はてなの世界観です。
はてなによるブログ・ブックマーク・質問サイトなどのサービス。
はてなは高いソーシャル技術力と斬新なアイディアでイノベーションの時代を切り開く日本のIT企業です。
はてなによるブログサービス。「キーワード」で繋がることが特徴。
独自の「はてな記法」と呼ばれる記法を使ってブログを書くことができる。プログラムのソースコードを綺麗に色分けして表示させることができるなど、技術系のブログに人気である。はてなブログにはSNS風の「読者になる」機能がある。旧来の人気のあったはてなダイアリーも今のところ健在である。
はてなによるソーシャルブックマークサービス。自分のブックマークをみんなで共有することで、話題のサイトを知ったり、他人のブックマークを見たりすることが出来ます。
一行コメントやタグの機能もあり、簡単な掲示板のような使い方もされているが、「みんなが見ているサイトはどんなサイトなのか」を見るために使う人間が多い。
はてなによる質問(Q&A)サイト。質問に答えてくれた人やサイトを「人力検索」してくれた人に対してポイント(お金)を払う。
はてなのキーワードサービス。キーワードを含むはてなブログなどの投稿を一覧することができる。
はてなの技術の中心は、このキーワード機能にある。Wikipediaのように、ユーザーが登録したはてなキーワードを、はてなブログやブックマークなどの投稿で自動でリンクすることにより、同じような記事を繋いで一覧したり、キーワードを含む最新の記事一覧を見たりすることができる。逆に、キーワードにリンクされるせいではてなのサービスを敬遠する人もいる。
はてなのニュースポータル。はてなブックマークなどから選別されている。
昔ははてなアイデアなどの面白いサービスがあった。今でもあるのかは分からない。
以下ははてな関係。
はてな関連の有名なブロガーと言えば、梅田望夫さんです。
オープンソースの活動をしていた頃、CNET Japanのニュース記事を読みながら、常に更新をチェックして、欠かさずに梅田望夫さんのブログを読んでいました。
著書である「ウェブ進化論」についても、本を買ってすぐに読みました。面白くてすぐに読むことができました。
2024.04.03
はてなブログにはSNS的な側面があり、「読者になる」機能を使うことで、さまざまなブログの著者と友人になり、ブログの最新情報を知ることができる。
スター機能(Facebookのいいねと同じ)もあるほか、コメントをつけることもでき、プロフィールに好きなものや自己紹介を書くこともできる。
はてなはブックマークや人力検索のような機能も豊富で、Instagramよりも先にフォトライフというサービスを作っていた。僕はインスタよりもはてなのフォトライフが好き。写真の繋がりを見るインターフェースが可愛い。
はてなのサービスに言えることとして、「人力でやる作業と、インターネットや機械の処理を組み合わせる」ということが得意である、と言えると思います。
人力検索はてな、はてなダイアリー(はてなブログ)、はてなブックマーク、はてなキーワードなどについて言えることは、「人力とインターネットを組み合わせる」ということです。
Googleのように、すべてを機械にして、すべてを自動化するわけはなく、人力による「手作業」を、分散した中で「ものすごくたくさんの人々」が行い、それをひとつのサービスとして「インターネットで共有」するということに、はてなの独自の強みがあります。
ある意味、地球という星の中で、IT業界がもっとも軽視しているのは「人間の数」です。この地球には、ものすごくたくさんの人間が存在します。だからこそ、YouTubeはつまらない動画であっても誰かが見ていて、再生回数が膨大な数になります。この「インターネットを利用する人間の数を上手く活用する」ことが、ここからのIT業界の戦略ではないかと思います。
僕は、はてなの世代です。
僕がインターネットをしていたのは、ちょうどはてなダイアリーやはてなブックマークが流行っていた時代であり、当時の「はてなアイデア」のようなかつてあったサービスで、僕はさまざまなアイデアを投稿したりしていました。
かつて、はてなという企業は、「日本の中のGoogle」のように取り上げられていました。はてなブックマークのような先進的なサービスが、ちょうどその時代Googleマップなどを提供していたGoogleなどと重なり、「Googleに勝てるかもしれない日本のネットサービス会社」であると言われていました。
時に、今のネット世界では、アメリカのサービスが流行りすぎていると思います。かつてのように、2ちゃんねるやMixiのような日本のサービスを使う日本人は少なく、多くがYouTubeやFacebookやXのようなアメリカのサービスを使います。あるいは、TikTokなどは中国のサービスです。あまりに日本のサービスが衰退しすぎて、まるで「IT技術はアメリカのもの」であるかのように言われています。
はてなという会社も、かつてほどの勢いはなくなりましたが、はてなダイアリーを改良したはてなブログなどは今でも主要ブログサービスとして君臨しています。いつか、はてなのような日本の会社が、アメリカなどの海外のサービスに競争で勝つ時代を見てみたいと思います。
2023.10.06