リアルタイムOSに関する世界観です。Linuxカーネルも参照のこと。
組み込みなど、小さなハードウェアに組み込まれたRTOSでは、リアルタイムに反応することが求められる。
RTOSでは、イベントが発火してからCPUで処理が行われるまでの時間を必ず守る(決められた時間内に処理される)。
そのために「優先順位」(レイテンシ)を使い、優先度が高いタスクの処理は、それよりも低いタスクの処理をすべて無視できる。
Linuxではrt(Real Time)関係の開発が行われている。RT-Preemptパッチを当てることで、完全にプリエンティブルなLinuxカーネルを使用できる。
RT-LinuxはRaspberryPiなどでも試すことができる。
Linuxのカーネルにリアルタイム機能を追加した、リアルタイムでマイクロカーネルなLinux。
現在誠意開発中のReal-Time LinuxのWiki。
組み込み用Linux。
組み込みOSは、汎用OSと異なり、メモリ常駐型で動作することが多い。
汎用OSのように、起動時にハードディスクからOSとプログラムを読み込むのではなく、主に書き換え不可能なROMを用いて、メモリに常に常駐した形で動作する。
ただし、一部の場合にのみ、書き換え可能なRAMを使うことがある。
(放送大学「コンピュータの動作と管理 ('17)」を参考に執筆しました。)
2023.05.27
商用のリアルタイムUnix。マイクロカーネルで、カーネルの機能を動的にサーバーを停止するだけで変えられる。
ソフトウェアの誤動作が致命的な結果となるような機器に多く使われており、スペースシャトルのロボットアームにも採用されている。
Wind River社による組み込み用のリアルタイムOS。
信頼性が非常に重要視される分野で多く使われている実績を持ち、NASAの火星探査機にも使われている。
地球と火星の間でのソフトウェアアップデートにも成功。
(おうちで学べるプログラミングのきほんを参考に執筆しました。)
マイクロカーネルOSについて詳しくはMachなどを参照のこと。
Java組み込みも参照のこと。