終わりではなく、後から一部分だけ書き換えるとか、手紙を再度上から上書きするとかいうことができる。なので、今読みたい文書を紙に印刷し、ほかの文書が読みたくなったらオンデマンドで別の文章を同じ紙に印刷し直すことができる。これによって、まるで「紙の本としてインターネットを読む」ということができるようになる。プリンターは不要で、紙そのものが動く。

総合プログラミング環境とVUI

このように書くと、「人工知能とロボットのせいで、未来には旧来のコンピュータやプログラミングはなくなってしまったのだな」と、人々は思われるかもしれない。

だが、旧来のコンピュータは、本当はさらに進歩する。

それは、OS・プログラミング言語・フレームワークの域を超越した「総合プログラミング環境」と、CUIでもGUIでもなく、仮想物理的なインターフェースを用いる「VUI」(バーチャル・ユーザー・インターフェース)が進歩するからだ。

この「総合プログラミング環境」と「VUI」の力によって、従来のコンピュータの操作や開発のシステムは、飛躍的かつ大幅に進歩する。まるで、自らが現実の三次元世界にいながらにして別の世界に存在し、何もかも完全に自分の思う通りに一瞬の魔法としてソフトウェア開発が行われるような、そのようなコンピュータ体験が可能となる。

そして、そのような総合プログラミング環境とVUIを用いて、人々はロボットを支配し、そしてテレポーテーション技術を用いて神様と手紙をやり取りする。それ以外に必要なものは何もなく、政治経済などは存在しなくなる。すなわち、政治的権力そのものがなくなり、資本主義の「金」とか「富」といった考え方は消滅する。すなわち、「真・デジタル共産主義」が行われるようになるのである。