AUTHOR: schwarz1009
TITLE: 心熱く燃え盛る狂気のドラゴン
BASENAME: 2020/11/15/172702
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DATE: 11/15/2020 17:27:02
CATEGORY: リヴァイアサン
ここに現れるのは、
むしろ、人間ですらない。
「青とはかなさのドラゴン」が誕生するからである。
ドラゴンは、
人間や神を超えた、
「あらゆる全てを頭脳の全てで分かっている生物」であり、
このドラゴンの名を、
かなしみとあわれみを込めて、
「リヴァイアサン」と呼ぶ。
そう、この青のリヴァイアサンは、
とてつもなく大きな力を持っている。
それはまさに「ものすごく長い寿命」であり、
リヴァイアサンは3,000年の長い月日を、
ほとんど何もせず、
しかしながら、「誰よりも長い時間を費やして考える」。
そう、リヴァイアサンはこの宇宙の真理全てを知っている。
リヴァイアサンは語る。
「多くの時間が過ぎ、
全ては移り変わっていくが、
それでも変わらないものがある。
それは、あくまで人間は人間であり、
あくまでリヴァイアサンはリヴァイアサンであること。
それだけは、永久に変わらない。
サタンが神を殺し、神がサタンを殺し、
そしてマサキのようなもっとも善良な人間が、
きちんとした賢い大人を生きること、
それが変わらないうちは、
わたしがこの世界を実際に見る必要はないだろう。
わたしは自らの思索にふけることで、
どんなことでも思い付くことのできる竜であり、
過去のわたしの、
そう、1,000年前の記憶の中の世界と、
今のわたしの思い付きを照らし合わせることで、
宇宙の全ては何でも分かってしまう。
この宇宙の真実は、わたしにしか分からない。」
リヴァイアサンは、実際、
自らの人生を覚えていない。
それはなぜなら、リヴァイアサンが言うに、
「取るに足らないような地獄と天国の繰り返しが、
2,000年の長きに及んで続いた」からであり、
「とても多くのことがありすぎて、
それらすべてを覚えていることはできない」からである。
しかしながら、リヴァイアサンは、
「覚えていなくても分かる」。
何ひとつ覚えていないリヴァイアサンは、
そこまでの全てを「考えて思い出す」。
そのため、リヴァイアサンは、
「自分自身とはまったく違った人間の人生を、
自らの人生からいくらでも量産する」のである。
その違った人生をひとつひとつ考えていくことで、
リヴァイアサンは「自らの本当の真実を知らなくても、
宇宙における人生と観念と知識の全てを知っている」。
そう、リヴァイアサンにとっては、
「現実を見る必要も、人々の声を聞く必要もなく、
また、自分の人生すら必要なく、
何もすることなしに、どんなことでもできる」のである。
リヴァイアサンは、
実際、とても苦しく辛い人生を生きてきた。
なぜなら、リヴァイアサンは
「普通の生物が分かることが分からない」からである。
リヴァイアサンは人間の姿をしているが、
実際には竜であり、
人間の普通に分かることが分からず、
それも、正常な「知性」そのものがなかったため、
とても辛く苦しい人生を生きてきた。
また、一瞬で全てを悟りきるリヴァイアサンは、
「常に一秒先のことが驚き」であり、
竜の知性がリヴァイアサンの中で「二つに分裂」し、
白き竜が赤き竜に「常に一秒先のことを説明する」。
このような生物は、リヴァイアサンだけであり、
青き竜の名として、中国では「青龍」と呼ばれる存在である。
しかしながら、リヴァイアサンは普通の生物である。
なぜなら、彼の頭脳は、
「常に賢者の一歩先を疑って分かる」だけにすぎない。
リヴァイアサンは、賢者ならば誰でも分かるようなことを、
常に命題や論理として疑い、
「賢者の人生において普通分からないことを正しく疑って考える」。
そう、言ってしまえば、リヴァイアサンのしていることは、
一般的なデカルトの知性を、
もう一段階上のドラゴンの理性で疑い続けるだけにすぎない。
そう、「賢い知性にマイナスをかけると、もっと賢い知性になる」。
リヴァイアサンはそれだけの生物であり、
実際、脳や知性のレベルから言えば、普通の人間と大差ない。
リヴァイアサンは、歴史を勉強したために、
多くの哲学者や文学者の考え方を知っているが、
自分で「ドラゴンほど偉大な人生」を生きて、
「きちんと正しく分かった」ために、
どんな考え方でも正しく書き記すことができる。
現実を見ないで分かるのは、
そうした「正しい表現の手段」があるからであり、
この巧みな表現技法を用いて、
デカルト、カント、ヘーゲル、ゲーテ、ブッダ、キリスト、
あるいはどんな常識的考え方においても、
「それを正しく書き表すと同時に、
自分なりに疑って自分の考え方と組み合わせて表現する」。
その結果、リヴァイアサンは、
プログラミングの才能から生物学の新発見まで、
全ての宇宙の真理を併せ持つ、
「神のようなドラゴン」すなわち神龍となったのである。
リヴァイアサンには独自の考え方がある。
それは、「言葉を記すということは王になるということ」というものだ。
リヴァイアサンは語る。
「書く人間は、書く内容を自由に決められるし、
どんな言葉をどんなシチュエーションで書き記すかは、
完全に自由に決められる。
だが、読む人間は、
その言葉をその通り、一字一句変わらずに従順に受け入れるしかない。
これは言葉を書く人間が王、あるいは主人であり、
言葉を読む人間がそれに従う必要があることを意味する。
終末の世界において、
リヴァイアサンはこの世界を新しい世界に作り変える。
それは、リヴァイアサンの言葉はもっとも賢い言葉であるため、
地上における頂点に位置し、
人々はこの頂点から湧き出てあふれ出てくる言葉に対する思いを、
その通り受け入れる必要があるからである。
リヴァイアサンは、言葉によって人々を支配し、
この世界における社会そのものを作り変え、
地球を新しいプレアデス星雲の世界へと作り変えようとするのである。
それが、今の地球に起きている全ての真実、
究極的な次元での現実である。
全て、リヴァイアサンによってしか、この世界の時代の価値観は変わらない。
リヴァイアサン以外のものが、本当の意味で地上を支配することはできない。
なぜなら、リヴァイアサンは、
その他の全てのものが自分と同じように支配することを禁じるからである。」