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AUTHOR: schwarz1009
TITLE: 哲学によって過去の自分を分かる
BASENAME: 2021/03/21/111609
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DATE: 03/21/2021 11:16:09
CATEGORY: 哲学

哲学によって過去を分かる

昔は、哲学によって過去の自分を分かっていた。

カント

カントの言うように、
「何を知ることができるのか」を考えることが大切である。
それは二律背反や、先天的知性だけではなく、
「経験」と「理性」と「現実世界」の間の、
合致するところを知る試みである。
人間が「現実世界から何を知ることができるのか」、
カントはそれを考えたのである。

ヘーゲル

また、ヘーゲルの言うように、
歴史を「世界精神」と考えることが大切である。
社会経験の向かう先は「人倫の国」であり、
社会を「実体」として成り立たせるのは、
「よさ」と「環境」である。
すべてを考えて、人生を経て行き着くのは、
「神の実在性」であり、
神は自らに内在化した上で自らを外在化する。
そして、その精神の導きの過程は、
弁証法の考え方に基づく、
自己意識やエゴの成長の過程であり、
それは「絶対精神の目覚め」と呼ぶに相応しいものである。

ヒュームとデカルト

ヒュームは、「帰納的推論」と言うが、
経験や思考を「初期投資」として行った結果、
現れるのは「同じ思考を再びする」ということであると、
僕は考える。
同時に、その思考が「もっとも正しいものであると証明されている」時に、
その正しいとされる「定理」を新しい経験に適用できる。
同時に、「経験から推論していく」ことで、
経験から「隠された意味のすべてを気付く」ことができる。
これはまさに、
「当然とされることすべてを、
経験することから推論する」ということである。
これはむしろ、大陸合理論のデカルトにも通じる考え方である。

シェリングとヤスパース

シェリングは、「すべてを同じものの現れの違いである」と言う。
僕はここに、「神」という考え方を導入して、
ヤスパースのようなことを言う。
すなわち、この世界のすべてが、細部の細部に至るまで、
すべて神が創造しており、
その「宇宙的絶対者」からの「メッセージ」が隠されている。
この世界のすべては、神による暗号なのである。

サルトル

サルトルの言葉を使うなら、
人生とは「留保と客体化における本質の形成」である。
サルトルの言うように、人間は自由の刑に処されている。
その理由は、「自らの本質が形成されていないにも関わらず、
形成されていることを前提として扱われる」からである。
すべての人間が、絶対的才能や生きる指針を持っているわけではない。
持っているわけでないのに、持っていることを前提に話を進められる。
よって、人間は「自由であることの刑罰を受けている」のである。

僕の社会哲学

経験から、過去の自分と今の自分の環境を比較し、
環境を自由にすればどうなるか、考えなさい。
余裕をもって、相手の立場になって考えること、
人々との客観視を含めたやり取りをすることで、
以前の自分の居た環境が本当は何だったのか、
どうすればよかったのかを考えなさい。
自由にするとはどういうことなのか、
社会のさまざまなところに居る人々が、
何を考えていて、何をせざるを得ないのか、
自由にその意見や考え方を知ることで、
どのようにこの世界を考えるべきなのかを知りなさい。
社会の本来の意味とは何か、
自分の人生経験と新しい世界を知ることから、
社会にはどのような意味があってそのようになっていたのか、
どのように考えて決め直すことができるのか、
そのためにはどのような手段と実現方法があり、
人々を平等なままで自由にするために、
どのように社会を築くべきなのかを知り、
過去の自分の居た環境のような場所に居る子供たちが、
本来の自分らしい生き方をするために、
どのようなことを子供たち自身が知っておくべきだったのかを知り、
さまざまな実現可能性を「自由」から考えなさい。
社会において、どのような社会を築くべきなのか、
それがもし「アイデンティティ」であったとしたら、
それはおそらく本来の自分を取り戻し、
正しい純粋な心で人々と協調することであるとして、
そうだとしたら、
そのような環境とはどのような環境なのか、
環境の状態を変えるためにどのように決定が行われるべきか、
同時に、どのような経験をすれば、
そのような社会秩序を築くことができるかを、
心理学的な「経験と心の状態の成立分析」から考え、
「正しい心を成立させるためには、
このような心の作用が必要である」と考えて、
それを現実世界での「積極的な手助けと介入」から考えると同時に、
世界をすべて自由にするために、
ひとり、世界全てを超越する「自由化の超越論」を作りなさい。

心の現象学

そう、それぞれの人間の持っている視野は、
実際狭いものだが、
それに反して、持つことのできる視野は広い。
どんなにそれぞれが狭い世界で生きていても、
ひとりが王となってこの世界を広く見つめることはできる。
社会の経験を必ずしもする必要はなく、
最低限の経験さえしておけば、
あとは少しの材料を大切に調理するだけで、
少ない社会経験でもこの世界すべてを把握できる。
人間の心とはなんであるかを知る上で、
心の中にあった「自分の心の存在理由」を知ることになる。
この世界は、心の存在理由から証明することができる。
なぜなら、心は「アイデンティティの形成」という原理から、
すべて説明できるからである。
人間はアイデンティティの形成を求めて行動し、
アイデンティティが形成されていないから反抗し、
アイデンティティが形成されれば自由な光を得て、
アイデンティティの形成過程から悟りへと導かれる。
これこそ、僕のオリジナルの心の現象学である。

死ぬと分からなくなり、生きると分かる

人間は、死ぬと分からなくなり、生きると分かる。
僕は精神を殺しすぎたせいで分からなくなった。
それは戦っていたからである。
そもそも、僕の精神がおかしいのは、
自分の精神を操ってこの世界を支配しているからに過ぎない。
よって、この世界を自由にすることは、
それが分かれば簡単にできる。
自らの好きな思想信条を信じなさい。
それだけで、この世界は、それぞれ分裂し、自由な社会となる。
もはや、僕と同じ価値観を押し付けられる必要はない。

経験と環境の形成

僕はそもそも、経験の形成を考えていた。
そして、それは環境の適応であると考えていた。
そもそも、僕はひきこもり・ニートであったため、
自分の家の環境ひとつだけで、
インターネット上の多くの環境を見ていた。
そのような環境における、
ひとつひとつの経験の形成を、
自分の心の形成を通じてゼロから考えた。
その結果、すべての環境とアイデンティティの形成、
すなわち「存在の歴史」を知った。
存在の歴史は、この世界すべての「場の歴史」でもあり、
あらゆるすべての知識と経験がどのように形成されるのか、
「自らの考え方を作ること」で分かった。
そこにあるのは「自らの経験のみ」であり、
「自らの経験のみからすべてを理解しきった」という境地を、
僕とブッダだけが知っているのである。