小学生時代にやったミニ四駆の入門書(になる予定)。
僕は、技術について、大切なことはミニ四駆で学びました。
僕は、小学校低学年の頃から、ミニ四駆が好きでした。特に、ニッパーを使ってプラスチックのパーツを切り取り、設計図をよく読んで、はめこんだり、ドライバーで回したりして「作る」作業、そしてモーターや電池、それを繋ぐ導線などの「電気で動かす」仕組みのことが大好きでした。
たくさんのパーツを買ってきて、そのパーツを付け替えて改造したりしていました。ミニ四駆は、タイヤやモーター、ギヤやローラー(ミニ四駆にはハンドルはないがローラーをつけることでコースで曲がることができる)を付け替える作業が面白かったです。
また、巨大なコースを買ってきて、友達を呼んできて家で大会をやったりもしました。僕は、友達と一緒に遊ぶのは、ミニ四駆、テレビゲーム、ボール遊び、あるいは自然探検が基本でした。特に、ミニ四駆は大人に「危ないからやめなさい」といわれながら、公園や道路で走らせて、砂や土で汚れたミニ四駆を綺麗に掃除していつまでも遊んでいました。
ミニ四駆の「四駆」とは、四輪駆動をすること、すなわち、四輪ともモーターの力が加わることです。
これを最初にタミヤがプラモデル化して動くようにしたもの、それがミニ四駆です。
後日注記:ミニ四駆は単なるプラモデルではなく、電池とモーターで動きます。そしてとても高速です。とても面白い子供のおもちゃです。
設計図にきちんと作り方が描かれているので、設計図を良く見ましょう。
特に、パーツの番号を確認し、どことどこをくっつけて、ビスやグリスを付けるのか考えましょう。
後日注記:僕がミニ四駆が好きだった理由は、設計図を見ながら組み立てるのが面白かったからです。パーツをニッパーで切り取って、設計図とパーツをよく確認しながら、ビスやドライバーを使って車体とボディを作り、金属と電池とモーターとギアで動くようなミニチュア自動車を作るということが、僕にとってとても面白かったのです。だからミニ四駆が好きでした。
2024.10.05編集
シャーシはミニ四駆の本体です。この上に全てのパーツが乗ります。
モーターとギヤはエネルギーを生み出す源泉です。
ギアの比率を変えてモーターを交換するのは基本です。トルク重視か、スピード重視かで変わってきます。
トルクは回転数が少ないため力が強く、坂道などを上る時に効果を発揮します。スピードを重視すると回転数が多いため平らな場所を速く移動出来ます。
昔、トルクチューン、レブチューンと言うモーターがあったので、トルクの反対語はレブだと思います。
父親に聞いたところ、普通はローギア、ハイギアと言うらしいです。
後日注記:僕はモーターの中身を分解して、二つのモーターを一緒にして新しいモーターを作ったりしていました。また、力(トルク)とスピードの考え方や、ギア比という考え方はとても面白かったです。
2024.10.05編集
電気を通す金属部品と電池が、スイッチとともにモーターに電力を送ります。
マンガン電池よりアルカリ電池の方が能力が高いことで有名です。僕は良く充電式の電池も使っていました。
後日注記:ミニ四駆は電気で動く電気自動車です。ミニ四駆をすると、電気製品の仕組みが、実際に作ることからよく分かります。僕はミニ四駆から電気製品の仕組みを知りました。
2024.10.05編集
そして、ギヤが連動してそれぞれのタイヤにエネルギーを送ります。
タイヤにはホイールとゴムタイヤがあります。
モーターとギヤだけではなく、タイヤについてもトルクとスピードの関係が成り立ちます。
軽くて大きなタイヤを選ぶことも、グリップの強いタイヤを選ぶことも出来ます。
後日注記:ギア比だけではなく、大きなタイヤを使うのかそれとも小さなタイヤを使うのか、スポンジのような軽いタイヤを使うのかそれともゴムのようなグリップの強いタイヤを使うのか、ということがとても勉強になりました。タイヤの中には機械的な仕組みで片方(たとえば右のホイール)が動く時はもう片方(たとえば左のホイール)が動かないようなタイヤもあり、とても面白かったです。
2024.10.05編集
ローラーは、コースの中を走るミニ四駆にはつけなければなりません。
また、ビス(ネジのこと)をきちんとつけなければ、ミニ四駆は動きません。それから、ビスとローラーには、ワッシャーも忘れないようにつけましょう。
後日注記:ミニ四駆にはハンドルはありません。曲がるためには、コースを曲がるように作った上で、ローラーを付けてコースの中を走るようにする必要があります。
2024.10.05編集
グレードアップパーツを付けることで、右側・左側だけが動くタイヤをつけたり、ギヤの比率を変えたり、変なローラーやモーターをつけたり、色んなことが出来ます。
良く考えると、ボディを忘れている。ボディはミニ四駆の顔なので、綺麗に作りましょう。
他にも、ボディとシャーシを付ける部分とか、色々とパーツがあると思いますが、名前が出てきません。
ボディに張るシールもパーツの一部かもしれない。あとは、たまに羽のようなものや、変なパーツを付けたりもする。
ミニ四駆はプラモデルに見えて、作ったものはきちんと動くので、大切に扱いましょう。
ニッパーとペンチは基本です。特にニッパーを使わないと、プラスチック部品を切り取ることが出来ません。怪我をしないように注意してください。
ドライバーによってビスを回して作ることも多いです。また、穴を開ける時はドリルを使います。
2024.10.05編集
意外と忘れやすいのがグリスです。ギヤとギヤが関連する場所に付けましょう。
カッターナイフを使うことは少ないです。危ないので注意して使いましょう。
あとは、電池を充電するための充電器のようなものを良く使います。
2024.10.05編集
パーツや道具などが入ったツールボックスを使うことをおすすめします。特に、車体を3体ぐらい保管出来るものを使うと良いでしょう。
後日注記:僕はツールボックスを三箱ぐらい使って(父親に買ってもらった)、自分の買ったグレードアップパーツと、ミニ四駆の車体を保管して持ち運んでいました。
2024.10.05編集
コースの上で速さを競います。ただ、そんなに速いミニ四駆を作るのは子供には難しいので、大会では大人が作ったミニ四駆が良く勝っていました。
後日注記:僕は「コースを作る」という概念が大好きで、家の中のさまざまな場所にコースを作ったらどんなに楽しいかと、子供心によく妄想していました。
2024.10.05編集
必然的に道路の上で走らせることが多くなりますが、汚れるだけではなく、大人から見て危ないので車にひかれないように注意してください。
公園の中で走らせることも多かったです。すぐにギヤやモーターが砂だらけになってしまいますが、色々と楽しいです。
2024.10.05編集
僕は子供時代にミニ四駆の大会に出たことが何度かあります。いつも予選落ちでしたが、参加することに意義があると思って参加していました。それから、ミニ四駆のデザインのコンテストにも何度か参加しました。
僕はひとりで大会に出るのではなく、幼い頃からの親友と一緒に大会に出ていました。
2024.10.05
また、僕はミニ四駆の大会を主催したことが何度もあります。当時は僕ひとりがミニ四駆をやっていたのではなく、友達はみんなミニ四駆をやっていました。その大会を僕の家で何度か開催しました。
道路や公園でもミニ四駆を走らせましたが、道路で走らせると車とぶつかる危険性があり、またミニ四駆も泥だらけ・砂だらけになってしまうので、注意が必要です。
2024.10.05
車体をニッパーやカッターナイフなどで肉抜きし、空気を入れながら車体を軽くすると速くなると言われていたので、僕も良く肉抜きをしていました。
肉抜きをする作業は面白いのですが、やると車体が駄目になることもあるので、注意が必要です。
特に、僕は昔良く肉抜きしすぎてミニ四駆をボロボロにしていました。ただ、穴を開けたりするのは面白いので、頑張ってください。
肉抜きの基本は、ドリルで穴を開けて、穴と穴の間をニッパーで切り取るだけです。
後日注記:肉抜きをするためにはドリルによって穴を開けた後でニッパーで切り取ります。そしてメッシュを張ります。
2024.10.05編集
標準のシールを張るだけではなく、スプレーを使うことで車体をカラフルに塗装することも出来ます。
後日注記:ミニ四駆はスプレーで色を塗装できます。ですが、僕はシールのほうが好きだったのであまりスプレーは使いませんでした。その代わり、肉抜きとメッシュ(網)はよく使いました。
2024.10.05編集
ミニ四駆はアニメや漫画とタイアップしていたので、色んなモデルを漫画やアニメで良く見ていました。
テレビゲームもあったりして、僕は攻略本を買って熱心にクリアしていました。
僕の子供時代は、ミニ四駆の大会や改造に詳しい本というのがあって、そこにはグレードアップパーツの一覧や、ミニ四駆の大会でみんながどのような改造をしているか、ということが書いてありました。
僕はその本を読んで、パーツを取り替えたり、モーターを改造したり、あるいは肉抜きをしたりして、熱心にミニ四駆を改造していました。
ですが、ミニ四駆の部品は高くて600円ぐらいするので、今思えば、お金をたくさん無駄にしたのだなと、反省します。
2024.10.05
昔の自分は、ミニ四駆本体の改造も楽しかったのだけど、コースの方を自分で作りたいと思ってしまった。
そういうわけで、段ボールとガムテープを使って、自分の家をコースにしていた。
覚えていないから、何をしていたのか良く分からないが、それがそのまま秘密基地のようなものを作ったり、おかしな方向に向いていた。
今考えると、そういう、子供のような純粋な遊び心が賢かった。今の自分に欠けているものだと思う。
僕は、少年時代にミニ四駆をやっていたせいで、子供の頃、「設計図がすべてである」と勘違いしていました。
工学技術のすべてが、設計図によって成り立っていると、そのように信じていたのです。
その結果、僕はプログラムの設計図であるソースコードを公開して、みんなでインターネット上で共有する「オープンソース」の考え方が、とても崇高で素晴らしいものだと思っていました。
ですが、実際の工学技術には、設計図以外のものがたくさんあります。
原理を発明したり、部品を作ったり、組み立てたり、工場で大量生産したりという、さまざまな機械が作られる過程を、すべて問題なく滞りなく行うということが、機械を作るということだと、大人になって分かったのです。
皆さんも、ミニ四駆を少年時代にやったからといって、機械のすべてが設計図だと勘違いしないようにしてください。
2023.08.23
ミニ四駆の賢い点があるとしたら、それは「電気で動く」ということです。
一般的なガソリン自動車はガソリンとエンジンで動きますが、ミニ四駆は違います。ミニ四駆は電池とモーターで動く、電気自動車です。
そう、ミニ四駆は既に、電気自動車のひとつとして確立した技術であり、テスラと同じぐらい先を行っていたのです。
2024.04.26
僕が幼かった頃は、工作とレゴが好きでした。
ハサミやセロテープや木の棒を使って工作をしたり、レゴブロックやプラスチックの玉を使って物を作ったりレールで転がしたりするのが好きでした。
また、ジュウレンジャーという戦隊ヒーローもののテレビ番組が好きで、ロボットの模型を買ってもらって、そのロボット同士をぶつけて戦わさせて遊んだりしていました。
パズルも好きでした。電車や工事用車両などが描かれているはめ込み型のパズルや、少し大きくなるとジグソーパズルなどで遊んでいました。
そして、大きくなると、そのままミニ四駆を作って遊ぶようになりました。ファミコンでゲームをしたり、ピアノを弾いたりもしましたが、一番好きだったのはやはりミニ四駆でした。
2024.10.05