ncursesに関する世界観です。
NcursesはTUIの対話的インターフェース。コマンドではなく、メニュー選択、テキスト欄への入力、ボタンの選択のような形で、CUI環境から対話的インターフェースを利用できる。Linuxカーネルの設定やDebconfなどでも使われている。
Wikipedia
スクリーンショット
ncursesは、TUIの対話型インターフェースを作る時のライブラリ。
ncursesは、4.4BSDで使われていたcursesの後継。cursesはviのコードを参考に書かれたそうである。
Linuxでよく目にする「青背景に灰色のボックスで文字を入力したりオプションを選択したりして次へと進む文字だけで作られた操作画面」はncursesが提供している。
viも参照のこと。
ncursesでは、terminfoとtermcapを使っている。terminfoはtermcapの改良版。termcapは端末の移植性を高めるためのライブラリで、最初はビル・ジョイによって書かれた。termcapには膨大な量にのぼる端末のケーパビリティが網羅されており、これを使うことでデバイス非依存の文字ベースアプリケーションが作れる。
bash, tcsh, vi, Emacsなど、カーソルやスクリーン画面の操作が必要なアプリケーションの多くはtermcapを使っている。