Waylandに関する世界観です。
X11の代替を目指す、ディスプレイサーバ。
X11がモジュール化し、機能をクライアントとウィンドウマネージャに明け渡すことにより、X11サーバーはほとんど何もせず、データ通信をしているだけになってしまった。
そのため、X11の機能を単純化し、単純なディスプレイサーバとして、Waylandと言うものが開発されている。
僕の見たところでは、今までの「のっぺり・もっさりしたGUI」が速くなるのではないか、と言う期待をしている。
Fedora 25は、GNOMEではWaylandを標準のディスプレイサーバとして採用している。
ちなみにWaylandのコードは以下から参照できる。
WaylandはFedoraで標準に採用されたのち、Ubuntuでも標準とオプションを繰り返して(一時期不安定ということで非標準に戻った)、最近はDebian 10でも標準になるとのこと。
いよいよX11は死んで、Waylandの時代ではないかと思います。
MriはUbuntuで独自に作られていたWaylandと似たような次世代のディスプレイサーバだったが、今ではUbuntuもWaylandを採用するなど衰退した。
X11に替わるディスプレイサーバのWaylandについて。