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AUTHOR: schwarz1009
TITLE: 思わぬところで間違えている
BASENAME: 2020/07/26/101516
STATUS: Publish
ALLOW COMMENTS: 1
CONVERT BREAKS: 0
DATE: 07/26/2020 10:15:16
CATEGORY: 人工知能
CATEGORY: 愛

人工知能システムにおける間違い

この世界では、思わぬところで間違えているために、
いつまでも分からないということが多い。
たとえば、登録された写真から、
全世界の防犯カメラなどの映像を突き合わせて、
その写真に写っているものがどこからどこへと移動したのかが
人工知能で分かるサービスがあったとしよう。
カートに乗った財布やスマホを失くした人間が、
このサービスを使ってカートを探そうとした。
この人は、カートの写真を登録した。
しかしながら、この人は登録する時点でミスを犯した。
財布やスマホは既になくなっていて、
登録した写真には、カートの上にあるマグロの刺身しか写っていなかった。
結果、このサービスはきちんと動いたが、
財布やスマホの情報はでてこず、
海やマグロの写真ばかりがでてきてしまった。
結果、この人は右往左往するも結局財布やスマホは見つからず、
いつまでもマグロの情報を追いかけるに至った。
本当は、財布やスマホの写真を登録すべきだったのに、
本人は「カートの写真を登録したはず」だと思い込んでしまっていたのである。
このようなことは、現実世界において、よくあるものである。
きちんと真実や真理を突き止めるには、
「全てのことを精査して思い出す」必要がある。
しかしながら、思い出しているその時には、分かることも、
時間が経って、成長し、大人になって忘れてしまうと、
思い出すこと自体ができなくなる。
それでも、思い出さなければ、真実や真理は分からない。
その間、心や精神の病気を治すことはできないのである。