Red Hatに関する世界観2(DNF/Yum)です。
Fedora/Red Hatのパッケージ管理システム。
基本的に、インストールは、
dnf install [package]
削除は、
dnf remove [package]
アップデートは、
dnf update
パッケージの検索は、
dnf search [package]
でできる。
また、インストール済みパッケージの一覧は、
dnf list installed
利用可能パッケージの一覧は、
dnf list available
で表示できる。またパッケージの情報は
dnf info [package]
で表示できる。
インストール済みパッケージに含まれるファイルの一覧は
rpm -ql [package]
で表示できる。インストール済みパッケージの一覧は
rpm -qaでも表示できる。
特に、処理の履歴を操作出来るdnf historyが使える。undoやredoが出来る。
後日注記:互換性のないPython 2からPython 3へとアップデートするために、YumはDNFに置き換えられました。
DNFのリポジトリの設定ファイルは、/etc/yum.repos.d/*.repoにある。これはYumから変わっていない。サードパーティーの新しいリポジトリを追加するには、/etc/yum.repos.d/に*.repoファイルを追加する。
手動で*.repoファイルを用意しなくても、dnfコマンドでインストールする方法もある。たとえばCentOS 8でEPEL (Extra Packages for Enterprise Linux)を導入するには、
# dnf install epel-release
とする。これで/etc/yum.repos.d/epel.repoが追加される。
Yumの設定ファイルは/etc/yum.confに、DNFの設定ファイルは/etc/dnf/dnf.confにある。
(yumからDNFへの移行 - Qiitaやdnfのリポジトリの追加登録方法 【CentOS 8】 - sanosoft @ ウィキ - atwiki(アットウィキ)を参考に執筆しました。)
Debianのaptと同様、DNFでも-yオプションを使うことで、対話的な質問に対してすべて自動でyesと答えてくれる。時間がかかる処理を行う際、四六時中モニターに張り付いていなくていいのでおすすめ。
2023.09.10
DNF/YumのGUIフロントエンド。
DNF/YumやAptのGUIフロントエンド。
Fedora 30のDNFでは差分圧縮フォーマットのzchunkに対応した。zchunkでは、ファイルを複数の「チャンク」に分割し、コピーが必要なチャンクだけをコピーして、圧縮ファイルを構築できる。差分ダウンロードが可能なため、大幅な効率の改善が期待できる。
up2dateは昔のRed Hat Linuxで使われていたシステム更新用のツール。システムを最新にアップデートすることができる。初期のFedora Coreではup2dateに代わるツールとしてPowerPC向けのYellow Dog Linuxで開発されていたYumを採用した。
2023.08.17
Fedoraのパッケージ管理ツール。