僕の問題は、頭の中の体力がないこと。
僕は、頭を使っているように見えて、実際は何ひとつ頭を使わず、最低限の今やっている通りのことをやっている。
すなわち、「分かっていることをただそのままやっている」だけで、頭を何も使っていない。
だから、頭を使うことをやると、すぐに疲れてしまう。
この頭の体力がつかない理由は、同じことを繰り返ししないからだ。
僕は、何かをやったとしても、それが一回限りで、一回やっただけで終わりになってしまう。
そのせいで、頭は、同じことを繰り返しして分かるはずの「知性」がなく、何も体力がつかなくなっている。
そのような頭を楽にするための方法は、「同じことを繰り返しする」ということだ。
すなわち、同じことを繰り返ししようとすれば、頭も体も体力がついて、楽にできるようになる。
そもそも、この世界には、同じことを繰り返ししてできることが一番多い。
たとえば農業であったり、工場労働者であったり、車や電車の運転手だったり、ほとんどの仕事は、同じことを繰り返し行うことで身につく。
だから、同じことを繰り返しすれば、体力がつくだけではなく、生活のために必要な「基本の力」を身に着けることができる。
僕は、そのような、同じことを繰り返し行う、ということができていない。
デザイナーができないのも同じ理由だ。きちんと同じことを繰り返ししなければ、デザインスキルは進歩しない。今分かっていることをただやるだけではスキルは向上しないのだ。
生活に必要なことは、まず、ものについて知ることだ。
IT技術や大学の勉強をいくら身に着けても、さっぱり生活のスキルは向上しない。
生活スキルを身に着けるためには、もっと「もの」について考える必要がある。
まず、ものには、「入れ物」と「置き物」が多い。
入れ物とは、たとえば水を入れるバケツとか、衣服を入れるタンスのようなものだ。
置き物とは、机やテーブルの上に置いたり、棚の上に置いたりするものだ。
そのような、入れ物と置き物のことがよく分かると、生活スキルが身につく。
同時に、生活において重要なのは「愛する」ということだ。
たとえば、人生では恋人と結婚して子供を産み、親として子供を育てる。そして、大人の男はか弱い女や子供を守る。
生活においては、そのような「強い人間が弱い人間を守る」ということが一番多い。
さらに言えば、プライバシーとセキュリティ、そして自らの財産の管理が問題である。
知られてはならないことを知られないようにし、財産をきちんと安全に管理することが、生活において犯罪から身を守るためにも、計画して人生のプランを立てるためにも必要となる。
ほかに重要なことは、「時間とスケジュール」を守ること、そして「食べる」ことだ。
約束した通りの時間に、決められた場所に行くこと。それを守らないと、この世界では何もできない。
スケジュール管理は多くの場合交通手段や移動手段と一緒だ。どのような交通手段を使うかを考えてスケジュールを決めよう。
それから、どのような場合においても「食べる」こと。食べることはほかの何よりも優先だ。
特に、この世界の多くのものが、「食べる」ことを基本として成り立っている。生物も、道具も、機械も、すべて「食べる」ためのものが一番多い。
ほかには、電気、ガス、水道、そして暮らしの上で必要な電話やインターネットなどのインフラ。家庭には必ず電力を供給するためのコンセントがあり、機械を動かすために必要となる。
壊れたものや足りなくなったものを買うのは基本だが、それをすべて頭の中で覚えていることはできない。やることリストやお買い物リストが必要となる。
あとは、他人のことをよく観察し、世界にある情報を上手く取り入れること。分からないことは大抵の場合インターネットに誰かが投稿している。それらを上手く使えば、この世界では生きられる。
必要なのは、家のどこにものがあるかを探り当てることができるスキルを持っていること。
これについては、たとえば「キッチン用品は台所周辺」とか、「衣服はタンスのある場所周辺」とか、「石鹸や洗剤は手洗い場や風呂場や洗濯機周辺」とか、「本や文房具は自分の部屋周辺」とか、そのように、ある程度の関連したカテゴリーを場所と一緒に覚えると思い出しやすい。
重要な場所は、「冷蔵庫」と「財布」である。冷蔵庫と財布だけは日々何度も入れ替わる。だから、冷蔵庫と財布が今どれくらいあるか、ということは重要である。
また、外に持ち歩くものについても整理しておくこと。特に、職場(僕のデザインの作業所)に行く時に必要な鞄、英会話に行く時の鞄、ピアノに行く時の鞄などを用意しておく。
それから、季節が変わった時に必要な場所も知っておくこと。扇風機や石油ストーブがある場所、夏服と冬服がある場所、あるいは夏用と冬用の布団がある場所などを知っておく。石油ストーブに石油を入れる方法や、石油をどこのガソリンスタンドで買うことができるかも知っておこう。
最後に、お金のことをきちんと管理すること。電力会社、ガス会社、水道局、電話やスマホやインターネットの回線などの現在の契約、それから銀行預金のための通帳、家族の入っている保険について知っておくこと。ピアノや英会話の契約、行っている職場や施設の契約、病院に行くための医療的な書類や契約なども知っておくこと。税金についても、所得税や相続税や贈与税のことは知っておくべき。それから、役所の手続きや税金の申告の方法、手続きをする際にどこに資料があるか(金額や時期を明確に示す資料とか、自らの過去の給与情報や医療情報などの経歴など)を知っておこう。
僕の精神は、世界精神と繋がっている。
世界精神とは、この世界のみんなと意識が繋がっているということだ。
これについて言うと、「繋がっていると思えば繋がっているし、繋がっていないと思えば繋がっていない」と言える。
そして、「繋がっている」と信じる人間には、世界と繋がったことが現実で本当に起きる。
僕の場合、この世界の多くの人々と運命的な出会いの奇跡が起きたし、神によって僕の人生の未来のことをすべて知った。
神は僕の人生を「問題なく正常に生きられる未来」へと導いてくれた。僕の未来を神が運命的に書き換えてくれたのだ。
そのように、精神的に世界と繋がっているという「世界精神」を信じれば、どんな奇跡であっても現実に起きる。
科学は決して正しくない。今の現代の科学はまだまだ何も分かっていない。奇跡は本当に起きる。
そして、僕はそろそろ、内臓がきちんと治った。
血液が綺麗になって、悪い細菌が死んだだけではなく、心臓、肺、胃腸といった主たる内臓がすべて綺麗に治った。
これ以上は、「体力をつける」ことだけで、きちんと大人として生きられる。
先にも書いたように、体力をつけるためには、同じことを繰り返しやればいい。むしろ、体力だけではなく、僕が求めていて望んでいる「知性」をつけるためにもそれが有効だ。
大学の知識を知るだけでは頭は賢くならない。
同じことを繰り返し覚えて学習することが知性となり、それが頭を賢くしてくれる。
数学の勉強で賢くなるのは最初に知った時だけだ。数学よりも、同じことを繰り返し行うことを覚えたほうが、大人は賢くなる。