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ヤスパース

実存主義の哲学者。

本来の自分に立ち返る

ヤスパースは、集団の中で没するのではなく、本来の自分に立ち返ることで、哲学的真理を取り戻すことが出来ると考える。

後日注記:ヤスパースは自己啓発のビジネスマン・啓蒙作家のような哲学者であり、人間が自分の本来の姿に立ち返ることで、自分らしさを取り戻し、哲学的真理へと近づけると考えた。

後日注記:ヤスパースにとっては、「本来の自分に立ち返る」ことこそが、この世界における生きる目的であり、そのためには「群れた集団の中に没しないこと」が重要である。

包括者の暗号

ヤスパースは、この世界に起きる全てのことを、神のような「包括者」や「超越者」の暗号であると考える。

後日注記:この世界は一見普通の世界に見えるが、実際は「包括者」がさまざまなところに「奇跡」を散りばめており、それらは包括者による「暗号」である。

枢軸時代

ヤスパースは、中国の諸子百家、インドのウパニシャッド哲学や仏教やジャイナ教、イランのゾロアスター教、パレスチナでのイザヤ・エレミヤなどの預言者、ギリシャのホメロスやソクラテス・プラトン・アリストテレスなどが紀元前800~200年に現れたことを受けて、この時代のことを「枢軸時代」と呼んだ。