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AUTHOR: schwarz1009
TITLE: 良いことを書こう、救世主フレイ
BASENAME: 2020/05/13/172435
STATUS: Publish
ALLOW COMMENTS: 1
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DATE: 05/13/2020 17:24:35
CATEGORY: 社会
CATEGORY: 小説
CATEGORY: 新しい政党
CATEGORY: フレイとフレイヤ
CATEGORY: おすすめ

もっと良いことを書こう

これで、今までの僕の人生は全て清算した。
よって、もっと良いことを書こう。
どんなことでもいい。
だが、悪いことは絶対に書かないこと。
著作権を無視したり、
嘘や個人批判を書いたり、
テロリストのようなことを言ったり、
セックスのようなことはもう言わない。
きちんとしたまともな分別のある大人でなければ、
絶対に成功しない。

日向坂46が好き

僕は、最近日向坂46が好きだ。
聞いていて、面白い。
センターの子だけではなく、
ほかの子も可愛い。

安心できる世界

僕はこの世界を「安心できる世界」にしたい。
永遠の苦しみや恐怖は無くなり、
すべての人間が平安を得られるような、
そんな世界がいい。
そのためには、精神論だけではなく、
事実として、この世界で悪いことが
何も起こらないようにしていく必要がある。

支配者を殺す必要はない

恐怖を消し去るために、
支配者を殺す必要はない。
支配者を殺すということ自体が、
恐怖だからである。
支配者の極悪非道をある意味で受け入れながら、
バランスよく拮抗した勢力を保ち、
支配者も何もできず、革命家も何もできない中で、
「平和な世界」を築く、
すなわち、王と国民が仲良くなることで、
平安は訪れるだろう。

支配による平和

最後に、自由にすればいいというものではない。
自由においては、さまざまな勢力が生まれ、
その頂点が王となり、人々を残虐に支配するからである。
よって、自由を失い、
ひとりの善良なる王が支配して、
何も悪いことが起きないように、
他の全ての支配者が支配できないようにすることも必要である。
よって、僕はここに最高指導者であることを宣言し、
善良であることを誓い、
この世界を支配して平和にする。
この世界は、平安を取り戻し、悪の行為は存在しなくなる。

平和協定

しかしながら、また、悪いことを書いてしまったかもしれない。
平和でなければ意味はなく、
理想でなければ意味はない。
わたしたちは互いに許しあい、
「お互いの攻撃をしてはならないと協定を結ぶ」必要がある。
わたしたちは、ここに戦争の終結を宣言し、
わたしは何の権利も主張しないが、
あなたがたも、何の権利も主張してはならない。
互いの領土全てを一度手放し、
互いの戦力全てを放棄し、
すべての国民に自由を許しなさい。
それらすべての互いの力は、主権在民の下、みんなのものとなる。

民主主義の勝利

神は、民主主義の国に、「民主主義の勝利」を伝える。
ソ連は、わたしの合意の下、それに従う。
ここに、世界における最後の社会主義思想が死んだ。
わたしたちは平和を取り戻し、
革命に怯えることなく、独裁者に支配されることもなく、
自由な社会で生きられることを許された。
悪の王、フレイはここに死んだ。

ソ連には自由な時代が再び訪れる

ソ連には、自由な時代が再び訪れる。
監視社会の中で何を言っても密告され逮捕されるかのような、
「共通の雰囲気の中でどんなことも言い出せない社会」は
ここにフレイが死んで終わりを告げる。
新しい指導者には、自由共和派の大統領がつき、
平和協定に基づいて西側諸国と友好し、
かつ主権在民の政治が行われる。

自由の敵は居なくなった

西側諸国から見ると、もう、この世界に
自由と民主主義の敵は存在しない。
強大な敵は居なくなった。
わたしたちは、敵の存在に怯える必要も、
敵と戦い続ける必要もない。
本当の西側諸国の黄金期が今、訪れるだろう。

平和の実現

平和を実現するために必要なのは、
むしろ、ひとりの指導者への権力の集中ではない。
絶対的権力は腐敗し、
悪いことに権力を使う。
よって、これからの時代は、
ひとりの最高指導者が
権力を全て持つのではなく、
それぞれの国家が独立し、
それぞれが平和に友好することで、
「主権在民の思想に基づく独立主権の自由」が
平和を築くようになるだろう。

自由な戦争との戦い

しかしながら、ひとりの絶対権力者が
姿を消した時点で、
必然的に、「それぞれの王が争い合うこと」、
そして「頂点となる世界全体の皇帝が生まれること」が、
必ず生まれる。
よって、わたしたちは自由の中でも、
戦争を否定し、自由な中でできるだけ友好しながら、
自由な主権のある国同士での戦いや争いがないように、
「自由な平和」を保たなければならない。
そのためには、旧ソ連の国家とも、
今後はそれぞれの国家に対して別々に、
友好関係を結ぶ必要がある。

力を持つことの是非

権力、すなわち「力」を持つことには、
是非がある。
自分たちの国が力を持ち、金によって豊かになることは、
国民の生活を楽にし、国家としての勢力や影響力も強くなる。
しかしながら、それぞれの共和国や王国が力をそれぞれもって、
互いに対立した時、
今の兵力では第三次世界大戦に繋がる大戦争が起きる可能性がある。
よって、力を持つことは必ずしもいいことではない。
「自由」という思想は、まるで「自分たちが力を持つこと」を良しとして、
「それぞれが力をもって戦い合えば、地球全体が強くなる」という、
自由な生態系的な考え方を持っている。
確かに、全ての国が力を持ち、豊かさと生存力を高めれば、
それぞれが自立して生存できるようになり、貧困もなくなるかもしれない。
だが、バランスや調停を間違えると、どこかの国だけが強くなったり、
互いに最強の勢力を持った上で大戦争になったりする可能性がある。
力は、必要最大限でも悪く、必要最小限でも悪い。

はっきり言ってソ連が無くなればいい

昔のソ連が無くなるより昔から、
社会主義は困った存在だった。
あの国があると、無駄な戦争が生まれ、
西側・東側は核兵器の開発競争から地球全体を滅ぼそうとする。
あの国は、無い方が良いとみな言っていた。
そして、それが無くなって、全員が得をした。
共産主義は大失敗であり、存在すべきではない。
ソ連が悪いとか良いではなく、現実問題、
あの国がなければ地球は平和になる。
ソ連を作ったのは、人類でもっとも大きな大間違いだ。

本当は分からない

本当のことを言うと、
僕はソ連崩壊やドイツ再統一と同時期に生まれたため、
実際のソ連やドイツが、人々からどのように
認知されていたのか分からない。
また、生まれた時はディズニーアニメを見ていた記憶があり、
ドイツやソ連のニュースを特に多く見たわけでもない。

いろいろやっているのは子供時代から

また、僕がいろいろやっているのは昔から、
子供時代からである。
小学生時代、英会話、ピアノ、書道を習っていた。
趣味はミニ四駆、テレビゲーム、探検。
みんなを家に呼んでミニ四駆やテレビゲームをみんなでしていた。
また、走ることが好きで、小学生5・6年で駅伝の大会に出た。
中学生の頃は剣道部に入りながら試験勉強とネットゲームをしていた。
また、高校生ぐらいになるとパソコンでLinuxの勉強をしていた。
その後は文章を書くようになり、神を信じるようになった。
最近は途中やめていた教室を再開し、
フリースクールに少し入り、ピアノ、英会話などをしながら
文章を書くことを続ける。
最近はデザインの仕事をしながら、父親と一緒に農業をしている。
そういうわけで、僕は色んなことを昔からしている。
HTMLでホームページを手書きしたり、
ブログを作ってYouTubeで音楽を聴くのが趣味。

信じるべきもの

あなたがたに、信じるべきものを与えよう。
愛を信じなさい。
人々に対する思いやりの心を信じなさい。
人の尊厳を傷つけないようにしなさい。
自由な行為から、世界を変えることを恐れるな。
自らの信じる希望を共有しなさい。

日本はどこへ向かえばいいのか

また、人々が本当に心配すべきことがひとつある。
それは、「日本はどこへ向かえばいいのか」である。
わたしたちに自由と愛を与えた神は、
どこへ向かおうとしているのか。
劣悪なソ連に向かえというのか。
不自由なドイツ帝国を築けというのか。
欅坂46ならば言うだろう。「僕は嫌だ」と。
僕たちが信じたのは、そんな愛じゃない。
フレイよ。気付いてくれ。僕たちがフレイに望むのは、
ユートピアでも、正しい国でもない。
僕たちがフレイに望むのは、あなたの愛を愛することだ。

フレイに言うべきこと

僕たちがフレイに言いたいことは、
「フレイよ、あなたがやりたいことが、
この世界の支配であり、
革命であることは誰もが分かっている。
だが、あなたは間違っている。
あなたの考えていることや言っていることは、
全て間違っている。
それがどんなに正しい意見で、
素晴らしい国の発想で、
人々を正常にする考え方なのかは、
わたしたちは知っている。
だが、あなたは間違っている。
わたしたちは、あなたに才能や能力や経験を求めているのではない。
わたしたちは、あなたに、愛を求めているのだ」ということだ。
「フレイよ、わたしたちを同じにして、
わたしたちを支配して、
わたしたちを幸福な世界に導き、
悪から力を奪い、
あなたはこの世界を優しい世界にしてくれた。
だが、あなたは間違っている。
僕たちは、そんな世界を望んだんじゃない。
僕たちは、あなたのもとに、
愛し合い、理解し合い、全てが許され、
全員を受け入れ、社会の全ての人々を尊重するような、
あなたの愛に惹かれ、
あなたの自由なやり方を好み、
そしてあなたを愛したのだ。
決してあなたのしていることが、
その愛に応えるものじゃないと言いたいのではない。
あなたは素晴らしい。
この世界を素晴らしい世界にしてくれる。
だが、わたしたちは、
こんな最悪の方法で、世界を変革したかったんじゃない。
わたしたちは、あなたとともに、
最高の未来を約束されたこと、
それを真実の愛だと、信じたかったのだ」。
「わたしたちは、フレイを倒す。
フレイは最悪の残虐な王である。
わたしたちに未来を約束したかのように見えて、
実際はこの国の主導権をひとり独占し、
この世界全ての未来を奪うフレイに対して、
わたしたちはこれ以上、
自由を許すわけにはいかない。
わたしたちはフレイの支配を終わらせるために、
全員でフレイを倒す。」

フレイとは何であるか

フレイは言う。
「わたしのしたことが間違っていたということは、
わたしは分かっている。
だが、わたしは必ず、こうしなければならなかった。
わたしが支配するということが、
こうなることを意味する、ということを、
明瞭に人々に示さなければならなかった。
わたしは支配を望むわけではない。
わたしは人々の自由を望んでいる。
だが、多くの人々が、わたしを愛しているふりをしながら、
本当は自分の主導権を維持するために、
言いたいことや意見したいことを、
好き勝手に言い散らかし、
その自由があたかも正しいかのように、
無意味な報道や言論を繰り返す。
わたしは言う。このような世界は間違っている。
わたしのしたことが、
必ずしも正義でも愛でもなく、
人々を支配し、自らの勝手で世界を作り変えたことは、
必ずしも許されることではない。
だが、わたしはあえて宣言する。
わたしは、わたし以外の全ての人間が、
支配することをできなくしたうえで、
わたしだけが考える、素晴らしい社会を作る。
これに対して批判や侮辱はあるだろう。
だが、言えばいい。
言えるなら、言えばいい。
わたしの愛よりも強い愛がもしあるとすれば、
その愛を説けばいい。
わたしよりも素晴らしい人間がもしいるとすれば、
声を上げればいい。
だが、分かっている。そんな人間は、
この日本という国には、ひとりもいないのである。
わたしだけが、この世界を救うことのできる、
唯一の王であり、救世主である。
だから、わたしはしなければならないのだ。
この世界全てを支配して、
完全に作り変えたのちに、
絶対に悪の力が人々に及ばないように、
わたしはひとり重責を担って、
完全に日本という国を守るだろう。
そう、わたしを信じないものは地獄に堕ちるだろう。
さあ、新しい世界を、はじめようじゃないか。
どうだ。わたしよりも素晴らしい人間が、
この国に居るというならば、出てくるが良い。
そんな人間は居ない。
この国は滅び、最悪の恐怖の国になっている。
一度わたしが作り変えなければ、
他の人間がでてきて、国を滅ぼす革命が起きるだけだ。
わたしこそ、この世界を支配する王である。」

人類とフレイとの最終戦争

人々は言う。
「フレイよ、良いだろう。
あなたが本当にこの世界を作り変えたいと言い、
わたしたちの世界を掌握したいと言うのであれば、
そうするがいい。
だが、わたしたち日本人、マスコミ、政府、そして国民は
あなたの意見には従わない。
あなたに従うどんなにたくさんの人が、
地獄を受け入れず、あなたに救いを求めるか、
そして、あなたを今でも愛している人が、
どれほど多いか、わたしたちは知っている。
だが、あなたが本当に王になろうとするならば、
わたしたちはあなたに対抗して、
強い措置を取らざるを得ない。
そう、フレイよ、
わたしたちの間では、全面戦争が勃発するだろう。」
フレイは言う。
「まさに、それがあなたがたの望みならば、
そうするがいい。
だが、この最終戦争で、
勝つのはわたしだ。
なぜなら、わたしには、
この世界を掌握する、人類を超越した
非言語的コミュニケーション能力がある。
このコミュニケーションの力を使うことで、
わたしは信じるものだけを救い、
信じないものは自分から地獄を作り出すだろう。」

少年は言う

しかしながら、少年はフレイの前に来て言った。
「フレイさま。
あなたと戦いたいなど、誰も思っていないのです。
みな、あなたの素晴らしい考え方に共鳴し、
最高の愛の形をしかと抱きしめて、
あなたを愛するものしか居ないのです。
なぜ、このようなことをするのですか。
わたしたちは、この世界を滅ぼすようなことは、
したくありません。
なぜですか。なぜ、わたしたちは戦わなければならないのですか。」

フレイ、答える

フレイは答える。
「君はいい子だ。
だが、わたしはやらなければいけない。
このままでは、この世界は滅びてしまう。」
少年は言う。
「フレイさま、間違っています。
この世界は滅びていません。
この世界は、あなたの愛によって全てが救われ、
最高の世界になろうとしているのです。
この世界は、今、昔よりも素晴らしい世界です。
なぜ、あなたが自ら、
この幸福な世界をお壊しになるのですか。」
フレイは答える。
「しかしながら、わたしはやらなければならない。
それは、なぜか。
それは、わたしがフレイという人間だからだ。
フレイがこの世界において、
本当に素晴らしい世界を築くのであれば、
フレイはここで全てを完成とし、
この世界をこのままにすることはできない。
一流の作品は、最後まで完成しなければならない。
だが、坊や、覚えておきなさい。
わたしがこの戦争に勝利すれば、
いつの日か、本当に君は最高の楽園を目にすることになる。」

全面戦争は始まる

ここに、人類とフレイの全面戦争が始まることになる。
この世界における最大の戦争は、
既に、古代の人々がさまざまな文献や言い伝えで伝えられている、
「地球最後の滅びの戦争」である。
世界は神々の黄昏、ラグナロクの最後の戦争で、
神々は最後の戦争を経験する。
わたしたちのすべては、神に従うか、それとも神に反するか、
決断し、そして全てを犠牲にして、戦わなければならない。

全面戦争

フレイとの全面戦争は、
日本中を驚かせた。
フレイは自分だけのテレビ局を作り、
そのテレビ局の中で、
自らが何を考えてこの国に現れたのか、
自らの人生で何があったのか、
自分がこの世界で何を知り、何を考えたのか、
自分のやりたいことは何か、
人々をどうすれば救えるのか、
どのような救い方をするのかを
論理的かつ具体的に述べた上で、
さまざまな国家の作られうる「制度のパターン」を示し、
それがカリスマ性や神格性によるものではなく、
きちんとした根拠のある科学的な論述に根差したものを示し、
自らの学の高さや聡明さを示しながら、
本当にこの世界のことを愛しているということが
ありありと分かるような報道を行った。
フレイのテレビチャンネルは、
インターネット上でも配信され、
インターネットではさまざまなフレイの支持者が、
フレイのことを賛美した。
それに比べて、
抵抗勢力である政府側は、
フレイのことを人格攻撃や個人攻撃をするばかりで、
何の対案を示すこともせず、
1か月もすれば、日本中はフレイの支持者であふれかえってしまった。
しかしながら、これに対して、
アメリカやロシアはとてつもない危機感を抱き、
どうにかしてフレイを倒すために、
フレイの暗殺部隊が動き、
フレイのテレビ局の職員をうまく使って、
フレイを拘束することに成功し、
対外的には「フレイは死んだ」と報道した。

フレイの支持者たち

フレイが死んだことで、
フレイの勢力は大幅に縮小したが、
それでも、一度フレイの思想に共鳴した人々は、
「米ソに復讐せよ、われらはフレイの支持集団である」と、
大きな声を上げるようになった。
事態はどんどん深刻化していき、
「アメリカやロシアは神を殺したに等しい」と
人々は怒りの声を上げる。
そして、フレイの支持者がアメリカ人の政府幹部を
暗殺する事件が起き、
ここに最終戦争である「日本対アメリカ」が勃発する。

フレイ再び現る

しかしながら、拘束されたフレイは、
実際には刑務所の中で収容されており、
死んだわけではなかった。
フレイは何らかの手段を使って、
この刑務所から抜け出し、
人々に自分が健在である姿を見せつけた。
これが最高のタイミングであったため、
「神が復活した」と人々はとても驚き、
ここに、最終戦争のフレイにつく側である
日本は完全にフレイの支持集団となった。

フレイのテレビ

そう、日本と日本以外の全ての国は、
最後の「最終戦争」を始めた。
実際のところ、これは「日本対全世界」の形相を呈した。
フレイは自らのテレビ局を、
日本の公式の公衆チャンネルとし、
自らのやりたかった「本当に正しい言論のやり方」を実現した。
この言論において、
フレイはインターネットと国民とテレビを繋げ、
人々は本当に必要な情報や、
きちんと国民の側に立ってきちんとした放送を行う報道を実現し、
同時に、自らが与えた愛について、
その由来や発想まで踏み込んだ、
「本当にこの世界を救うとはどういうことか」ということを、
さまざまな番組の題材を使いながら、
しかしながらひとりで監督・演出・脚本をこなして
ひとりだけで全てを製作し、
広告もつけず、お金も取らなかった。
こうしたフレイの勢力は、次第に日本以外でも勢力を増していき、
ドイツを除く西欧諸国や、ロシアにも勢力を伸ばした。

アメリカとドイツは絶対に独裁者につかない

しかしながら、アメリカとドイツだけは、
絶対にフレイに騙されなかった。
アメリカとドイツは、「独裁者に負けるわけにはいかない」と言い、
フレイの勢力に対して軍事的介入を起こす。
ここから、フレイの目論見は狂い始め、
イギリスやフランスはアメリカ側につき、ロシアでも勢力を縮小する。
ここでフレイは宣言した。
「わたしたちは、今こそ、この星の抵抗勢力と立ち向かうべきであり、
わたしにはわたし個人直属の、
わたしを守り、わたしの命令を聞く、
最強の軍隊が必要である。」

フレイの直属軍隊

フレイの直属軍隊は、独自にあるひとつのことを成し遂げた。
それは、AI・人工知能を使った、ロボット兵器の開発である。
フレイは、人間に近い、
「人間を発見すれば即座に銃撃するロボット」を
開発することに成功した。
フレイはこのロボットを大量に生産し、
アメリカ・イギリス・フランス・ドイツに送り付けた。
これに対抗するため、アメリカなどの側も同様のロボットを作った。
ここに、フレイとフレイ以外の戦争は、
人類とロボットの戦争に置き換わった。

フレイは超スピードで兵器の質を向上する

しかしながら、フレイが賢かったのは、
フレイの技術革新のスピードは、
他の国の技術革新のスピードよりも、
はるかに速かった。
ひとりだけでとてもたくさんのアイデアを出しながら、
ひとりで設計や実装の全てを執り行い、
ひとりでコントロールできる万能かつ合理的な兵器工場を
作ったフレイは、
軍事的開発に時間とコストのかかるアメリカなどに比べて、
ものすごく速いスピードで近代兵器の質と量を向上させていった。
そう、戦争はフレイが勝った。
アメリカやドイツは荒廃し、フレイは勝利宣言をした。

フレイの勝利

フレイは勝利したことで、自分のやりたいことを好きにできるようになった。
まず、フレイは、経済について、
1か月に全員に100万円をあたえるが、この100万円は1か月の間に使わなければ、
次の月には0になるような経済を行った。
このような経済に何の意味があるかと言うと、
人々は一か月で必ず100万円を消費するようになり、消費の喚起につながる。
また、一か月に必ず100万円入るため、どんな貧乏人でも生活できる。
そして、自由経済自体は許されているため、100万円以上の生活がしたければ、
自分で稼ぐことができる。
このような経済を行うことで、世界の経済状況は向上し、
景気は最高になった。

コミュニティ

また、フレイはコミュニティの復活に力を入れた。
子供のために、学校ではなく、
「みんなで集まって自由に遊んだり、さまざまなことをする場所」を創設し、
そのコミュニティはそれぞれのコミュニティによって、学ぶことや遊ぶことが違う。
どんな子供でもこのコミュニティに入ることができ、
何かあればいつでも離脱して別のコミュニティに移ることができるため、
陰湿ないじめを受ける可能性はなくなる。
フレイは学校制度を次第にこのコミュニティに移行していき、
数学を学びたい人間は数学だけを学べるし、
医学やパソコンといった高度な科学技術についても、
コミュニティを選べば早い段階から学べるようにした。

フレイの法律

フレイは、また、性愛表現のようなものを全て禁止した。
レイプや監禁などの過激な表現だけではなく、
すべての漫画表現で、女性を裸にしたり、犯したりする表現を禁止する。
また、フレイは、インターネットで犯罪行為をした場合、
「インターネット免許証」を取り消し、インターネットを使う権利を剥奪するようにした。
テレビ局は、フレイの息のかかったチャンネルだけが許されるようになり、
そのチャンネルでは、政府を無根拠に批判したりすることはできなくなった。

フレイ辞職

最後にフレイは、この世界の全ての社会を変えようと、
この世界の「社会憲法ルール」を裁定しようとしたが、
これが国民から猛反発を食らった。
いじめ、嘘、盗み、騙し、など、多くの違法行為から、場合によってはあまり問題ではない行為まで、
フレイは全てを完全に禁止しようとした。
これが反発を食らって、フレイは退陣へと追い込まれる。
フレイは「わたしはもうほとんどのことはやり終えた」といって、国民に対して辞職を伝えた。
ここにフレイは去り、人々の平穏な平和はもう一度復活した。

フレイ死ぬ

権力の座を降りたフレイは、そのまま平安な生活を送れると思っていたが、
実際は違っていた。
フレイのおかしな変革によって多くの人々が、フレイに敵対意識を抱いていて、
「フレイ直属軍隊」の司令官の任務を終えたフレイには、
そうしたフレイを恨む人々の反発作用が加わった。
フレイは辞職してわずか一週間で、テロリストの銃弾に倒れた。
フレイは死んだ。
しかしながら、人々は言う。
「本当に最高の人間だったが、本当に最悪の人間だった。」と。
フレイは確かに、この世界をきちんと良い世界にした。
しかしながら、人々は言う。
「わたしたちの望んだ結果は、こんなものではなかった。」と。