Alpine Linuxについての世界観です。
Alpine Linuxはmusl, BusyBox, grsecurity/PaXなどを使用したディストリビューション。
特徴は、高いセキュリティとリソース資源の最小化。LEAF Projectからのforkであり、LEAF Projectではフロッピーディスクひとつに入りきる小型のLinuxディストリビューションを開発していた。
特徴 | 説明 |
---|---|
musl | glibcよりも軽量でスリムなlibc。 |
BusyBox | UNIXのコマンドプログラムをひとつのプログラムに詰め込んで提供する。 ディスクの利用容量が大幅に少なくなる。 |
grsecurity/PaX | スタックスマッシング保護付きの位置独立実行ファイルとしてユーザーバイナリがビルドされている。 PaXでは、メモリ内のデータ用のページは実行不可に、プログラムコード用は書き込み不可になる。 grsecurityでは、完全なロールベースアクセス制御などのセキュリティの強化を行う。 |
小さくてセキュリティの高い、組み込みネットワーク機器などに適したディストリビューション。
postmarketOSはAlpine Linuxをベースにしたモバイル用のオペレーティングシステム。