大谷翔平がドジャースに移籍した。
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ネットではカナダのチームであるブルージェイズ有力などの情報が出ていて、混乱していたが、ひとまずドジャース移籍ということでホッとしている。
何がホッとしているかというと、エンゼルス残留でなかったことだ。
以前の僕はエンゼルス残留派だったが、今は違う。弱いチームで頑張って報われないよりも、強いチームで勝利する大谷が見たい。むしろ、強い選手が強いチームに移籍することは、何もおかしなことではないと思う。
二刀流が見れるのは再来年からになるが、ドジャースで20勝する大谷を早く見たいと思う。
早く大谷がドジャースでエースとしてチームを率いている姿が見たい。再来年まで待ちきれない。来年の打者大谷は三冠王、再来年は二刀流完全復活で20勝でサイ・ヤング賞が早く見たい。
だが、ドジャースの新しい大谷について言えることは、「どれくらい活躍できるかは未知数」ということ。
ドジャースで大谷がどのように起用されるのかはまだ分からない。
打者としても、怪我をしがちな大谷には休養を与えられるかもしれないし、投手としても登板数は減る可能性がある。
また、二刀流として復活した時に、どれだけのパフォーマンスが元に戻るかは分からない。もし十分に戻らなかった場合、「二刀流をやめろ」と言われる可能性は十分にある。
そういう意味では、今までエンゼルスで結果を出してきてよかった。エンゼルスでホームランキングになったことで、ドジャースでの「未知数の可能性」が悪い方向に行ったとしても、ホームランキングだけは取れたことになる。三割の打率や投手としての二年連続二桁勝利という数字も既に出した。これらを既にエンゼルスで終えていることの意味は大きい。
だが、そのような未知数の可能性が、全部悪い方向に出るとは限らない。ドジャースという良い環境なら、打者として敬遠されることも少なくなるし、投手としての勝ち星を上げるための打線の援護も得られる。勝利数を稼いだり、ホームランキングになることは今よりも簡単になる。だから、みんなで新しいドジャースの大谷を応援し続けよう。
今までのアメリカのメディアは、なぜすぐに決断せず長い間考えているのだと大谷を批判していたが、蓋を開けてみれば10年契約で7億ドル(約1014億円)という超巨額の年俸と契約。
これでは、大金が動く代わり、残りの野球人生をすべてドジャースという1チームに限定することになる。
そりゃ、考えるわけだ。
あるいは、ブルージェイズの提示した契約が大きく値上がりに繋がったという意見もあるが、実際はカナダのトロントはとても寒い場所で、リハビリにも影響が出る。
そして、エンゼルスと同じロサンゼルスなら、エンゼルスファンであっても簡単に観に来ることができるし、本人の今いる環境からの引っ越しも必要ない。アメリカに来た日本人が観に来るためにも別の国であるカナダよりは都合がいい。テレビ放送も観戦しやすい。愛犬にとっても優しいかもしれない。
まさに、考えに考え抜かれた契約だと思う。
残りの10年間で、大谷がどれだけの活躍をするのは未知数だが、この契約は「二刀流の大谷がいつまでも高いパフォーマンスで続くこと」を前提に決められている。だから、大谷はなんとかしてでも二刀流を復活させるだろう。だが、もし復活できなくても、エンゼルスで今まで活躍した内容だけで、既にものすごく偉大な野球選手だ。神はよく分かっている。願わくば、右肘をなぜ怪我しなければならなかったのか、それだけが分からない。「そんなに好条件ばかりだと腐ってしまう」とでも神は考えているのだろうか。もし怪我がなかったら、もっと評価は高かったかもしれないのに。