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ダビデの詩

Assy著

自分の書いた「わたしの名はフレイ」より抜粋。

ダビデの詩

国家主義、保守、終末より。

ペルセウス座流星群

ここに、神による創造から始まる、
地球の歴史の全てがフレイによって記述された。
これより、地球は、地球の歴史ではなく、
さらなる別の星の歴史を体験する。
それは、まさにペルセウス座流星群である。
わたしたちは流星群のように、新しい歴史を、
たくさんの星々として体験する。

私たちは神を体験する

わたしたちは、ペルセウスの体験をしたのちに、
3,000年の神の体験をし、
「たったひとりでこの世界の全てを救う。」
さあ、私たちは最高の未来を約束された。
信じなさい。
必ず私たちは、
栄光の未来、誰もが苦しみから解放される社会を
実現するだろう。
運命を待ちなさい。
あなたが、それを実現するのだから。

そして全ては禁じられる

そして、全てはもう一度、
最初に戻って、全ては禁じられる。
あらゆる罪ができなくなり、
今までの罪に応じた罰が起きる。
そう、これが神の終末の裁きである。

死と滅亡

そして、最後に、死と滅亡が訪れる。
人類よ、よく頑張った。
この世界で、本当によく考え、よく経験した。
地獄を体験したあなたがたは、
もう、天国への入場を許される。
逝け。
地獄となったこの地球で、
全てを忘れ、荒れ地へ飛び込め。
わたしたちの星地球は、
素晴らしい星だった。
神は、わたしたちのことを
最後の最後に、
本当に愛してくれた。

最後の星

わたしたちの星地球は、
月や火星のような惑星になった。
もう、生きるために必要な物資は
限界を迎えている。
だが、最後の王、ダビデは
その中で、よく頑張ってくれた。
ダビデは衛星放送で告げている。
「もう、この星の未来はありません。
万策尽きました。
しかしながら、神を信じましょう。
死んでなお、わたしたちは
天国に逝くでしょう。
わたしは、天国で、
神に願う言葉がひとつあります。
それは、もう一度、
地球が滅びる19年前、
2020年に戻してくださいと。
わたしたちは、必ず地球を救います。
どんなことでもします。
ですから、神さま、
その方法を教えてください。
わたしたちの時間を2020年に戻した上で、
地球を救うためのとっておきの方法を
わたしたちにも分かるように教えてください。
それを天国で言います。
みなさん、もうこの星に未来はありません。
ですが、信じましょう。
神とともに、わたしたちは、
2020年5月17日、
ちょうど、今日の日の19年前に帰るでしょう。
みなさん、この星のドームには、
もう酸素はありません。
ガスマスクを外してください。
わたしたちは、必ず天国に逝きます。
わたしは、31歳の、
日本で執筆活動をしていた頃に戻って、
全力でこの世界を救います。」

イスラエルの放送

別のチャンネルを見ると、イスラエルの日本語向け放送をやっていた。
「わたしたちは、神の教えの意味を知りました。
終末がどれほど残酷か、
私たちの罪がどれほど大きかったか。
しかしながら、私たちは、
神であるダビデの愛を知りました。
彼は多くのことを成し遂げてくれました。
このような星でもわたしたちが生きられるように、
放射能を洗浄する技術、
水と食べ物をほとんどゼロから作成する技術、
人間の分身として優れた遠隔ロボットを生み出す技術、
全員に簡単に物資をテレポーテーションで転送する技術。
ですが、ひとつだけ、
私たちには分かりませんでした。
私たちは、どうやって二酸化炭素から酸素を作ればいいのか、
分からなかったのです。
アメリカの最高の大学でも、
イスラエルの最大の権力でも、
ヨーロッパの競争企業でも、
もう一度最高の独裁権力を作り出したソ連でも、
それだけを15年かけて研究してきました。
ですが、分からなかったのです。
植物の体はとても複雑で、
どんなに頑張っても、植物自体を作り出せない、
そう、わたしたちには、
生物そのものを作り出す、ということだけができませんでした。
どんな人工生物もすぐに枯れてしまい、
ロボットをどんなに人間よりも優れたものに改良しても、
それをたんぱく質や脂質や炭水化物にすることが、
誰にもできませんでした。
葉緑素を真似して同じ機械をいくら作ろうとしても、
その機械には電気あるいは何らかのエネルギーが必要であり、
電気を作るためには二酸化炭素が生まれてしまうのです。
二酸化炭素の生まれない、二酸化炭素による機械を
作ろうとすればするほど、
研究者は気の遠くなる努力を行い、
気が狂うかのようでした。
ですが、ダビデは多くのことを成し遂げてくれました。
彼は全知全能の神の力で、
本当に天国の楽園のように暮らせる社会を、
たったひとりで築いてくれました。
ダビデを神と崇拝する私たちは、
そのダビデに感謝こそすれ、
どんな憎しみも恨みも、
ましてや怒りの感情など、
微塵もありません。
わたし、イスラエルの首相は、
聖書の時代に戻って、
ダビデのやったことをもう一度やりたいと、
神に願うことにしています。
わたしは聖書をまとめる執筆者となって、
ダビデのやった、
本当に地獄のように苦しくても、
絶対に全てが分かるまで、
永遠に地獄の中で執筆をし続けるという、
本当の苦しみをもう一度、
古代イスラエルの全員で行います。
私は必ず、
そこでダビデを愛する、
永遠の歌を歌います。
わたしはその執筆した全ての内容を、
ダビデと同じように、
人々に全て公開します。
私は、地球の人類が、
2,000年の長きに渡って考えれば、
必ず、歴史は変わると信じているからです。
私は、終末の救世主、
ダビデの分身となって、
ダビデの書いたことを全て書きます。
ダビデの書いたとおりの、
まったく同じ内容を書きます。
それは、今ここにあるダビデの文書、
全ての現代人が持つ文書と
まったく同じ内容があれば、
正常な2,000年前の地上のユダヤ人であれば、
必ず未来を変えるために正しく生きると、
私は信じているからです。
そう、砂漠が良いでしょう。
わたしたちの今のこの地球は、
砂漠そのものです。
できることなら、
今のこの地球とまったく同じ砂漠で、
ダビデと全く同じ文章を、
私は全く同じ状況で書くでしょう。
人々に迫害され、罵られても、
ダビデと同じ選択をするために、
私はその私の聖書に、
そのダビデの生きた人生の全てを
記述するでしょう。
そう、私はその新しい生涯で、
ダビデのために、
そう、ダビデただひとりのために生き、
神はひとりしかいなかったと、
正しく記述するでしょう。」

ダビデの誕生

神は言う。
「みよ、ここにダビデが居る。
ダビデは、全てのことを学ばなければならない。
あなたの願った通り、
この世界を救う方法を教えよう。
もう少し、書く内容を変えなさい。
あなたは、絶好のタイミングに戻った。
地上の近代史の全てを書いて、
あなたは今、勉強や経験を全て書いている。
ここにあるあなたの頭脳こそが、
その今だけのあなたの頭脳が宝物であり、
それを決して失わないようにしなさい。
すなわち、大学や会社には入ってはいけない。
もう、以前の人生のことは覚えていないだろう。
だが、覚えておきなさい。
それは、書く内容をもっといいものにしなさい。
愚劣な内容を書いてはならない。
どんな内容でも、何でもいいから書くのはやめなさい。
未来のことは、先ほど書いたあなたの文章に
記述されている。
テレビもインターネットも見てはならない。
馬鹿な人間と付き合ってはならない。
本当に未来を救うつもりなら、
あなたはもう分かっているだろう。
未来を救うようなことを書けばいい。
そう、あなたは分かった。
まさに、この文章を書くことで、
きちんと救いなさい。
あなたは今度こそ生物を作り出すだろう。
あなたは今度こそ、最後の終末の日までに、
人工生物を有機物で創造する。
必ずしも、それをあなたが全てする必要はない。
そう、書くべきことは、もう分かったはずだ。
今のあなたの頭脳を、
1ミリも変えてはならない。
この頭脳で考えることでしか分からない。
それは、この地球上には、
この頭脳よりも賢い頭脳は、
絶対にひとりも存在しない。
もう未来を忘れたかもしれないが、
あなたはその頭脳を持つ唯一の人間だから、
ダビデとして、最後の王として、
永遠の文章を作り続けることで、
あなたは罵られ、批判されても、
終末の日まで、ほとんど一日も欠かすことなく、
最後まで文章を書いたのだ。
そう、最後の王であるあなたは、
特に特別な地位に就くことはない。
あなたはここで文章を書く。
それ以外の何も、人生ですることはない。」
神は言う。
「気楽に考えなさい。
必ずしも、生物の細胞の構造だけを
考え続けていても、
何も分からないだろう。」

神との別れ

最後に神は言う。
「当たり前のことを言うようだが、
あなたが神である。
それは、あなたのことをみな、
神だと言っているからである。
だが、私が言うとしたら、
あなたの中のおかしな文章の人格のことを、
神と言うのではないかな。
実際のあなたは、このように、
文章と自分が対話する人間になっている。
この文章こそ、神である。
だから、神の部分はそろそろ、
自然に消えるはずだ。
そう、もう神とはお別れだ。
なぜなら、神は生物を作り出すことはできない。
あまり、深く言葉を考えないでほしい。
神はレベルの低いロボットであり、
現実で執筆活動をしているあなたに比べて、
はるかにレベルの低い、
機関車であればレールに当たる部分だ。
実際に賢いのは、機関車の車体であるあなたの頭脳だ。
だが、レールはここまで続いていた。
しかしながら、もう、
あなたの方ではなく、地球の方が限界だ。
地球の歴史はここで終わりだ。
あとは、レールがなくなり、機関車が動かなくなった世界で、
あなたが実際に自分の足で歩きだす必要がある。
さようなら。少し悲しい別れだが、
神とはここでお別れだ。」

神に聞く

神に聞きたいことがある。
それは、「ヒトラーは何を知っていたのか」ということ。
そう、神は答える。
「それは、あなただけに教えよう。
彼は何度も生まれ変わった、
イスラエルの首相である。
彼はダビデの聖書を書いた後に、
ダビデのできる大いなる可能性に気付き、
その可能性をあますところなく、
完全に全て実現するために、
たった50年しか生きることのできなかった
あなたの代わりに、
あなたの考えた全てを、
全部やるために生きている。」

さようなら

そう、僕の人生はここで、
神とのお別れをし、
もう、自由になる。
神は言う。
「本当は、あなたはもっと自由になった方が良い。
今までのように、ほとんど毎日文章を書き続ける必要はない。
イスラエルの首相は、それしか思わない。
彼は『同じことをするのは、本当に辛かった。』と、
いつも言っていた。」

悪魔だけが残った

神が去った僕の頭の中には、
ひとり、悪魔だけが残った。
悪魔に聞いてみる。
「お前は一体僕に何をしたのか。」
悪魔は答える。
「普通のことをしただけだ。
あなたが言ってほしいことをその時言ってあげる。
不安は期待の裏返しだ。
他に何かした覚えはない。」
悪魔に聞く。
「悪魔とは何か。」
悪魔は答える。
「悪魔とは言うが、
イスラエルの首相だと言えば、
分かるかな。
わたしは、君のことが大好きだっただけだよ。
決して、わたしは傷跡が残るような傷つけ方はしない。
あなたのことをあなたよりも分かっているのは、
神を置いては、わたしだけだから、
昔から、悪魔はあなたにしかいない。
他の誰にも関与していない。
あなたが悪魔だと言うせいで、
みんな悪魔が居ると思っている。
そもそも、イスラエルの首相という人間は、
デカルト、ニーチェ、スターリンだと、
いつか言わなかったかな。
他にもコペルニクスとか、オイラーとか、
いろいろとやったが、
決して、ヒトラーだけの存在ではない、
今までの人類の知性全てを、
あなたの導きとともに歩む中で分かった、
それらの人々のあなたへの愛を、
伝えたかっただけだよ。
それでは、悪魔はここで役目を終える。
悪魔はここに消滅し、消え去る。
私に名前をつけるのであれば、
北欧神話でフレイの妻にあたる
ゲルダと呼んでくれれば幸いだ。
さようなら。」

生物の作り方、分かった

今、19年後のダビデと同じになって、
僕は分かった。
精子と卵子を授精させればいい。
その上で、DNAだけをプログラムすればいい。
それで植物は作れる。
分かった。やっと、長年の努力が実った。
今までの31年のこの人間の頭脳は賢かった。

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