AUTHOR: schwarz1009
TITLE: たぶん僕はまだ9歳ぐらいだろう
BASENAME: 2021/03/09/172752
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DATE: 03/09/2021 17:27:52
CATEGORY: 本当の自分
僕は一応、32歳の男であると断った上で、
本当の僕は、とても子供っぽい人間である。
言葉遣いが子供で、
赤ん坊にすら見える。
いつも人の話を聞かないが、
自分の言いたいことはずけずけと言う。
言葉遣いは丁寧で礼儀正しいが、
すべてをなめてかかるように傲慢であり、
よく偽ったことを言うため、誠実とは言い難い。
しかしながら、愛とユーモアはある。
心を失った悲しい過去は、
まったく実際の姿には現れず、
まるで世界の全てを知っているかのように物知りである。
どんなことでも知っていて、
どんなことでもできる。
しかしながら、そのレベルはプロ並みとは言い難い。
なぜか、自分自身の力がとても大きいことについて、
まったく自覚がなく、
単に「どんなことでも楽しんでいる」が、
その反対に、「どんなことも楽しめない」。
普通の人間と違うのは、
「自分から何もしない」ということ。
人に言われる前にすべきことをするのは得意だが、
自分の限界や可能性を試そうとすることがない。
現状に満足している結果、
すべてが中途半端になっている。
そう、この人間はまだ幼い。
言ってしまえば、9~10歳ぐらいの少女だろう。
まだまだ人生の先は長い。
しかしながら、子供の頃のように、
分からなくなったのは、
大人になったからだ。
大人になって、子供の純粋理性が消えただけに過ぎない。