Assy著
スティーブ
20歳
男
技術者の家庭に生まれる
もって生まれた勝気が特徴
言論術が得意
自虐的だが温厚な正確を持つ
アメリカ人
シュバルツ
20歳
男
哲学者の家庭に生まれる
いつも何か考えては書いている
本当は医者になりたい
脳科学を研究している
ドイツ人
シェーラ
20歳
女
猫が大好き
教育者の家庭に生まれる
聖職者になりたい
キリスト教徒だがユダヤ人が好き
ドイツ人
アブラハム
20歳
男
恐怖といつも戦っている
生まれつきのパーキンソン病
いつか世界を変えたい
ナチスが大嫌い
アラビア人
彼らはインターネットで話を始めた
スティーブ「何だ。アメリカ人は僕一人か」
シュバルツ「ここに呼ばれて光栄だ。まず僕の出生を話そう。僕は生物学が好きだ。学校では数学と理科が得意だった。最近は医学と哲学を同時にやっているが、経済学も好きだ。僕のアンテナに入ったものは・・・」
スティーブ「何だお前。うざい」
シュバルツ「何だと。アメリカ人は全員嫌いだ」
シェーラ「あなたの方が悪い」
シュバルツ「別に関係ないね。」
シェーラ「あなたは何で出生を話そうと思ったの?特に必要無いでしょ」
シュバルツ「最初に自己紹介をするのは当然だ」
スティーブ「どうでも良い話を延々とするな。それよりスターウォーズが好きな人は?」
スティーブ「居ない?」
シュバルツ「アメリカ人は幼稚だ」
シェーラ「私は映画は好きじゃない」
スティーブ「じゃあ音楽は?」
シュバルツ「バッハ」
スティーブ「僕はロックだ」
シェーラ「バッハとモーツァルトね」
アブラハム「僕はフォークソングが好きだな」
シェーラ「誰?」
スティーブ「誰?」
シュバルツ「だから自己紹介が必要なんだ」
アブラハム「僕はアブラハムと言う。英語には慣れていない。たまに話すけど、実際に会って話がしたいな」
シェーラ「私も実際に会いたい」
シュバルツ「良いだろう」
スティーブ「どこにするの?」
彼らは話し合って、7日後にロンドンで会いたいという事になったが、金が無いので、とりあえずシュバルツとシェーラがドイツで会う事になった。
シュバルツ「手紙のやりとりにしたらどうだろう」
シェーラ「それがいいわ」
これがシュバルツの手紙だ
"僕はあのシュバルツだ。とにかく、君(スティーブ)が会いたい会いたいと言うので、君に送る。シェーラとはもう会った。しかしながら、アブラハムが遠すぎる。君は金があるみたいだから、何とかやってくれ"
スティーブから3日後に手紙が帰ってきた
"もう全て手配した。君の住所が分かったから、アブラハムを連れて、君の家に行くよ"
なんと、その2日後に、シュバルツの元にアブラハムとスティーブがやってきた。
「恐ろしい。何と言う奴だ。」
アブラハムが言った。
「僕は何でも病気を治せる。パーキンソン病さえも治し方が分かってきた。とにかく、最後までやりきって、分かりたくない事さえも知覚すれば良いんだ。」
シュバルツが言った。
「それはすごい。最後までやりきると言うのはどういうことなんだ?」
アブラハムが言った
「何と言うか、恐怖や不安に耐えながらになってしまったけど、とにかく、とにかく、もう分からなくなってしまった事を、ひとつひとつ知覚していくんだ。そして、どんどん頭や神経が動いていくんだけど・・・」
シュバルツ
「それじゃ分からない。何で分からなくなったんだ?」
アブラハム
「分かっているんだけど、沢山の事をやってしまったために、脳が整理が出来なくなってしまった事を・・・」
シュバルツ
「分かっている事とは何だ?沢山の事とは?」
アブラハム
「僕は昔は自由な人間で、沢山の事を経験と思考で分かっていたんだ。でも、全く新たに、経験した事の無い、思考文章というか、逆理解というか、難しい内容の今までやった事のない記録を始めてしまったから、昔分かっていた事が思い出せなくなって、しかも、変化が止まってしまった上に、文章で変化するようになってしまったから・・・」
シュバルツ
「ダメだ。僕には分からない」
スティーブ
「僕には結構分かった。要は、死にたいけど死にたくないんだ」
アブラハム
「素晴らしい。あなたは神のようだ」
スティーブ
「ごめん。内容はさっぱりだけど、可哀相としか言えない」
シュバルツ
「僕が考えるよ」
シュバルツ
「難しい事を考えないようにしたら?」
アブラハム
「難しい。頭が制御不可能になるんだ」
シュバルツ
「それじゃあ、我慢するしか無い」
アブラハム
「それには耐えられなかった」
彼らは、そうした話をして、また1ヶ月後に会う事にした。1ヶ月後、シュバルツの元にアブラハムから手紙が送られてきた。
"親愛なる僕のお医者様へ。僕は治った。また1からやり直す事になったけど、まるで生まれ変わったみたいに健康で、僕はもう中身は無いけど、でも毎日が楽しくなった。
スティーブによろしく"
シュバルツは返事を書いた。
"良かった。僕にもなんとなく分かる。君は神のご加護を受けたんだ。生まれ変わりを体験したんだよ"
アブラハムは返事に感動はしたが、自分なりの理解をした。