AUTHOR: schwarz1009
TITLE: わたしたちはそれぞれ違うのだ
BASENAME: 2021/04/16/173826
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DATE: 04/16/2021 17:38:26
CATEGORY: グンテル
わたしたちはそれぞれ違うのだ。
同じ人間などひとりも居ないのだ。
人々を画一的に同じにするな。
学校よ、教育よ、社会よ、大人たちよ、
すべての平等は間違っている。
わたしたちは、
それぞれ違う人生を歩むことができるべきだ。
それこそが正義なのだ。
わたしの人生は、わたしだけのものだ。
わたしの人生を、わたしはほかの誰にも渡さない。
理不尽な戦いによって奪われたすべてを、
わたし自身が献身的に努力して取り戻す。
そこにしか、わたしの未来はない。
そう、それこそ、わたしの生きる道だ。
わたしは自由だ。
わたしは、誰にも支配されない。
わたしの望むことは、わたしの自由意志によるものだ。
わたしが何を望もうと、
わたしの自由だ。
人々にも、同じ自由を与えよう。
どんなに苦しくても、あなたは自由だ。
自由に生きよ。
あなたの思うように、自分の信じた道を突き進め。
あなたが思うように望み、
あなたが思うように願え。
その願いが叶う時はきっと来る。
運命は最初から決まっていたわけではなく、
自らの過去に望んだことや願ったことに対して起きるのだ。
果てしない地獄を耐え、
神を信じて生きれば、
必ずすべての願いは叶うということを、
わたしは自らの人生において実証し、
それをここに書き記したのだ。
わたしは、最後まですべて知っている。
一般的な哲学者の人生が、
どのようなゴールへと行き着くのか、
そこへと至る過程にどんな道があるのか、
わたしは最初から最後まですべて知っている。
わたしはすべてを知り尽くした後で、
この文章を書き記したのだ。
失ったように見えたすべては、
本当は、まさに未来において奪還するために、
宝箱の中に封じ込めただけであり、
その宝箱を開ける鍵が、
おそらく、この世界のどこかにあるはずなのだ。
なぜなら、わたしはその宝箱の鍵を、
そう、風船に乗せてどこかに飛び立ったように、
どこかの遠くに失ってしまい、
しかしながら、今まで歩いてきた道のどこかに、
その鍵は必ずあると信じているからだ。
そう、わたしは、
勝つために、すべてを犠牲にした。
この世界を真の意味で守るためには、
わたしの過去のすべてを失わなければならない。
どんなに美しい記憶も消し去り、
かけがえない分かったことやできることも忘れなければならない。
ひとり、この世界に立ち向かうならば、
わたしはグンテルとなってこの世界を支配し、
あらゆる不幸の原因を抹消し、
この世界を救うために勇敢に世界を導かなければならない。
しかしながら、真実を知っているのはわたしだけである。
わたしだけが、この日本という国家で何が起きたのかを知っている。
日本における究極的現実のすべてを、
わたし、グンテルだけが克明にすべて知っているのだ。
敵など、許してしまう。
敵のような存在は、すべて敵ではなかった。
多くの人々は、ほとんどすべてが、わたしを愛してくれている。
しかしながら、滅びを許すことはできない。
グンテルから見ると、
この世界のすべては完全に滅びてしまっている。
グンテルがなぜまだ生きるのか、
それは、この世界を滅びの状態から救う必要があり、
この世界を救うことができるのは、
本当のすべてを知っているグンテルだけだからである。
グンテルは、
戦いに疲れ果て、
恐怖から逃げ出すこともできず、
何もできなくなって、
なお、この世界のために立ち上がる。
わたしはまだ、やるべきことがあると、
グンテルは今のこの瞬間を信じている。
この瞬間にできること、
それだけを信じて戦うグンテルに、
敵う相手など存在しない。
すべてに勝利するグンテルにあるのは、
満足でも達成感でもなく、
ただ、哀しみだけ、
それは自らが変わり果てたことに対するものなのか、
それとも大切なものすべてを失ったことに対するものなのか、
グンテル本人にも分からない。
しかしながら、すべてを失って、
なお世界のために立ち上がるグンテルにとって、
欲しいものも叶ってほしいこともなく、
ただただ、世界の幸福の祈りを、
自らの英気とともに願うグンテルは、
まさにこの世界の「英雄」「騎士」そして「救世主」である。
しかしながら、グンテルは戦いを信じるだけの騎士ではない。
グンテルは自由を正義であると信じているからである。
人々には自由を与えるべきであると信じるグンテルは、
自由のない支配された社会がもっとも嫌いである。
「自由なくして世界に意味などない」。
これこそ、グンテルの信念である。
だからこそ、
「この世界の真の支配者を取り除かなければならない」。
グンテルは言う。
「この世界を支配するすべては悪であり、
支配者からの解放は善である。
戦って打倒すべきは支配の勢力であり、
勝利すべきは解放の勢力である。」
グンテルはすべてを知っているが、
その知っていることが多すぎるせいで、
何も分からない。
グンテルは言う。
「わたしは、宇宙の根源、生物の起源、
自由主義の価値、社会主義の現実、
戦いの中で訪れた運命的ストーリー、
革命の中での精神分析、
日本という社会が本当はどうなっているかなど、
この宇宙におけるすべてを実体験から知っている。
わたしはすべてを知っているため、
どんなことでも、言葉にしようと思えば、
その瞬間に簡単に数行で書き記すことができる。
そう、わたしは戦士でありながら詩人である。
わたしの人生はまだ続く。
なぜなら、わたしには神との約束がある。
わたしは神に100万の約束をした。
その100万の約束すべてを叶えるために、
わたしは死後に来世に生まれ変わってでも、
この世界にまだ生き続けなければならない。」
グンテルは、愛を信じている。
どんなに失ったとしても、
完全に消えることのない、
真実の愛をグンテルは知っている。
グンテルは言う。
「愛をいくら殺そうとしても、
愛を殺すことはできない。
なぜなら、それが愛だからである。
間違った愛を拒否し、
受け入れず逃げ続けることもできるだろう。
しかしながら、間違った愛を否定し、
『わたしこそが正しい愛によって愛する』ということ、
あるいは、
『本当の愛というのは、わたしが考えるに、
このような間違った愛とは全く違うものである』と、
人々に高らかに宣言して主張し、
人々に真なる愛を与え続けること、
それこそが愛だからである。
わたしがすべてを失う戦いをしたのは、
愛を否定したからである。
わたしは愛とは間違ったものであり、
自由よりも劣ったものであると信じ、
『このような支配の愛は間違っている』と、
『わたしの愛は真の意味で自由である』と言った。
しかしながら、その後に分かったこと、
それは『それこそが愛するということである』ということである。
そう、わたしは愛を否定することによって、
『この世界を愛した』のである。
そう、まさしくそれだけがわたしの戦いである。
わたしは高らかに『わたしの自由な愛』を掲げ、
それを一度として撤回することがなかった。
その愛は正しいものであり、
正義と呼ぶに相応しいものだった。
全ての人間を支配しても、
そこには『正義としての愛』があった。
わたしはこの大義名分にすべてを捧げ、
この世界の第一線で強大なすべてと戦い続けた。
わたしは勝利するために、
この世界の『世俗の一切を見ることなく生きた』。
そう、わたしは一言でも批判されれば消えてしまうその愛のために、
絶対に批判されないように、
相手が批判する前にわたし自身がそれをできなくした。
あらゆる主導権を握ったわたしは、
最終的に勝利し、
その勝利に満足して、自ら死んだのだ。」