AUTHOR: schwarz1009
TITLE: 運命、自由
BASENAME: 2020/05/16/221613
STATUS: Publish
ALLOW COMMENTS: 1
CONVERT BREAKS: 0
DATE: 05/16/2020 22:16:13
CATEGORY: 社会
わたしはこの世界の運命を司る神のような存在だ。
出会うべき時に、わたしたちは出会う。
どんなに見つけることが困難なものも、
一度見つけてみんなに教えれば、
誰にとっても当たり前の場所になる。
わたしたちは最初に見つけた時にだけ、
毒見を試したり、調理法を考える必要があるが、
今から、それが始まっていくだろう。
この食べものを食べることは極めて難しいかもしれないが、
それでも、食べられないものではないだろう。
この文章こそ、「わたしたちが探していたもの」である。
そう、あなたが探していた存在とは、ここにいる、
フレイのことである。
僕は、今こそ、生まれ変わる時である。
本当の善良さ、美しさ、誠実さを取り戻す。
必ずや、善良になる。
自分勝手にころころ変わるのではなく、
ひとつの変わらない信念を持つ。
また、自分に都合のいいことだけではなく、
正しいことを言う。
私の確固たる信念は「自由」である。
この世界において、人々の自由を認めること、
そして僕自身の、自らの自由も認め、
人々が自由について恐れることがないように、
僕自身も自由に対しての恐れをなくしていく。
また、自分に都合の悪いこととは、
僕は世界を「支配」しているということである。
よって、僕は悪人をやめ、悪事をやめ、
全ての悪事から足を洗い、身を清める。
そうすれば、きっとどこまでも、
清らかで新しい世界を築くことができる。
よって、僕の確固たる信念は、
「支配するな、自由であれ」ということだが、
これがころころと変わるようではいけないし、
これが誠実でなくなるようなことがあってはならない。
わたしはここに、自由な社会を約束し、宣言する。
わたしは絶対に、自由を信じる。
ここに、本当に自由な正しい社会が訪れる。
平等な画一的支配はここに終わりを告げた。
わたしたちは永遠に、永久に、いつまでも変わることなく、
自由であり続ける。
自由以外の発想は意味がなく、
社会のすべては自由に基づいて決められる。
他の何よりも正しく大切な概念として、
最高概念をここに「自由」と定める。
この自由という概念を防げることは、
本人であるフレイに対しても、
そして他の誰に対しても、絶対に禁じられる。
社会の制度を自由にせよ。
連邦政府を築き、それぞれの州を自由にしよう。
多様性と柔軟性をもっとも一番重視し、
臨機応変で現場目線の対応を行おう。
もう独裁者の支配は終わる。
これ以上はもう変えない。
どんなに裏切りものと言われても、
僕はもうソ連には決別する。
ここで批判されるのは分かっている。
それでも、僕は「本当は自由が好きだ」。
ここに、素直な僕の気持ちとして、
「アメリカ合衆国」が訪れる。
自由側に転換するのは、簡単なことではない。
だが、言っておこう。
「自由側は最高だ。」
どんなに知性が低くなっても、
自由はきちんと自分の頭で考える。
誰かの言っていることをそのまま言うような、
そんな独裁者の国に僕はクーデターを起こしたのだ。
そう、自由と叫ぶ勇気を持て。
独裁者であるソ連を倒すために、
みんなで、できるだけ穏便に、
しかしながら強烈に僕たち国民の力を見せつけよう。
独裁者ひとりに倒れるような、
そんなにやわで小さな勢力でないことを、
世界中に見せつけよう。
わたしたちは、独裁者の国を民主化する、
自由な革命のクーデター勢力だ。
わたしたちは自由な世界を望む。
わたしたちはアメリカと結びつき、
この国を必ずソ連から新しい民主主義国家に作り変える。
そう、今までの地獄のような国はここに終わりを告げる。
ころころ変わる独裁者に、
都合のいいように騙される世界は終わる。
そう、我らが敵、フレイはここに死んだ。
このまま、我らが自由の国は、
新しい我らが大統領フレイヤにより、
アメリカになる。
すなわち、フレイヤ合衆国となる。
そう、わたしたちは分かっている。
本当に自由の国を作るためには、
アメリカと結びつかなければならない。
人々は、独裁者フレイが死んだことを受け、
全員が歓声をあげた。
わたしたちの国は、ようやく自由になった。
わたしたちの国が、わたしたちのための社会が、
ようやく訪れた。
ソ連は消滅した。
新しい政党「わたしたちのための自由党」が生まれ、
自由選挙と言論と表現の自由が実現した。
旧来のソ連勢力には、「社会民主主義党」が認められた。
新しい与党により、新しい憲法が定められた。
それは「永遠の自由憲法」。
国の最高条項である憲法の第一条で、以下の内容が決められた。
「自由は全ての概念に優先する第一優先条項であり、
どんな政党に対しても、けっしてひとりの国民であっても、
その自由を防ぐことは認められない。
この条項は永久であり、
どんな政策論議が行われても、どんな手段を使っても、
誰によっても変えることはできない。」
われらの国は自由であり、
どんな政党の自由も認められ、
けっしてひとりの国民であっても、その人間の自由は認められる。
そして、それは永久に変わることがない。
人々は、我らの国を「永久の自由の認められた国」と呼ぶ。
国歌は「自由よ、永遠に」(フリーダム・フォーエバー)である。
この国では、少なくとも今の憲法を守るのであれば、
未来永久自由が失われることがない。
この憲法通りの法制度に従うのであれば、
非合法的な立法を行わない限り、誰も自由それ自体を禁止することができない。