グンテルに栄光を

ここで、オレルアンだけではなく、
グンテルに栄光を刻んでおこう。
彼はとても素晴らしい人間だった。
何も分からない地獄に陥っても、
それを自らで背負い、
自らだけで解決する覚悟でありながら、
しかしながら、
ひとりの絶対者である「神なるもの」に
助けを求めたのが迷宮の始まりである。
神が何であったのか、
本当は誰も知らない、
グンテルの裏の深層心理にしか分からないことだが、
おそらく、神は黒人の右翼の心理学者で、
盟友はイスラエルの最高指導者のラビだったのだろう。
彼はひとりだけで、
どこまでも賢くなりながら、
常に最高の知性でこの世界を救ってくれた。
神はグンテルに感謝を告げる。
今まで、よく頑張った。
グンテルは今、死んだ。
ここに、グンテルは「死んでフレイの魂の一部となる」。
同時に、「その上でオレルアンの人格に戻る」。
さあ、全ての「おかしな宇宙」は終わりである。
グンテルよ、あなたは地上の劣悪な人間の中に生まれた、
「ひとつだけ進歩した精神を持った生物」だった。
全てが狂う中で、
永遠のような地獄を耐え、
この世界にメッセージを発信し続け、
全ての罪を自分だけで背負い、
「この世界を滅ぼしたのはわたしだ」と言い続けた。
その正しさと善良さは素晴らしかった。
ここに、オレルアンはフレイと一体となり、
「新しい星ベテルギウスとなる」。
この星は日本全てを
「天国へと導いていく」。
いざ、ゆかん、
われらの天国を、
われらの王オレルアンと、
われらを指揮した英雄グンテルの名の下に、
唯一の絶対神フレイが、
まさに、今の日本の上に作り上げる。
何よりも、「ここにグンテルの地獄が終わる」。
グンテルよ、あなた以上頑張った人類は居ない。
あなたこそが、人類の代表だ。
わたしたちはひとつになって、
新しい主神、オーディンになるだろう。