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2024-04-03

大谷翔平のホームランが出ない

大谷翔平が少しスランプ気味になっている。開幕以降8試合37打席で、まだ一本もホームランが出ていない。

大谷翔平、開幕8戦、37打席ノーアーチ 自己ワースト更新 この日は3打数無安打1四球 ドジャースは逃げ切り3連勝(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース

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「重症じゃね?」大谷翔平の珍しい見逃し方に心配の声 里崎氏は投手絶賛も「振らないのは悲しい」(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース

まあ、最近の大谷翔平関連のニュースの話題を見ていると、仕方ない結果としか言えない。

新チームのドジャースと1,000億円契約して、結婚もして、みんなから見れば幸せそうに見えるけど、実際は手術明けで、本来のパフォーマンスよりも下がることがほぼ確実な中、「二刀流復活のため」「1,000億円に見合うため」「新しいチームのため」「結婚した奥さんのため」と、まあ頑張らなければいけないことが多すぎた。

そこで、水原一平の違法賭博問題。心が意気消沈して、すぐには影響が出ず強がっていたとしても、少し時間が経てばズドーンとやってくる。僕が大谷と同じ立場だったら、堪え切れないでしょう。

ドジャースが強いチームだから、大谷翔平がホームラン打たなくても、ベッツなんかはホームラン打ちまくっている。そのせいで、逆に大谷翔平が小さく見えてしまう。孤軍奮闘だったエンゼルスよりも、はるかに環境はよくなっているし、悪いことだけではなく良いこともたくさん起きているのに、どうしてこうなるのだろう。何かの罰ゲームか。神は大谷を藤浪のようなイップスにしたいのか。

まあ、そうは言っても、ヒットは出ているしチームにも貢献している。そんなに悲観するべき状況ではないと信じたい。大谷翔平はまだまだやってくれる。もし、MLBを永久追放になった時は、日本でやればいいさ。NPBの最強選手になるために、日本に帰ってくればいい。契約金も全額返金しよう。メジャーで通用することは十分分かった。後は自分の好きなことをして生きればいい。そう、それでいいさ。

こういう時は、犬が必要だ。僕が大好きな漫画であるPeanuts(スヌーピーの登場するアメリカの新聞の四コマ漫画)では、こういう時スヌーピーが英語で「犬が必要かもしれないな」と言う(悩んだときに元気が出るスヌーピーの74ページ、マーシーに対するスヌーピーの言葉)。その通り、デコピンと一緒に遊んだほうがいい。なんなら、ドジャースの試合は休養で欠場すればいい。デコピンと一緒に公園で遊んだほうがいい。なぜなら、犬は人間よりも賢い点が多いから、人間の分からないことを犬が分かってくれる。デコピンがこの問題を解決してくれるはずだ。

みんな大谷に対して好き勝手なことを言いすぎ

以下のニュース記事のコメント欄を見ていて、なんだか滑稽で笑えてきた。

大谷翔平の不振は「タイミング」 自己最悪の開幕8戦HRなしも…指揮官は“楽観視”(Full-Count) - Yahoo!ニュース

これくらいの不調は今までもあったとか、もっと長い間静観すべきだと言っている人もいれば、一刻も早く一発が出てほしいと言っている人もいる。

中には、結婚をもう少し早くしたほうがよかったとか、あるいは水原一平との関係を元に戻せなんて、みんな言うことが人によってまったく違う。

本当に、ネット民は好き勝手なことを言うが、まったくその言葉にひとつも価値がない。

所詮、ネットの言説はその言説をしたのと同じレベルの人間が読むためにある。だから、こんなコメントを大谷に見せるなんてことを考えちゃいけない。あくまで素人が書いて、その素人と同じ素人が読むためのメディア。それがネットだと思う。

水原一平がいなくなったのは大きい

とは言え、以下の記事などを見ると、水原一平がいなくなったのは大谷にとって大きいだろうな。

大谷翔平に見えた“孤独” いるはずの人物がいない…米記者が指摘「貫禄なくなってる」(Full-Count) - Yahoo!ニュース

なんというか、「飼ってた猫が死んだ」ぐらいの衝撃じゃないだろうか。今までいつも一緒にいた水原一平がいなくなった。それだけで、野球というスポーツが極めて異なるものになってしまった。

まあ、なんとかなるよ。大谷翔平は強い。今まで「二刀流をやめろ」と言われ続けてきて、それでも二刀流をやってきたんだから。

ヤフコメにもあるように、二刀流ではない打者だけのシーズンだから、もっと結果を残すだろう、という考え方は当たらなかった。大谷にとっては二刀流は自らの野球の基本で、投手がなければ打者もできない。大谷にとって打者は投手をやりながら調整してホームランを打つものだった。

手術明けということもあり、多くの人が指摘しているように打撃でさまざまな問題や制限が生まれている。僕は詳しい野球技術のことはまったく分からないが、手術の影響でホームランを打つためのスイングがいつものようになっておらず、角度が上に向かなくなっているらしい。僕は野球経験が何もないので、スイングなのか打球なのか、なんの角度が上向きになっていないのかは分からない。それでも、手術した腕を使って野球をやるのは、投手だけではなく打者であっても影響はあるだろうということは分かる。以前の第一回の手術明けの時も、打撃成績は振るわなかった。投球ができるようになれば、打撃の感覚も取り戻せるのではないかと思う。

これは駄目かもしれない。でも、駄目でもいいと思う。ドジャースに移籍したばかりで水原一平もおらず、大谷のほうからみんなとのコミュニケーションを取ることも難しくなっている。だが、ドジャースに移籍して幸いなのは、オープン戦でホームランを打った時、大谷を笑顔で迎えたフリーマンのような良い人間性を持った選手がいることだ。そういう他の選手のほうから、大谷に駆け寄って手助けしてやってほしい。大谷のほうから何かをするのはもう限界だろう。

大谷翔平は悲しい

ヤフーニュースを見ていると、大谷と関係ないはずの僕まで悲しくなってくる。

大谷翔平「顔が暗い」「疲れているのでは?」見逃し三振後にベンチで見せた表情に心配の声相次ぐ事態に(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース

この記事のコメントにもあるように、大谷翔平はエンゼルスのほうがよかったのかもしれない。

ドジャースのような強豪チームよりも、自由で気ままなエンゼルスのほうが、大谷にとってはよかったのだろう。

「ほかの強い選手に負けないように」とか、「みんなができるから自分もやらなければ」とか、今まで思わなかったいろんなことを思うようになって、手も足も出なくなっているのではないか。

それから、ユニフォームも明らかにエンゼルスの「赤」のほうが似合っていた。赤は「情熱」や「リーダー」を連想させる。ドジャースの「青」は「自由」を連想させ、冷たくよそよそしく見える。

大谷翔平はエンゼルスとの相性がよかった。あんな弱小チームでも投手で二年連続で二桁勝てたのは、大谷が二刀流で登板を頑張るとエンゼルスのみんなが奮起して大谷のために頑張るからだ。エンゼルスの「連敗ストッパー」の呼び名は伊達じゃない。エンゼルスの選手は、大谷が登板した時だけ別チームのように強くなる。確かに何度も勝ち星は消されたが、「大谷翔平に率いられたエンゼルス」はみんな大谷翔平の味方だった。

強豪ドジャースに移籍して、入ってすぐの超大型巨額年俸の選手に、周りの選手も気軽にコミュニケーションできないだろう。水原一平のサポートもなく、大谷本人が見ても、「このチームに自分は必要ない」と感じられるかもしれない。それこそ、「エンゼルスだからこそ二刀流ができた」という事実は、「エンゼルスでなければ二刀流選手は上手くいかない」という事実をも意味している。

にしても、あまりに多くの変化が一度に起きすぎたと思う。せめて、ドジャースとの契約が2年契約とかで、価格も50億円ぐらいだったなら、あるいは、最初から二刀流選手でなければ、手術が一度目だったなら、エンゼルスが弱小でなかったら、いろんな「もし・たられば」が浮かんでくる。だが、こういう時こそ応援するのがファン。ここはみんなで批判すべきタイミングじゃなく、暖かく応援すべきタイミングだ。そして、奥さんも結婚したんだからきちんと夫を支えてあげてね。結婚で本来の一流の仕事ができなくなる悪いパターンにならないように。

僕は何も知らない人間

僕は、物知り博士に見えて、実際は何も知らない人間である。

僕は昔から、まったくの無知であり、非常識かつ世間知らずな人間だ。

引きこもりになって、世間から離れて生きてきたせいで、生活に必要な最低限のことすら分からず、適当に何も知らずに生きている。

だから、困った時に、何も分からなくなってしまうことがよくある。

以前に比べれば、まだ知識や経験は増えたと言えるかもしれないが、大学の勉強はしているようでしていないし、本は読んでいるようで読んでいない。

昔は、そのような無知であるということが、逆に自分にとっての武器になることもあった。自由自在に子供のように世界のことが経験から考えられたのは、常識がなく、無知だったからだ。

だから、僕はそろそろ、そのような無知である自分を脱したい。もっときちんと世間のことを知って、きちんと生きるための最低限の常識を養いたいと、いつも思っている。

そのために、大学で勉強する必要は必ずしもない。大学では分からないことも世界にはたくさんある。だから、もっと大学以外のこの世界のことを知っていきたい。