Slashdot/Redditの世界観。
Slashdotは英語圏の2ちゃんねると同様の掲示板サイト。日本にも「スラド」と呼ばれる日本版のSlashdotがある。匿名あるいはアカウントで好き勝手なことが書ける掲示板であることも2ちゃんねると同じだが、コンピュータ系の話題を主とする。サイト名のSlashdotの由来は「英語で発音する時にURLが訳が分からなくて面白いから」。
アメリカのスラッシュドットの日本版。Geek向けニュースを「タレコミ」という形で投稿できるほか、雑談や日記でつながれる。UNIXハッカーの情報源。
Redditは英語圏の掲示板サイト。気軽に情報を共有できるサイトとして有名。同様のサイトにDiggなどがある。
スラドについて言えるのは、「オープンソースの話題のための2ちゃんねる」です。
オープンソースやLinux/UNIXの話題について、みんなと意見や情報を交換したいのであれば、スラドにはそのための場所があります。
確かに、本当の2ちゃんねるを見てもいいのですが、2ちゃんねるにはWindowsユーザー(ドザと呼ばれる)が多く、最近ではLinuxのことがなんにも好きでないWindowsユーザーが、荒らしのようになってLinuxユーザーのことをいじめてくるようになりました。
そのような2ちゃんねるから逃れるために、Linuxユーザーが主体となっているスラドを見ることは、よい脱出策かもしれません。
ただし言えることは、「スラドと2ちゃんねるは大差ない」ということです。スラドには確かにLinuxいじめは少ないですが、書かれている情報の内容は2ちゃんねると大差ありません。荒らしのコメントを見ないようにすれば、むしろ5ちゃんねるのLinux板はスラドと何も変わりません。
ですが、スラドはUNIXユーザーの情報源であり、ツイッターやSNSを無理に使わなくても、スラドだけを見ていてもUNIXやLinuxの最新の動向は十分つかめるでしょう。
2023.08.18
スラドの特徴は、「タレコミ」「モデレート」「日記」です。
まず、スラドでは2ちゃんねるのように、ニュースを書こうとしても自分では掲載できません。いったんスラドの編集者に「タレコミ」として預けた上で、編集者がそのタレコミを採用した時点で初めて記事が掲載されます。
スラドでは、ツリー形式のコメントを付けることができますが、それぞれのコメントに「評価」であるモデレートを行うことができ、低いモデレートはデフォルトで表示されなくなります。
匿名のコメントもアカウントを取った上でのコメントも可能ですが、匿名のコメントは最初のモデレートが低くなります。
このように、スラドでは2ちゃんねるよりも厳しい仕組みを採用していますが、例外的なのは日記です。日記には、自分の好きな内容をいくらでも投稿できます。スラドには多くの日記があり、スラドの通はニュースよりも日記を見ている人が多いです。
ちなみに、スラドでアカウントにログインせず、匿名で投稿すると、表示名がAnonymous Coward (AC)となります。これは「匿名の臆病者」という意味であり、匿名の参加者を小馬鹿にしたような印象を与えるため、匿名が正義の2ちゃんねらーから嫌悪感を抱かれることが多く、両者は犬猿の仲であるとされます。
2024.12.07