東南アジアの世界観です。
東南アジアについて言えるのは、「ヨーロッパの白人に蹂躙された歴史」だと思います。
東南アジアは多くの国がヨーロッパ諸国の植民地になり、食料ではない商品作物(白人のための嗜好品のような農作物)やプランテーションのような農業を強制されたり、それによって農村が崩壊し、伝統的なものではなく植民地時代に作られた地主制度などで、農民は白人中心の植民地支配を受けてきました。
東南アジアではありませんが、インドのような南アジアや、中南アフリカの国々も、ヨーロッパの植民地にされ、伝統的な産業(インドの綿工業など)が破壊されたり、商品作物を強制的に作らされたり、貿易品の流通を白人が支配しました。
アフリカや東南アジア・南アジアのそうした国は、最近になって確かに独立こそしたものの、そのような植民地時代の経済的・資本的な支配構造は温存されていて、今でも、白人の資本主義的な準植民地的な支配を受けています。
はっきりいって、資本主義とはそのようなものであり、まったく平等ではありません。ソ連の社会主義は失敗しましたが、ソ連の目指した平等な社会は、そのようなヨーロッパの白人中心ではなく、地球みんなを平等にするという、正しい理想だったのです。
(シグマベスト 理解しやすい地理B 改訂版を参考に執筆しました。)
2025.01.20
東南アジアでは、農業の側面を見ると、モンスーン気候で夏の降水量が多いため、日本と同じように米作が盛んです。
マレーシアなどでは天然ゴムや油ヤシなどの特産品が作られています。マレーシアでは原住民のマレー系住民のほか、中国系の華人やインド系も多いです。
(シグマベスト 理解しやすい地理B 改訂版を参考に執筆しました。)
2025.01.20
東南アジア(スリランカとインドシナ半島)には、仏教国が多いです。ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジア、スリランカなどでは、日本に広まった大乗仏教ではなく、上座部仏教という古来の仏教の宗派が広まりました。ベトナムは大乗仏教です。またモンゴルやネパールやチベットなどでは、仏教の一種であるラマ教(チベット仏教)も盛んです。
仏教も参照のこと。
2025.01.25
そのような東南アジアあるいは南アジアの国は、工業を推進し、近年急速に進歩しています。
ですが、進歩とともに格差が拡大するとともに、国際詐欺グループのような犯罪組織のようなものも増えていて、そして武装組織がそのような犯罪組織と繋がり、世界中の治安を悪化させています。
なので、日本のような平和な国だと思って東南アジアの国には行かないほうがいいと思います。治安は悪く、犯罪ばかり多い国のほうが、地球には多いのです。
2025.01.20