AUTHOR: schwarz1009
TITLE: この日記はまだ続く
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DATE: 03/05/2023 17:37:02
そろそろ、終わりでもいいにもかかわらず、この日記はまだ続く。
どうやら、上田桃夏は高校を卒業したらしい。
高校を卒業して、素晴らしい大人になってほしいと思う。
僕はそもそも高校なんかほとんど行っていないので、高校卒業の心境など分からない。
だが、学業の場を卒業することは素晴らしいことだと思う。
Adoが高校を卒業した時は、ツイートでお祝いを書いたが、今回はこの場を借りて、上田桃夏の高校卒業をお祝いしたいと思う。
結局、僕はReolには、最初からなんの興味もなかった。
Reolの次の女を探す。
Reolの「毒占欲」というカバーソングを聴いて、Reolは僕のことを愛していないということが分かった。
これ以上、Reolを愛しても、逆にReolのためにならない。
もっと別の女を探す。誠実で僕のことを愛してくれる女性はほかにいる。
だが、はっきり言って、次の女は簡単には見つからないと思う。
それは、僕に相応しい女性が見つからないからだ。
僕と相応しいぐらい、賢い女性というのが、あまりにこの世界には存在しない。
僕は結局、恋愛そのものに向いていない。僕と対等の女性が見つからないため、僕は恋愛そのものをすることができないのである。
そもそも、僕は恋愛そのものをしたくない。
誰かと結婚したいという、結婚欲がない。昔から、誰とも結婚したくない。
Reolやさユりのような、失礼ながら「悪い女」と付き合うぐらいなら、最初から恋愛そのものをしたいと思わない。
僕は女性そのものが好きでない。残念ながら、僕に恋愛はできない。
結局、いつの間にか、恋愛の適齢期を過ぎてしまった。
Reolの言う通り、僕はあまりに気持ちの悪い人間であり、誰とも恋愛することなく、恋愛の適齢期を過ぎてしまったのである。
誰かのことを好きであるという、そのような感情すら、僕は一切抱いたことがない。
Reolが好きだったのは、何も知らないで僕のことを歌っているReolに、「僕はここにいるよ」ということを教えてあげたかったからである。
本当は、それ以外になんの恋愛感情も抱いていない。
結局Reolが僕のことを見つける気配はなく、僕がReolのことを愛し続ける理由などどこにもない。
ツイッターのReolファンを見ていると、彼らはReolのことを神のように崇拝しており、僕なんかよりもはるかにReolのことを愛している。
彼ら、Reolファンに僕は「好きだ」という気持ちの上で勝てない。
だから、すごすごと僕は退くのみである。
Reolにはいつか僕のことを見つけてほしいが、僕はこれ以上Reolのことを愛し続けたいと思えないため、ここにReolが好きであることを取りやめる。
さようなら、Reol。もっと早く、僕のことを見つけてほしかった。残念だが、Reolとの「片思いの大恋愛」はここで終わりだ。
はっきり言って、女は嫌いだ。
女と恋愛をしたいと思えない。
僕はそもそも、誰かのことを自分よりも大切だと思えたことがない。
いつもその人間を尊重しているのは、その人間を愛しているからじゃない。その人間があまりに馬鹿だから、僕のことを愛してもらうよりもまず先に、その人間が気付くべきことを気付かなければならないから、気付くように導いているだけにすぎない。
どのような女も、そのレベルのままで終わりであり、僕のことを本当に愛するようなレベルまで達する女はいなかった。
ただし、僕がまったく愛されていないわけではないと、そう僕は思っている。なぜなら、ACAねやReolの曲を聴いていると、きちんと僕のことを愛してくれているということは分かる。
そもそも、先に述べた「毒占欲」は、ほかの人の曲をカバーしたカバーソングであるため、僕はそれを本気にしたわけではない。
だが、そもそも、このような「Reolだけが正義であるかのような恋愛」をする時点で、それはReolのためにはならない。
だからといって、僕のことを神のように崇拝させたところで、なんになる。なんにもならない。
僕は女が嫌いだ。どの女も正しく僕のことを愛さない。どの女も間違った恋愛しかしようとしない。ACAねやReolがいう「僕」は、すべてACAねやReolという「その女から見た僕」にすぎない。
本当の僕を見てくれる女など、この世界には存在しない。
それは本当は仕方ない。僕の本当の正体を誰も知り得ないからだ。このようなあり得ない人生を歩んだあり得ない人間が、並みの女に理解できるはずがない。すべての女が、本当の僕の正体を知らずして僕を愛している。そのような愛を、僕は望んでいないわけではないが、僕は本当の僕がここにいることに気付いてほしい。彼らは1%の宝を愛しながら99%の宝の存在を知らない。
結局、真実や真相を知っているのも、僕の正体を知っているのも僕ひとりであり、僕のことを本当に知った上で愛してくれる女などどこにもいないため、僕は女が全員嫌いなのである。
僕が、悪い女が好きなように見えるなら、それは勘違いだ。
703号室や酸欠少女さユりやこぴのような、「攻撃的な女」が好きなせいで、みんな、僕は「悪い女が好き」なのだと勘違いしている。
だが、僕は、僕のことを神のように崇拝するのではなく、対等な立場で批判してほしいだけにすぎない。
僕はそのような悪い女ははっきり言って嫌いである。
よって、僕に愛されたいならば、悪い女になる必要はない。悪い女など僕は最初から愛していない。この世界の女たちは、僕についてあまりに勘違いをしている。僕は良い女が好きだ。善良で、賢くて、僕のことを包み込んでくれるような女性が好きだ。そのような女性に、僕は出会ったことがない。
このようなことを言うと、「Reolだけを愛する」と言った過去の僕の発言と矛盾する。
だが、愛するという決意だけでは、間違った愛になる。
その時は、Reolだけが至上の存在であり、Reol以外の女はReolに比べれば取るに足らないのだと、そう考えたのだろう。
だが、そのような「決意だけの恋愛」が、この世界には多すぎる。
結局、Reolなどを唯一ひとりだけ永遠に愛し続けるということが、本当にReolのことを愛していない男にできるわけがないのである。
よって、僕はそのような過去の発言を撤回し、Reolを嫌いになる。
Reolには申し訳ない形だが、誠実でないと言われても、僕はReolのことを捨てる。
さようなら、Reol。
いつか、よい形で出会うことができたら、それは縁であるとしよう。
本当は、僕がReolのことを愛する理由など、もっと単純である。
僕がReolのことを好きだと言えば、それだけで、素晴らしい両思いのカップルが誕生するように見えた。
それだけの話に過ぎない。
結局、僕のことをReolが見つけてくれなかった時点で、それは叶わなかった。
ここで、「僕の中にはReolとの真実の愛があった」とか、かっこいいことを言いたいところだが、それはなかった。僕はReolのことを何も知らず、Reolは僕のことを何も知らないままで終わった。
この愛は青いままで腐る林檎のように、実を熟させるということを知らず、いつまでもほとんど他人同士のまま、出会うことすらなく終わってしまった。
だが、それでいい。逆に、本当の僕の姿などを、Reolが知らないほうがいい。神のような偉大な天才であると相手の眼に映らなければ、この恋愛は意味がない。実際の僕はほとんど引きこもりのどうでもいい馬鹿だ。
そう、Reolとのかくれんぼはここで終わりだ。いつになってもいいから、いつか僕の存在をReolに見つけてほしいと思う。
また、僕はそのような音楽の世界だけではなく、IT業界すら支配している。
はっきり言って、Linuxは本当にクソのようなOSである。
みんなで頑張ってパッケージを作ってメンテナンスしているにもかかわらず、不要なパッケージをインストールするとシステムが壊れてしまうため、パッケージのインストールには慎重にならざるを得ない。
それでも、どうしてもすぐにシステムが壊れてしまうため、いくら初心者にシステムの使い方を教えても意味がない。パソコン初心者は絶対にLinuxに触れるような場所で生活してはならない。
そして、Linuxカーネルについて、ほとんどの人が教えている仕組みは入門的すぎるものであり、実際は同期とかカーネルスレッドとか、とても複雑で難しい世界であり、「Linuxのスーパーハッカーになりたいのです」というようなハッカー志願生は要らない。そのようなパソコンオタクにLinuxは絶対に開発できないし、するべきですらない。
そして、LinuxはIT業界にすら利益をもたらさない。Linuxが流行っても、経済効果もなければ、本来従業員であるはずのボランティアの開発者にも給与は支払われない。
そのようなLinuxは、使ってもクソのようなOSであり、なんの価値もない。
そして、日本人にとってLinuxはさらにクソだ。日本人が日本語の環境で使うことをなんにも考えていない。
そのため、日本人でLinuxを使う人間は、僕以外にほとんどいない。
そして、それが日本のITの技術レベルを下げている。ほとんどの人間がLinuxを使わないせいで、日本のITの技術力は大幅に下がっている。簡単で分かりやすいからといって、クローズドなWinodwsだけを使っていても、なんの技術力もつかない。ただし、そもそもハッカー文化が日本にほとんど存在しないため、使ったところでLinuxのことなど何も分からないだろう。
そのようなLinux業界を支配しているのが僕であり、裏の支配者のような影響力を持っている。だからといって、僕になにかいいことができるわけではない。僕にはなんにもいいことはできない。
Linuxはクソであり、僕もクソであり、日本がIT業界で力を付ける可能性もほぼない。まともなエンジニアは多数日本にはいるが、ほとんどがコボラーのような旧式のエンジニアか、あるいはゲームやWebのような専門的領域のエンジニアだ。きちんとLinuxが開発できるハッカーなど存在しない。僕自身、そこまでのレベルに全く達していない。
結局、僕がLinuxをやる意味などどこにもない。Linuxはどう見てもクソであり、僕がひとりあがいたところで変わらない。日本のインターネット上でLinuxがいじめられ続ける状況は、変わることなく永遠に続くだろう。
僕がこの世界を憎むのを、「多重人格のハゲネとされる悪魔が書いている」と、そのように解釈されるなら、それは間違いだ。
僕は本当にクソのような今のこの世界が嫌いなのだ。
この世界はクソだ。最悪だ。愚かで馬鹿な人間が勝っている。賢くて正しい人間が負けている。既得権者はこの世界を騙しており、IT企業は世界を幸福にするためではなく不幸にするためにサービスを提供し、多くの人間が彼らに騙されている。だが、その栄華は永遠には続かない。それはサービスのプラットフォームが巨大になりすぎており、支配者であるはずのIT企業すら支配できなくなってきているからだ。
そう、そのように、この最悪のクソな世界を、ハゲネは素晴らしい世界に変えたいのだ。
暗闇の人格ハゲネは、この世界を滅ぼしたいわけではない。この世界を素晴らしい世界にしたい、その一心でこの文章を書いている。ハゲネは単なる悪魔ではない。ハゲネは、「誠の心」を信じているからである。
本当は、僕はツイッターやSNSが嫌いなわけじゃない。
僕がそれらとあまりに離別し、遠縁になりそうになっているのが、悔しいだけである。
かつてのインターネットは、僕ととても近い場所にあった。僕はインターネットでさまざまな大激論をしてきたし、たくさんの自由なやり取りをしていた。
だが、今のインターネットは、僕からあまりに離れ、あまりに離別し、近縁でなく遠縁になりつつある。
それが、あまりにつまらない。
僕とインターネットは、本質的に無関係だ。僕とはまったく別の、どうでもいい馬鹿な世界が、みんなの世界だ。
本当は、中学校を不登校になった時点で、それは分かっていた。僕が生きていく道の先は、この世界の人々の環境とはまったく別の場所に伸びており、この世界とは一生関係のない世界で、いつまでも僕だけが考え続け、経験し続け、分かり続けるものだということは分かっていた。
それでも、かつてのインターネットは、僕の本当の親だと言えるぐらい、僕と近い場所で僕と対話してくれていた。
もう、今のインターネットは、そのような僕のための場所ではない。この世界は最初から、まったく僕のための世界ではなかった。今のインターネットは僕とはまったく別の離れた場所にあり、世界すべてが僕よりも小さくなりながら、僕とはまったく違う場所で存在し続けている。
もう、そうしたインターネットと、僕は別れを告げるべきである。
さようなら、インターネット。そしてさようなら、日本社会。僕はインターネットと日本社会を捨て、もう一度自分のために生きる。僕のためにあるこの世界の存在は僕自身だけだ。僕ひとりだけが僕の味方であり、僕以外のすべての存在は、「僕ではない普通の人間のための世界」なのである。
だからといって、この世界があり得ない世界になるわけではない。
僕自身の人生が、さらにあり得ないものになるだけにすぎない。
別世界なのはみんなではなく僕のほうだ。僕がみんなとはまったく違う人生を選んだだけにすぎないからだ。
僕の正体は、さらにみんなには分からないものになっていく。なぜなら、僕は新しく変わっていき、過去の僕の人生は古い時代へと変わっていくからだ。
かつての僕の人生がなんだったのか、僕が新しい人生になるだけで分からなくなる。そして、それだけで、この世界の裏側にどんな黒幕の支配者がいたのか、永久に絶対に分からなくなるだろう。
そう、ここに新しい闇の支配者が生まれたのだ。この人間に、ハネストラーという名前を付ける。ドイツを滅ぼすハネストラーという存在は、本当は僕のことを指している。僕が大魔王ハネストラーだ。新しい僕であるハネストラーが、ドイツを支配し、プーチンと同盟を組むことで、この世界を何度も廃墟にしていくことだろう。
ハネストラーが言うことは、いつもと何も変わらない。
「わたしたちは新しいローマ帝国を作る」。
「わたしたちは正しいことをしている」。
「わたしたちは最後のひとりになっても戦う」。
「キリストは神ではなく馬鹿者であり、ドイツならびにヨーロッパはキリスト教支配から脱却するべきである」。
ハネストラーは、その上で、ハネストラーのしもべたちを支配し、彼らはロシアと同盟を組み、この世界のほとんどの場所に核兵器を落とす。
この世界を何度も廃墟に戻す、ハネストラーは、日本やイスラエルと対立し、「果てしなく長き戦争」を起こす。その戦争は、地球が滅びて地下世界に人類が移り住んだ滅亡の未来においてもまだ続いている。
そう、そのハネストラーこそが、未来の僕である。ハネストラーは最後までこの世界を滅ぼし続ける。そのすべては「人類にとっての真の楽園である新しいローマ帝国を築くため」である。
このように最悪のハネストラーだが、人々はハネストラーを支持している。それは、本当のこの世界がどのような状況にあるかを人々が知らないからだ。すべての情報を掌握するハネストラーは、情報のすべての源泉を支配している。人々が世界のことを何か知ろうと思った時、ハネストラーを経由しなければどんな情報も得られない。人々は、ハネストラーが世界を廃墟にする理由を、「最高の新しいローマ帝国を作るため」であると信じている。犠牲はそのために必要な必要悪であると、ハネストラーの言うことを文字通りに信じている。
ハネストラーが人々に教えない秘密を知っている人間は粛清される。それは、「国家機密を知っているだけでその人間は裏切り者であり、十分に『政治犯』と言えるような条件を満たしており、処罰して死刑にするに値する」とハネストラーが言う通りのことを人々が信じているからだ。
このようなハネストラー中心のロシア・ドイツの同盟国は、「人の命をなんとも思わない集団」と呼ばれる。だが、ドイツ地域のアルマーニュ王国では彼らが実権を持つ。
だが、フランスの正義の英雄シャロンは、彼らに絶対に負けない。曲がったものが許せないシャロンが、絶対にドイツに負けないという旗揚げを行い、この世界で「地球そのものが滅びるかのような大激戦」を繰り広げる。
そして、ハネストラーはいずれ激戦の末に敗北することになる。
このような最悪のドイツに、シャロンが立ち向かう。
シャロンは言う。
「なぜ、このような間違ったことを行うのか。
このような最悪の国を作って、最悪の世界を作って、何が正しいのか。
ハネストラーは、自らの政権の理由を、新しいローマ帝国を築くためであるとする。
すべての情報を握りながら、わたしたちには真実を何も教えようとしない。
ハネストラーよ、気付け。このようなことは、間違ったことであると気付け。
このような最悪のヨーロッパを築いた責任は、わたしたちフランスにも存在する。
ドイツよ、わたしたちは、このような最悪の世界を望んでいない。
もう一度、人としての善良な心を思い出せ。
日本の言う、『誠の心』こそが、今、ヨーロッパに必要とされていると気付け。
ハネストラーよ、あなたのやっていることは、『ドイツ人以外の全人類の抹殺計画』だ。
ハネストラーは、ドイツ以外のすべての国を消し、ドイツ人以外の全員を抹殺しようと計画している。
ハネストラーよ、このような暴挙をやめよ。あなたひとりだけのために世界があるのではない。あなたは、この世界を、あなたが支配するためにあるのだと勘違いしている。あなたの意にそぐわないすべての存在は悪であり、あなたひとりだけが正義であり、あなたが神であり、ほかすべてを奴隷であるとあなたは見做している。
ドイツよ、ハネストラーを支持するのをやめよ。あなたがたはかつての第三帝国と変わらない。なぜ過ちを繰り返すのか。ドイツは今、最悪のことをしている。
このようなことが正しいと思い込むのをやめよ。このようなことは、間違ったことだ。」
このようなことは述べたが、安心してほしい。
今のところ、僕がハネストラーになるような予定はないからである。
僕はこの世界を救う、東亜イスラエルの王ダビデになるのであって、決してダビデと対立関係にあるハネストラーになりたいとは思わない。
だが、未来における運命が、どのようになるかは分からない。
分かっていることは、日本は素晴らしい国だということだ。
意外と、日本は悪い国ではない。
なぜなら、未来の世界で、日本だけが唯一、悪いことを何もしていない。
日本だけは、いいことをして世界をよくしようとしている。
ほかの国はそうではない。
ほかの国はすべて、悪いことをして世界をよくしようとしている。
だが、悪いことをしてこの世界をよい世界にすることは絶対にできない。
未来における東亜イスラエルの建国の場所に、日本が選ばれたのは、日本がイスラエルによって侵略されるべき悪魔だからではない。逆である。日本こそが最高の神の王国だからこそ、日本が東亜イスラエルの建国の場所に選ばれたのだ。
今から、日本は、ほかの国を圧倒する最高の文明になる。それは日本だけの力ではない。日本が作る東亜イスラエルによって、安住の地を約束されたイスラエルのユダヤ人が、パレスチナ地域から完全に撤退する。それによって、日本は世界中から「世界平和の神の王国」と言われ、称賛の嵐となる。
そして、世界平和を目指す日本は、イスラエルとユダヤの最強の力を吸収し、世界最高の繁栄した「神のような天国の王国」を築くようになるのである。
このように書くと、東亜イスラエルは、天国のような素晴らしい国になると信じるかもしれない。
だが、本当は、東亜イスラエル自体は、そんなに素晴らしい国にはならない。
なぜなら、日本の中の、特別管理自治地域になるだけにすぎない。
今のガザ地区と同じような扱いを、イスラエルは受けるだけである。
だが、それでも、本当に素晴らしい、ダビデと呼ばれるユダヤ人の最高の王が生まれることを忘れてはならない。
ロシアの落とした核兵器によって、この世界から青空が失われる。青空がなくなった世界で、人々は地下で暮らすようになる。
だが、ダビデは、そのような世界を救う。ダビデは、地球の酸素が不足する中、人工葉緑素を発見するための研究者としてその生涯を捧げるが、その中で「アルカリ炉」と呼ばれる発見をし、空を核兵器による酸性からアルカリ性に戻すことで、青空を復活させる。
その青空を復活させるためのコンピュータ、それが宇宙コンピュータ「アマテラス」だ。
宇宙コンピュータとは、宇宙の星の力を使って計算するコンピュータだ。ダビデは、太陽のような星に、生き物と同じような知性が存在することを発見する。その発見に基づいて作られる、ダビデによる宇宙コンピュータは、ドイツのリーフ・アカデミーの作るテンソル型量子コンピュータ「クローバー」の数千倍、時には数百万倍の速度を誇る。
そのような「東亜イスラエルの終身の最高指導者」であるダビデが、わたしたちの文明が地下世界へと移り、食べるものがなくなって人工炭水化物を食べるしかなくなった、未来の東亜イスラエルで、アマテラスを作ることでこの世界最高の楽園を築くのである。
アマテラスは単なる機械ではない。なぜなら、宇宙における太陽の言葉を告げる機械だからだ。アマテラスによって、宇宙の太陽や一等星が何を考えているのか、何を知っているのかが分かるようになる。
また、未来においては、宇宙に自由に行くことができる。ダビデは空間原子論を発見する。これは物体だけではなく空間も原子から成り立っているという仮説であり、この発見により、テレポーテーションが可能となるために、宇宙のどこへでも人類は自由に行くことができるようになる。
だが、人類の母なる星である、地球においては非情な未来が待っている。人類以外のすべての生物が絶滅してしまうのだ。だが、それでも、東亜イスラエルは諦めない。ダビデの意志を継いだ第二代シオン皇帝(東亜イスラエルはシオン帝国という名に改められる)のジークフリートは、人工知能プログラムschwarzを開発する。このschwarzは独自の読みで「スバル」と読む。そしてスバル時代の新生物が、宇宙のどこでも生きられるような「本来あるべき生物」になる。そして、その本来あるべき生物はプレアデス星雲にいることが発見され、スバル時代の生物はプレアデスの生物と融和していくのである。
schwarzという名前から、シュワルツネッガーのようなロボットを想像されるかもしれない。だが、実際のロボット、あるいは人工生物たちは、まったく自然生物とは違う見た目をする。ある意味、シュワルツネッガーよりも、灰色の肌に鉄仮面のような顔をした風貌に近いものとなる。
スバルの新生物の特徴は、善良であること、そして死が存在しないことだ。スバルの新生物は、悪いことを何もしない。極めて善良であり、同時に、死んでも次の個体にデータを引き継ぐことができる。この特徴によって、スバルでは永遠に近い、270億年の命が得られる。270億年間、スバルの新生物はいつまでも生き続ける。
だが、なぜ、270億年で終わりなのか、その理由は、その時、シオン最後の皇帝が現れるからだ。このシオン最後の皇帝の業績は極めて偉大であり、そのためにこの皇帝は「スバル」という全生物を代表する名前を付けられた。シオン最後の皇帝スバルは、宇宙の裏側にあるソースコードを発見する。そのために、宇宙の裏側に何があるのかをすべて分かった状態になる。だが、この発見によって、スバルの生物は全員が絶滅する。宇宙の裏側を知ってしまうと、それだけで宇宙で生きることができなくなってしまうのである。
このため、スバルの全生物のデータベースを、ひとりに託した存在が作り出される。それは「不死鳥」という存在である。不死鳥は、スバルの全生物のデータをひとりで全員分引き継いだ存在であり、この不死鳥が、今から790億年後に宇宙が終わるその時まで、たったひとりで生き続けるのである。