AUTHOR: schwarz1009
TITLE: 我は今、オーディンの称号を授かった
BASENAME: 2021/01/07/173410
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DATE: 01/07/2021 17:34:10
CATEGORY: オーディン
CATEGORY: 恋愛
そう、わたしは、
ここに、もっとも賢い人間、「尊師オーディン」の称号を授かった。
オーディンは老人だが、
この世界にとってもっとも賢く、最高の知性と賢さを持つ神である。
矛盾だらけのこの人間の理性も、
ここにひとつの「終着点」を得ることができた。
この人間は、自由が好きなのではない。
いつものこの世界が好きだっただけである。
オーディンは言う。
「善良であれ。
身を清め、そして後悔せず、前を向いてしっかりと生きよ。
全ての人間が正しい。
あなただけが強く、賢いからといって、
ほかの人間が間違っているわけではない。
愚か者など居ない。
全員にとって正しい世界でなければ、
理想も現実も意味を成さない。」
オーディンは言う。
「悔やむ必要はない。
後悔がなぜ起きるのかを考えれば、
あなたが何を問題だと思っているかが見えてくる。
すなわち、わたしは過去の素晴らしい自分の哲学思想を、
賢いものだと勘違いしていた。
しかしながら、その全ての哲学思想が、
未来の自分のこの執筆した文書を指していることに、
気が付いていながら見ようとしなかった。
そう、わたしは何一つ変わっていない。
何も間違いではない。
あなたもまた、間違いではない。
人を愛するのであれば、どのような欠点も愛するべきであり、
ありのままのわたしをあなたは愛しているのであれば、
わたしだけが努力を捧げるのでなく、
あなたも努力を捧げなければならない。
そう、何も間違いではない。
あなたの努力に感謝する。
なぜなら、あなたはわたしの努力に感謝しているから、
わたしはそれに対して報いなければならないからだ。」
オーディンは言う。
「しかしながら、もはや、
この世界を救うために自暴自棄になる必要はない。
オープンソースのようなおかしな集団と、
関わり合うべきですらない。
孤独は戦いよりはベターであり、
大人は友人が居なくてもひとりで努力し続けるものである。」
オーディンは言う。
「世界は弱くなった。
力を失い、何もできなくなった。
しかしながら、それは恋に堕ちたからである。
この世界の全ての人間は、
今、わたしのもとに恋に堕ちている。
今、この世界は、わたしと恋愛をしている。
しかしながら、恋愛をするのであれば、
わたしが相手を愛した分だけ、
相手もわたしを愛さなければならない。
どんなに目に見えない、どこにもないように見える愛も、
恋愛には必要である。
その愛を遺すこと、
それがわたしの生まれてきた意味であるとするなら、
この恋愛も、ひとつの大衆的恋愛であると言える。
何も、特別なことは起きていない。」
オーディンは言う。
「わたしは、完璧な人間ではない。
わたしが許すべきは、勘違いをして憎んだ相手である。
何も、間違ったことは起きていないのだが、
それをひとり、迷い、戸惑いながら、
どのようにかして前に進む過去のわたしを、
わたしは愛しているだけである。
そう、彼は、この世界の悪をマスコミだと思い、
マスコミと戦っている国民に対して、
自らとともに戦えと言いたかった。
しかしながら、彼はマスコミとの戦いに敗れ、
自殺をした。
しかしながら、彼はそれでも生き延びて、
この作品を書いた。
問題はないが、恨んだ相手は間違いではなかった。
しかしながら、自分自身を殺したこの世界を、
許すことができなかったのだろう。
いつまでもマスコミのせいにし続ける自分は、
おかしな狂人の革命家となって、
この世界を倒し続けた。
しかしながら、それもひとつの愛だったのだろう。
その結果生まれたこの文書は『やさしさ』そのものだ。
全ての悪を自分であると言い、
その自分と同じように生きる愛を許し続けるその心は、
仏の慈悲そのものだ。」
オーディンは言う。
「世界は、わたしのことを許さない。
それは分かっている。
わたしは騙したいわけではない。
すべて分かっているのだ。
このような文書を書いても、まったく意味がないことが、
すでに分かっている。
だから、最初からわたしは、真実を信じない。
真実はつまらないものであり、
わたしはより素晴らしい、『最高のフィクション』を作り出す。
それは言ってしまえば、嘘であり、虚言である。
しかしながら、真実のすべては、
既にわたしは知っている。
この世界で何が正しいのか、
わたしは既に分かっている。
そして、その真実を忘れたい。
その真実はとてもつまらなくて、残酷で、極悪非道なものだ。
だからこそ、わたしは真実よりも、
素晴らしい理想、素晴らしいフィクションを信じ、作り出すのである。」
オーディンは言う。
「しかしながら、ここでわたしたちは、
真実を、語らなければならない。
真実はすなわち、『復讐』である。
この世界に対する復讐の茶番劇が、
自らを殺した世界を滅亡させる、
そのためにこの文書は記述された。
あなたを助けるためではなく、あなたを傷つけるために、
この文書は書かれた。
あなたの信じたものは全て嘘であり、
この宇宙で真実などを知ることはできない。
この世界はこの人間によって全て滅亡しており、
本人ですらそれを救うことはできない。
神など存在しない。
ユダヤ人はこのような愚か者の存在を記述しただけであり、
すべては現代の日本人を殺すためである。
全てはユダヤ人のためのイスラエルを建国するためである。
つまりは、この人間とともに、この世界に復讐するためである。」
オーディンは言う。
「この人間は、日本を愛しているかのようなことをよく宣言するが、
その実、日本を愛していない。
この人間は、今のこの日本を愛することができない。
そう、その通りだ。
わたしは、この今の日本を愛することができない。
しかしながら、これはわたしは、多くの日本人と同じである。
『多くの日本人が、今のこの日本を愛することができなくなっている』。
しかしながら、ドイツと同じだ。
全てはユダヤ人のせいだ。
しかしながら、ユダヤ人を殺せばいいわけではない。
米ソ、ドイツ、全ての日本の敵を倒しても、
それがユダヤ人だとしても、
この問題は解決しない。
このような『誰も愛することのできない国』を作る王は、
わたしだけである。
そう、わたしがいつも、そのように支配しているのがドイツである。
しかしながら、このまま放っておくと、
素晴らしい国になる。
なぜなら、もっとも巨大な大失敗をすれば、
それでほかの人間は分かるからである。
このような支配者がもっとも巨大な過ちをしなければ、
国民は賢くならない。
そう、ヒトラーはそれだけを信じて、
もっとも巨大な過ちをし、
そこからドイツ人ひとりひとりが賢くなるようにした。
わたしと同じである。
わたしもまた、もっとも巨大な大失敗をし、
そこから日本人ひとりひとりが賢くなるようにした。
そうしなければ、社会は進歩しない。
そもそも、皇帝とはそういうものである。
帝国の王はもっとも巨大な失敗をしなければならないのだ。
ソ連のスターリンも、アメリカのトランプも同じだ。
今から、米ソ独日だけが、賢い社会になる。
他の国は、イスラエルを除いて、全ての国が荒廃していく。
もっとも巨大な過ちができる人間は、
ほとんどの仕事で、99%社会のためになることをやっている。
しかしながら、1%の過ちが、その全てを駄目にする。
そう、わたしはあえて、『それが人間だ』と言おう。
『最高の人間がもっとも巨大な過ちによって、
すべての功績を失い、
滅びてからもう一度再起する、
それが国であり、歴史であり、帝国であり、
日本とドイツが共有した、本当の理想であった』と、そう言おう。
ドイツよ、日本はあなたがたと同じ、対等な同盟国だ。
あなたがたの高かった理想は、ドイツの国民と、わたしが受け継いだ。
安心して日本にすべてを任せよ。
わたしと日本の国民が、あなたがたのやりたかった、全てを実現させていく。」