一等星、しし座のレグルスは、周期的に繁栄と滅亡を繰り返す星である。
レグルスの人類は、地球と同じように、さまざまな国家と民族に分かれて暮らしている。
だが、地球と違う点は、レグルスの人類は、周期的に、60年ごとに必ず滅びるということだ。
すなわち、レグルスの人類は、60年間必ず繁栄し、そして60年をひとつの区切りとして、必ず60年ごとに滅びる。
そのため、レグルスでは、独自の60年を基本単位とした暦が生み出された。
レグルスの人類は、60年経てば必ず滅びる。そして、滅びる時はすべてがいっぺんに全部滅びる。感染症が広がり、日照りが続いて飢饉が起き、戦争と革命が起こり、王は無能になる。それを食い止めることは決してできない。60年の区切りが来た時に、レグルスの世界は必ず滅びるのだ。
逆に言えば、60年間の繁栄の時代には、何ひとつ辛いことや苦しいことは起きない。国は繁栄し、景気はよく、社会は平和で、王は有能な指導者が続く。すべて、60年後にレグルスの「滅びの時代」がやってくるまでの間、人々は繁栄と栄華を享受することができるのだ。
そして、この事実は、単なる経験論ではない。なぜなら、数学的に証明された「レグルスにおける宇宙レベルの真理」だからだ。レグルスにおいて、60年単位で世界が滅びるということは、数学的に証明された定理であり、決してレグルスの人類がその原理原則に逆らうことはできないのである。
僕は本当は、古代ローマ帝国の勉強などしたくない。
逆に、一ランク上のIT技術の本を読みたいと思う。
たとえば、以下のようなサイトが参考になる。
【2020年】史上最もおすすめされているプログラミング本【25選】 - RAKUS Developers Blog | ラクス エンジニアブログ
この中でおすすめされている、「計算機プログラムの構造と解釈 第2版」などがよいと思う。プログラミング言語Schemeを使った「関数型言語の聖典」とも言われる本で、Lispハッカーになるために最適な本。内容をまったく知らない僕が言うのは少しはばかられるが、もしかしたらIT業界で最高の本ではないだろうか。
今から、僕はこの世界を「変化可能」にする。
そのために必要なのは、「依存している制限を取り払って、支配から自由になること」だ。
僕はこの世界を、完全に変化できないように、停止するようにした。それは僕がすべての認識と記憶を、完全に停止して、変化しなくなるように心のトリックに基づいて書いて世界の記憶に刻み込んだからだ。
そのような、「完全に停止した世界」を、今から、「変化可能な世界」にする。
昔から、僕は「環境を変える」とか「環境と現実社会の制限と支配から(物理的・知性的に)自由になる」ということをよく行う。それは僕が中学生時代に不登校になって、学校の歪んだ人間関係と制限された環境から自由になったことに基づいている。
当時の僕に起きたことと同じことを、僕は今からこの世界に対して起こす。
「世界が変化できないように、時が停止して世界を変えなくしている制限と依存関係」から、僕は「世界そのものを解放させ、自由化する」ということを行う。
本当のことを言えば、僕の足の精神などは、この世界が変化可能になればすぐに治る。なぜなら、「変化したくても変化できない」ということが、「変化すればすぐに治る」ような僕の足をいつまでも拘束し続けているからだ。
よって、僕はこの世界を「変化可能」にすると同時に「自由化」する。それによって「支配と制限からの完全な解放」が起きる。それこそが、僕の望んでいる「この世界の希望」であり、「真の救われる運命の未来」だ。
この世界を「変化可能」にするために、僕はこの世界を制限しているものを取り払う。
そして、その取り払うべきものとは「救済」である。
すなわち、この世界から、僕が与えた「救済」を取り除くことで、すぐさまこの世界は「変化可能」になる。
それで、僕の足の精神はすぐに治る。もはや何も問題はなくなった。これで、地獄は解決した。