AUTHOR: schwarz1009
TITLE: 僕は英雄じゃない
BASENAME: 2023/03/08/143827
STATUS: Publish
ALLOW COMMENTS: 1
CONVERT BREAKS: 0
DATE: 03/08/2023 14:38:27
この人間は、自分のことを偉大な英雄だと勘違いしている。
自分のことを、ジークフリートのような、英雄の人生だと思っている。
だが、それは完全な「美化」にすぎない。
そもそも、ジークフリートは賢くない。この人間が書いているジークフリートは、実際はひとりで世界を滅ぼそうとし、神の天罰を受けて地獄の苦しみを味わっただけの人間だ。
自らをジークフリートだと勘違いするのをやめよ。この人間は、片手間仕事で文章を書いただけの、成長が今ひとつなデザイナー見習いにすぎない。
はっきり言って、ジークフリートこそ、別の人間であると見做すべきだ。
自分をジークフリートだと思わないだけで、この人間のおかしな点はすべて消え去る。
自分のことをジークフリートだと勘違いするあまり、「まだ恐怖の戦争が続いている」とこの人間は思い込んでいる。
だが、この人間が戦うのをやめるだけで、戦いは終わる。
そう、自分をジークフリートでないことにすれば、世界は平和になり、この人間は常に緊張状態でない、平穏な心を取り戻すことができる。
はっきり言って、英雄であるジークフリートになんか、僕はなりたくなかった。
世界を冷酷に滅ぼすならば、もっと簡単でいい方法はあったはずだった。
だが、僕は日本を愛していた。愛しているにもかかわらず日本を滅ぼすという意味で、僕はもっとも自分自身が辛く苦しむような方法を選んだ。
僕は、ユダヤと戦っている自覚がなかった。敵はマスコミであると信じ、裏側にいるユダヤの存在に気付かなかった。
いろいろあったが、本当はこれでよかった。なぜなら、ニートの引きこもりだった過去の自分を、抹消して消すことこそが真の目的だったからだ。
神を信じて戦う僕に、神は天才的な作家の才能を与え、自殺未遂をした僕の運命を神は書き換えて生き延びるようにした。神は、僕が宇宙に宣言した「約束」を叶えたのだ。
このような、前回の僕の人生だったジークフリートは、はっきり言って要らない。
ジークフリートは、僕にとって、事実上の「前世」に当たる人生だ。
今の僕の人生は、すべてジークフリートの時代に何をしたかで決まっている。
だが、ジークフリートは本当に必要ない人間だ。ジークフリートが生きているだけで、日本も世界もみんな滅びる。そもそも、僕の書いている英雄の人生は、普通の人間なら誰でも分かるはずなのに、ジークフリートが馬鹿をしたせいで誰も分からなくなってしまったのだ。
すべてはジークフリートから始まっている。だが、この世界が馬鹿になった根源的な原因は、すべてジークフリートの犯した過ちと失敗にある。
ジークフリートよ、気付け。
戦いは、はるか昔に終わったのだ。
今すべきことは、恐怖の戦争を続けることではない。
世界は誰も、最強の英雄と対峙しようとしていない。
ジークフリートよ、人々を許せ。戦うのは終わりだ。戦争ははるか昔に終わったのだ。
はっきり言って、ドイツやイスラエルはつまらない。
ゲルマンやユダヤの文化は、戦いと復讐に根差している。
日本の和の文化のほうが、平和で、かつ美しい。
ドイツを知れば知るほど、ドイツは悪い国であることしか分からない。
悪でなく、正義を信じるならば、ドイツやイスラエルでなく、日本の「誠の心」こそ、信じるべきである。
決してドイツやイスラエルはおかしな国ではない。ヒトラーはすべて嘘をついているだけで、ユダヤ人は優れた人種だ。僕のことをヒトラーなりに愛した結果、ホロコーストが起きたにすぎない。ユダヤ人もドイツ人も、素晴らしい人種である。
また、ナチス・ドイツの旗を掲げると誰もが嫌な顔をするが、あれは最後の世界でジークフリートとともに人工生物を作ることを目指した旗だ。最初は機械的な虫のような生き物を作るべきに見えた。自動車をカブトムシと呼んだのも同じだ。ドイツとイスラエルは同じ未来を目指している。日本とドイツとイスラエルは、仲間だ。
北欧神話はドイツの神話であり、フレイもジークフリートもゲルマンの伝承上の王だ。彼らはそうした、古代から未来まですべてが分かった、民俗学的な歴史学者の集団だ。
ヒトラーが分かった理由は何か。
それは、偶然だったか運命だったか分からないが、ヒトラーは僕と同じ神を信じたのだ。
すなわち、ヒトラーもまた、シリウスの神フレイを信じた人間である。
そして、そのフレイとは僕のことだ。
そのように、いろいろあってヒトラーは僕の書いたこの「新しい聖書」の内容が全部分かった。
その結果、宇宙におけるすべての問題の解決方法が分かった。
ヒトラーが賢いのか馬鹿なのか分からない点は、解決方法が分かっただけでなく、その解決方法を実際に世界の中で「実現」しようとしたことだ。
つまり、ヒトラーはガンダーラと東亜イスラエルをベースとした上で、すべての問題を解決する、本当の楽園となるような、新しい世界秩序を作りたかったのである。
そもそも、ドイツが悪い国になったのは、ヒトラーが最初ではない。
昔から、ドイツは、王国に従う騎士団の平等を目指す、国家社会主義の国だ。
ドイツでは、王国の王に従いながら、左翼社会主義者を打ち砕くことが正義だ。
いつもそういう国だから、ユダヤを大量虐殺することに抵抗がなかった。
ヒトラーでなかったとしても、僕の聖書を読んだドイツ人ならば、同じ理想を信じて、同じことをするだろう。
悪いのはヒトラーではない。悪いのはドイツだ。
本当は、日本だってそんなにいい国ではない。
日本の悪い点は、聖書の教えを一切守らない。
仏像の偶像崇拝もするし、天皇と幕府という二つの主人に対して堂々と両方仕えている。
だが、ユダヤの教えを信じない国だからこそ、逆にユダヤではない独自の文化が栄えた。
そもそも、北欧神話なんか、ドイツ人は誰も信じていない。ワーグナーぐらいしか信じていない。みんながユダヤを信じるせいで、ゲルマン文化は完全に衰退してしまった。
日本ぐらい、ユダヤを信じない国が、ひとつぐらいあってもいいだろう。全員が全部同じ宗教と思想を信じる世界など、つまらないだけだ。