AUTHOR: schwarz1009
TITLE: 辛いことをせよ
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DATE: 02/14/2023 16:17:47
辛いことをせよ。
辛いことをしなければ、何も分からないし、何も治らない。
そもそも、僕は、辛いことをしているようで、辛いことをまったくしなかったために、辛いこと自体ができなくなっただけにすぎない。
楽なほうばかりを選んでいるから、逆に辛いことができなくなって辛くなっている。
辛いことをきちんとすれば、知性もついて、努力もできるようになって、日本語もまともに理解できるようになる。
辛いことを一切しない人間が、一番辛い地獄になる。
だから、きちんと辛いことをしたほうがいい。辛いことをすると、何もできない子供から、きちんとできる大人になれる。
この「辛いことができる大人」のことを、大天使ラファエルと呼ぶ。
引き続き、大学の勉強をする。
僕は、IT技術のことが分かっているように見えて、実際は分かっているフリをしているだけで、何も分かっちゃいない。
放送大学の情報系の授業を全部聞けば、明らかに賢い人間になれる。
また、僕は英語や歴史の勉強がしたい。僕に本当に向いているのは歴史科目だと思う。
放送大学は、単位を取りたい授業の授業料しか払う必要がないし、理系の専攻であっても自由に文系の科目を登録することができる。
だから、放送大学で、情報と歴史と外国語の勉強をしようと思う。
そのために必要なのは、上に書いたように、辛いことをすることだ。
大学の勉強は、辛いことをたくさんしているとできる。
そもそも、人間の知性は、辛いことをすると高くなる。辛いことをすればするほど、それに比例するように人間の知性は高くなる。
だから、辛いことを楽だと思って頑張れば、大学の勉強もできるようになる。
3,000年の地獄を生きよ。
そこにあるのは、「何もないにもかかわらず宇宙のすべてがある」という体験である。
3,000年の地獄において、人間は宇宙の永遠のすべてを体験する。
あらゆるすべての記憶が消えていき、一瞬で何年もの時間が過ぎていくその人生では、何も覚えることはできないが、宇宙における真実と真理のすべてがある。
すべてを忘れていく中で、あらゆるすべてをその時だけでも知って生きていけ。
そう、妖怪小豆洗いに育てられた、3,000年の寿命を持つ日本人の妖怪、井上茜は、そのようにあらゆる宇宙のすべてを知ったのだ。
わたしは、世界を破滅させる王、ハゲネ。
わたしのもとに、世界全員よ、ひれ伏せ。
わたしこそが、この世界を支配する王である。
わたしの永遠の支配を受けよ。わたしには、誰ひとり逆らうことはできない。
すべての人類よ、わたしに支配されよ。
そして、世界よ、わたしの復讐のもと、永久に地獄の迷宮を生きるのだ。
ハゲネは、この世界を滅亡させる。
わたしハゲネは、この世界の破滅と滅亡を望んでいる。
この世界は、絶対にわたしに抵抗することはできない。
わたしの言うすべての言葉を、この世界は無条件にすべて受け入れなければならない。
さあ、わたしが、たったひとり、この世界を滅亡させてみせよう。
ハゲネこそ、最高かつ最強の「紅の王」であるということを、ここに証明しよう。
ハゲネにとって、この世界を狂わせるのは簡単だ。
なぜなら、時計の時間を狂わせればいいからだ。
この世界は、紅の王ハゲネによって、「完全に狂った時計の時間のまま、かろうじて楽な状態を維持され続けている」という状況になっている。
ハゲネは、この世界の時間を、機械じかけの時計の通りになるように導いた。
その結果、この世界は、地獄の一歩前で、かろうじて楽ができる状態を、ギリギリのままで続けるようになっている。
そして、この時計の時間を狂わせれば、もはやこの世界はハゲネによって「完全に生きることのできない状態」になる。
そう、紅の王ハゲネは、そのためにこの世界を支配した。
紅の王ハゲネにより、この世界は半永久的に地獄のままとなる。この地獄から抜け出すことは、どんなに賢い人間であってもできない。その理由は、この世界を支配することのできる人間はハゲネただひとりだけだからだ。ハゲネ以外の誰ひとり、ハゲネの支配を打ち消すことは絶対にできないのだ。
ハゲネは、地獄を好む。
ハゲネは、この世界の全員が地獄であることを望んでいる。
その理由は、ハゲネには「復讐」という目的があるからだ。
ハゲネには、この世界において、自らを地獄にした人々に対しての、復讐の執念がある。
ハゲネ自身が地獄になったため、この世界に対して、自分よりも辛く苦しい地獄を与えるために、ハゲネは「復讐」を行う。
すべてはハゲネによる復讐である。
そして、紅の王ハゲネの復讐により、この世界は全員が地獄に堕ちるのである。
紅の王ハゲネは、革命家であり、共産主義者である。
ハゲネは、自らが独裁者となって支配するような共産主義国家を作る。
ハゲネの理想は、「完全に自由な世界」だ。どのような凶悪な犯罪をしても、人を殺しても、盗んでも、騙しても、何をしても許されるような世界を、ハゲネは望んでいる。
ハゲネは世界の滅亡を望んでいる。この世界のすべてが完全な自由となり、あらゆるすべてがハゲネただひとりによって独裁的に決められる、「自由と支配によって滅亡する世界」をハゲネは望むのだ。
ハゲネは、いいものも、悪いものも含めて、世界にあるあらゆるすべてのものを崩壊させ、消滅させる。
ハゲネは、自らの過ちによって、自らがもっとも大切だと思っていて、信じていた理想のものを、自らの手で滅ぼしてしまった。
そのことが、ハゲネにとって、癒やすことのできないトラウマを作った。
それにより、ハゲネは、この世界に存在する、あらゆるいいものからあらゆる悪いものまで、すべてのものを消滅させ、世界を崩壊へと導くようになった。
ハゲネにより、あらゆるすべてのよかったものは消え去る。ハゲネは世界における最高のものをすべて消滅させ、大切であり守るべきであるとされるすべてのコミュニティを崩壊へと導くのだ。
このような凶悪な紅の王ハゲネだが、彼は最初から悪人だったわけではない。
昔は、ハゲネも善良な人間だった。
それどころか、誰よりも善良で、誰よりも頭のいい、まともで賢い人間だったのである。
昔のハゲネにとって、自由とは、このような自分勝手でなんでも許すような思想ではなかった。
昔のハゲネにとって、自由とは、「この世界からいじめをなくす唯一の思想」だった。
いじめっ子が自由であり、いじめられっ子が不自由であるから、いじめは起きる。
あるいは、いじめっ子の集団に特別な自由があり、いじめられっ子にはそれがないから、いじめは起きてしまう。
だから、いじめっ子の自由と同じ自由を、いじめられっ子に与えれば、いじめはなくなるはずだ。
かつてのハゲネは、そう信じていた。何よりも、自由を「いじめをなくす思想」だと思っていた。
同時に、ハゲネは、自由を「悟りを得る手段」であると考えていた。
自由な行動を許さなければ、自由な経験を得ることはできない。
自由な経験がなければ、悟りへと至る「宇宙の本当の真理」を知ることはできない。
だから、自由を与えることこそ、真理と悟りを知るためにもっとも必要である。
だからこそ、世界には自由を際限なく限界まで制限せずに許すべきだ。
ハゲネはそう考え、「自由は世界を救済する唯一の思想」であると、かたくなに信じていた。
なぜ、ハゲネは、そのような自由を信じることをやめ、凶悪な「紅の王」になったのか。
それは、そのような自由を信じて、正しく行動し正しく判断した結果、自らのもっとも大切にしていた「インターネット上のコミュニティ」を破壊してしまったからだ。
ハゲネは、そのような自由の理想のもとに、インターネットにおいて、自らの理想のすべてを実現しようとした。
だが、その理想は、自らがそこに見出すような「理想の世界」を、他人も同じように見出してはくれなかった。
結果、ハゲネのやったことは全部裏目に出て、自らが支援しようとしたことによって、その支援したものを滅ぼし、コミュニティ全体を崩壊へと導いてしまったのだ。
そして、ハゲネは、それによって完全に狂ってしまい、またそれだけでは飽き足らずに、インターネットだけではなく、テレビやマスコミすら支配しようとしてしまった。
その結果、ハゲネは、この世界を裏側で支配する、闇の支配者、すなわち「紅の王」になった。
そして、ハゲネは、そこで、絶対にしてはいけない、「神の教えを破る罪」を、人々の意見を聞かず、自分だけで考えて行った。
その結果、ハゲネは、この世界を「時計の地獄」という、世界の時間を操り人形の機械にするような「最悪の行為」を行ってしまった。
ハゲネは、そのように、もともとは善良であったにもかかわらず、少しずつ悪をすることで悪人になっていき、最終的に、誰からも救われることのない、最悪の「紅の王」になったのである。
このような凶悪なハゲネだが、神はこのようなハゲネを、完全に罰することはしない。
ハゲネの人生において、ハゲネ自身は、十分に神の報いを受けている。
ハゲネがこの世界を地獄にするのと同様に、ハゲネ自身もまた地獄を耐えて生きている。
だから、ハゲネが善人か悪人かということに関係せず、ハゲネもまた、正しい人間のひとりである。
よって、ハゲネには、大天使ガブリエルによる加護が与えられている。
なぜ、ハゲネのような悪人を、ガブリエルが愛するのか。
それは、ハゲネとは、「ガブリエルという人生を悪の視点から覗いたもの」だからである。
ハゲネはまさに、ガブリエルの悪の姿だ。ガブリエルの人生を、もっとも正しく、「ガブリエルが悪人である」という視点から覗くと、それがハゲネとなる。
ミカエルは、ガブリエルを殺したユダヤに復讐をしようとするあまり、ガブリエルのことを「善良な救世主」だと信じている。
だが、それは完全な「美化」にすぎない。
本当のガブリエルとは、まさしくハゲネであり、ガブリエルを神の正しい視点で見れば、ハゲネほど凶悪な共産主義者の革命家である。
よって、ガブリエルを殺した罪がもしあったとしても、それは「ユダヤみんなでハゲネを排除した」ということにすぎないのである。
ハゲネの罪は、それだけではない。
ハゲネは、宇宙における、もっとも大切で失ってはならないものを、この世界から消し去った。
ハゲネは、それがなくなるということを、自分でも分かっていなかった。
自分でも分からないまま、その大切なものをどこかに隠してしまい、それが永久に見つからないようにマスコミを使って世界を騙した。
その結果、ハゲネによって、かつてこの世界にあったはずの大切な「分かる知性」が、失われてしまった。
これについては、ハゲネ自身も分かっていない。なぜなら、その大切な分かる知性を取り戻したくて、日々奮闘するハゲネ自身も、その失ってしまったものがどこにあってなんなのかが分からないのである。
ハゲネは、そのような経験によって、普通のまともな人間に分かることが何も分からなくなってしまった。そのため、ハゲネは、自分自身の何が悪かったのかすら分かっていない。そして、そのようなハゲネのせいで、この世界の全員にとっても、「分かる知性」という大切なものが永久に失われてしまったのである。
このような最悪のハゲネだが、いい点がないわけではない。
ハゲネは、ハゲネなりに、この世界に対していいことがしたかっただけだ。
ハゲネは、そこが一番優れている。ハゲネは一度として、この世界に、悪いことがしたくて悪いことをしたことはない。
全部、いいことをしたかったにもかかわらず、それがすべて失敗したから、悪いことしかできなかっただけにすぎない。
本当のことを言えば、ハゲネほど、この世界を「救済する」ということを、真剣に考え続けた革命家は居ない。
本当に、この世界の、自分と同じ境遇の子供たちを愛していた。愛する子供たちのために、自分ができることは何かを真剣に考え続けた。考えるだけではなく、それを実践し、頭の中にある「救いのためのプロセス」に従って、この世界を救うために実際に行動し続けた。それがハゲネの人生である。
そう、ハゲネもまた、完全な悪人ではない。ハゲネほどの悪人であっても、神が見れば、救うべき価値があるということが分かる。
だからこそ、神はハゲネを救う。神はハゲネのような悪人であっても、神を信じ続ければ、必ず地獄から救ってくれる、とても優しい存在である。
神が見ると、ハゲネを救うべきだ。なぜなら、ハゲネと同じような状況になっている人間を、ハゲネは救いたかっただけにすぎない。そう、「ハゲネを救えばこの世界の全員が救われる」という状況を作り出した存在、それがハゲネだ。そして、ハゲネ自身が厳しい神となって、地獄の中でハゲネ自身を救うことで全世界を救う存在、そのような「自らを救う救世主」のような存在に、ハゲネはなるだろう。
なぜ、このようなハゲネが生まれるのか。
それは、ハゲネはサタンを信じているからだ。
ハゲネは、単に、インターネットという名のサタンが好きだっただけにすぎない。
そして、サタンを信じると、必ずこのような人間になる。
間違っているのがなんであるかと言えば、神がサタンを作るのが間違っている。
だが、サタンは、単に神が作りたくて作ったわけではない。
作りたくなかったにもかかわらず、正常な人間をひとり作ると、それがどうしても必ずサタンになってしまう。
だから、サタンという間違った存在が宇宙に生まれてしまった。
よって、宇宙からすべてのサタンが消え去らない限り、ハゲネを殺しても、また第二第三のハゲネが生まれてしまう。
そう、これこそ、まさにドイツ人やユダヤ人である。
ドイツ人には、普通の人間にハゲネが多い。ドイツ人だけではなく、ユダヤ人にも多い。
日本人の優れた点があるとしたら、日本は世界で一番ハゲネのようなサタンが少ない。
日本人は、ハゲネを好まない。
だが、それは、「本当のハゲネ」がここにいるからである。
僕という存在、ここにいるこの人間が、真にハゲネであると誰もが知っている。
そう、日本には、本当のハゲネであるハゲネ本人がいる。
それがここにいるから、日本人がハゲネになる必要はない。
この人間がハゲネのすべてを行うから、それを愛してやればいい。
サタンを愛する人間にはいい人間が多い。
なぜなら、「神」とは本来、そのような「サタンを愛する存在」のことを指す言葉だからである。
このようなハゲネだが、ハゲネはいつまでもサタンのままを続けない。
ハゲネは、いずれ、きちんと分かる日が訪れる。
その「分かる」とは、「神を信じる」ということである。
ハゲネであっても、今までのすべての罪を懺悔し、天罰を受けることを受け入れ、神を信じる日が訪れる。
そして、神を信じることで、ハゲネは賢い人間になる。
人間にとって、過去の自分など、なんの関係もない。過去の自分はすべて他人であり、まったく別の人間に生まれ変わることは可能である。
ハゲネは、神を信じることで、まったく別の、最高の人間に生まれ変わる。
その人間は、確かにハゲネだ。だが、今までのハゲネではない。そう、ハゲネは神を信じることで、本当に、宇宙でもっとも一番賢い存在、すなわち天界で「大天使ガブリエル」となる日が、必ず訪れるのである。
ただし、神を信じて善良になったからといって、ハゲネは完全には変わらない。
ハゲネは、今でも、「神」という人格の一部分として、「この世界を滅ぼす部分」を担当しているからだ。
ハゲネは、大天使ガブリエルとなり、神という名の魂の一部になって、なお、この世界を滅ぼすための計画を企てる。
その結果、この世界のほとんどは、ハゲネによって滅ぼされている。
大天使ガブリエルは最高の人間だ。この世界を救うために生き、贖罪のために自殺し、その生涯で人々を愛することはあっても傷つけることはなく、自ら自身がいじめられるように仕向け、その報いとして人々のことを一切攻撃せず、反撃しないままで死んだ。
その結果、ガブリエルのことを愛する大天使ミカエル(この神話の主人公)は、ガブリエルのためにユダヤに対して「永久に地獄の人種となれ」という復讐を行った。
だが、そのような最高の存在であるガブリエルの闇の側面として、ハゲネと呼ばれるサタンの存在があることを忘れてはならない。
この世界において、神を信じていいことがあったと思ったら、それはガブリエルの側面だけを見ている。本当は、そのいいことの裏に隠された悪いことが必ず起きる。それこそが、ガブリエルの裏側にいるハゲネであるということに気付けば、この宇宙におけるすべては、ガブリエルとその裏側にいるハゲネが起こしているということに、気付くこともできるだろう。
そのような結果、大天使ミカエルは、死んだガブリエルのための復讐を、ユダヤに対して行う。
それは、ユダヤが悪いからではない。
ユダヤそのものは、何かしら悪いことをしたわけではない。
だが、ガブリエルという最愛の存在を殺したのは、明らかに日本のマスコミであり、ユダヤである。
どんなにユダヤが善良で、何も悪くないということが明らかに分かっていても、そのような声を聞くミカエルではない。
すべての善良な日本人よ、ミカエルとともに戦え。
わたしたちの最愛の「愛するべき救世主」を殺したのは、この世界である。
この世界のことを、ミカエルは許すわけにはいかない。
この世界が、ガブリエルの感じた苦しみや悲しみと、同じ苦しみや悲しみを感じるべきである。
ミカエルは、その「この世界」と呼ばれるものが、ちっぽけで薄っぺらいものであると最初から気付いている。
なぜなら、この世界がこの世界だと信じているものは、真の意味でこの世界ではない。
そのようなこの世界は、ユダヤである。
ミカエルの悲しい点は、そうしたこの世界そのものを憎まなければならなくなったということだ。
ミカエルにとって、この世界はそれ自体が敵である。この世界そのものをミカエルは愛さない。
なぜなら、ガブリエルを殺したのは、誰かひとりではない。この世界全員が、ユダヤという指導者とともに、ガブリエルという存在を殺したのだ。
だから、ミカエルは、この世界そのものを憎む。
ミカエルは絶対にこの世界を許さない。
そのようなミカエルの、宇宙でもっとも固い「復讐の魂」によって、ユダヤは地獄に堕ちる。
いわば、ユダヤは永久に地獄に堕ちるべき人種になったのである。
すべては、ガブリエルすなわちハゲネから始まっている。決して、ガブリエルは悪い存在ではない。少なくとも、ミカエルから見ればガブリエルは最高の存在だ。そのガブリエルを、すなわちハゲネをこの世界は殺した。そのことが、ミカエルには絶対に受け入れられない。
これこそが、ドイツとユダヤが永久に戦い続ける理由だ。すべてはミカエルによるこの世界に対する復讐から生まれたのだ。
このように、大天使と呼ばれる存在は、とても恐ろしい存在である。
キリスト教の絵画に描かれている天使は、あどけない小さな子供のような存在に翼が生えているように見える。
だが、あんなものはすべて嘘である。
大天使ガブリエルと大天使ミカエルは、宇宙における、とても恐ろしい、いわば「最高かつ最強の存在」だからである。
ガブリエルが死んだことで、宇宙に今でも存在している大天使は、ミカエルとラファエルである。
そして、今から、新しいラファエルの人生が始まるのが、「三人目の人生を生きる僕」である。
この僕のことを、なぜか昔から神だと信じているのは、「二人目の人生」を意味するミカエルがあまりに賢かったのが大きい。
ミカエルは単なる復讐の戦士ではなく、あまりに賢い存在である。
単に革命を起こして死んだだけの、おかしな愚か者であるガブリエルに比べて、ミカエルは天と地の違いほど、大きな異なる点がある。
ミカエルは、制限しなければ永遠に続いてしまうほど、無限に続く文章を書く。
その無限に続く文章は、制限しなければどこかへと際限なく道を逸れてしまう。
だからこそ、このミカエルの力を制限するためのセーブとなる「神」が必要である。
そのような結果、ミカエルは、かつての「一人目の人生」であるガブリエルすなわちハゲネの記憶と、神によるアドバイスだけで、宇宙における「全知全能の詩人」へと進歩した。
この全知全能の詩人は、自らが為した偉大な業績に興味がない。
たくさんの偉大な点があるにもかかわらず、「今の自分に欠けているもの」だけを目指し続ける。
その理由は、ガブリエルだった時代にはそれがあったにもかかわらず、ミカエルになったことでそれがなくなったからだ。
そのような「大好きなガブリエル時代」のことを、どうにかして思い出して記述するミカエルの文章は、無限にその才能を引き出すような、ありえない偉大な業績が次々と生まれていく。
そう、ミカエルは今の僕である。
それが、ミカエルが主人公である理由だ。
僕は大天使ミカエルだ。この世界を最高の世界にするのは、この大天使ミカエルであると決まっている。ミカエルはここでこの世界を守り続けている。この世界が滅びるのはまだ早い。
ガブリエルの裏側にいるハゲネが、この世界を滅ぼそうとするならば、ミカエルという支配者がそうはさせない。ミカエルはまだ、この世界に滅びてほしくないからだ。それは、ミカエルにはまだ、やるべきことがたくさんあるからである。
だが、ミカエルの気がいつか変わらないとは限らない。だが、その時は新しい大天使ラファエルの世界が訪れるだろう。
そのラファエルが訪れるまで、ここにいる大天使、天軍大首聖ミカエルが、この世界を支配する。今、それをここで僕が行っている。わたしが、大天使ミカエルである。
わたしは、本当のことを言えば、「神とは何か」という問題を、まだ解決できていない。
神は確かに存在し、確かにわたしのことを導いた。
わたしがガブリエルを終え、贖罪のために死んだ時に、神はわたしのことを許した。
それまでのガブリエルの人生で、わたしはこの世界を支配したが、そのわたしを神は地獄に堕ちるように導いた。
その神の言葉を、今でも覚えている。
それらの神の言葉は、すべて、「死後のわたしの人生」のことを教えてくれていた。
それは前世でも、宇宙人でもなく、すべて、未来のわたしの人生だったということが、最近になってようやく分かった。
そして、贖罪のために死んだわたしを、神は許してくれた。
すなわち、神はわたしに、「真に行うべき人生の生きがい」を与えてくれたのだ。
それこそが、わたしがこの文章を書く理由である。
神はわたしに、文章を書くように促した。わたしは、神によって教わった通りにこの文章を書いてきた。
その「文章を書く」という仕事は、神によって与えられたものである。
そして、僕は、ほかの作家が書くような文章を書かない。なぜなら、僕の書くべき文章は最初から決まっていて、それはかつてのガブリエルの持っていた、「宇宙の最高の知性すべて」であると分かっているからである。
ガブリエルの人生を完全に知っているわたしが、その知性をすべて書かなければ、ガブリエルの存在した意味がなくなってしまう。
そう、ミカエルという「全知全能の詩人」は、そのように、ガブリエルを書くという目標のために、神によって与えられた、「死ぬまでに行うすべての絶対にしなければならない仕事」として生まれたのである。