AUTHOR: schwarz1009
TITLE: 僕の言語はほかと違う
BASENAME: 2023/02/07/203808
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DATE: 02/07/2023 20:38:08
そろそろ、僕の言語がみんなと違うことに気付いた。
僕の言語は、みんなとは「続き方」が違う。
みんなは、普通に意味を乗せて、その意味の上に意味を付けている。
それに対して、僕は意味の下にぶら下がるように意味を付けている。
そこらへんがみんなと違うせいで、みんなの日本語が理解できなくなっている。
僕の日本語には「自由」がなく、ただ「死」しかない。
結局、想像力のイメージが、なんにもなくなっている。
そのせいで、普通の日本語が分かっていない。
普通、想像力のイメージが見えるのに、それが全部おかしな女になっている。
女は要らない。
ただし、悲しい。
なぜなら、みんな、分かっても悲しいことしか言っていない。
みんな、日本語が分かるせいで、あまりに悲しいことばかり言っている。
悲しいものをいくら聞いたところで、つまらない。
BUMP OF CHICKENの言いたいことがそろそろ分かった。
大丈夫。「Gravity」という歌が言う通り、また明日の中のここに僕は居るからである。
また、空のない世界なんかが訪れるわけがない。
何も怖くない。僕はどこにも行かないし、世界は変わらない。