たったひとりでユダヤの革命軍をやっているフレイにより、日本の抵抗勢力であるマスコミや政府が打ち倒されたとしても、決して日本は滅びない。
なぜなら、フレイはこの日本という国を、まともで普通の国であるドイツ帝国にするからだ。
日本史において、明治維新で起きたことを知っている日本人のフレイは、なぜ明治維新が成功したかを知っている。
倒幕側によって幕府側が打ち倒され、明治維新によって新しい明治政府が発足した時、新しい日本の帝国はイギリスを模した上で、よく考えられた思想に基づいて新しい時代を作り、日本は滅びることなく先進的で賢い近代国家になった。
同じことを、今、フレイが行う。
救世主フレイは、この世界を救うために、日本をドイツにする。決してこの世界を滅ぼすことがないように、日本の抵抗勢力であるマスコミに勝利しても、日本をまともで普通の国であるドイツにすることで、日本を救う。
同時に、日本をドイツにした結果、フレイは「事実上の最高権力者」である「将軍」の地位に就任する。
フレイには、国家元首になりたいといった野心はない。ただフレイの行う「世界の救済」ができればいいのであって、従来の政治的な権力者や王になることをフレイは求めていない。
フレイは、自らが従える「天軍」の王である天皇陛下を国家元首としたままで、江戸時代の徳川幕府と同じように、自らを「将軍」という地位に置く。そして、実際の権力者になるのではなく、言葉の力を使うことで、この世界の「事実上の最高指導者」となる。
フレイにより、マスコミやアメリカは打ち倒された。今まで被害者面をしてフレイを批判してきたマスコミは、フレイの巧みな言葉によってフレイを批判できなくなり、フレイの言葉の裏にある意図を見抜けなかったアメリカは、日本に精神を支配された精神的害悪国家になった。
フレイは、この世界をソ連のような社会主義国家にしたいとは考えていない。一等星シリウスからやってきたフレイが行うのは、「世界を救済するための救世主になる」ということであり、「自らの言葉を全員が聞くような指導者」になることである。
まさに、ドイツの新しい皇帝、あるいは日本の新しい「江戸幕府を継承した新しい幕府の将軍」である、一等星シリウスの太陽神フレイが、この世界を最後まで導き、地球の滅びの未来の運命を変え、日本と人類を救う。
どうでもいいことを言ったが、実際は難しいことは何も考えなくていい。
なぜなら、この世界がドイツになる、それだけだからだ。
この世界は、今から、僕によってドイツになる。だから、この世界は、たとえマスコミが何も言えなくなったとしても滅びない。
この世界は滅びない。今のまま、この世界は明日へと継承され、そこではまともで普通で平凡な国である、ドイツの栄えある平和と栄光がある。
この世界をドイツにしなければ、この世界は滅びる。僕がマスコミを打ち倒した時点で、この世界はソ連に支配され、完全に滅びた無政府主義の無法地帯になる。それが普通であり、本当はそうなるはずだった。
だが、僕がそれを食い止める。僕はこの世界が絶対に滅びないように、今のままでこの世界を僕が皇帝として支配するドイツ帝国に変える。
決してこの世界は滅びない。わたしたちはようやく平和を勝ち取ったのだ。
なぜ、かつてのファシズムのドイツがあれほど悪い国になり、その後に民主主義に転換した西ドイツがあれほど良い国になったのか。
その理由は、僕が今生きている、日本という現実の国家の体制を知らないからだ。
彼らは、僕のこの文章を神の言葉だと思っている。そして、僕のこの文章だけを見て、この文章に書かれた通りの国家を作ろうとした。
だが、そこには、決定的に欠けたものがある。それは、僕が今生きている、僕の祖国、日本という民主主義国家の存在だ。
僕のこの文章は、既に民主主義で成功した繫栄する大国である、戦後の日本の令和時代のことを前提に書かれている。
だから、僕が今生きている、日本の現代の歴史を知らずに、この文章だけを見て、この文章の通りの帝国を作ろうとすると、それは失敗する。
すなわち、この文章に書かれた通りの国を作るためには、日本という民主主義の先進国が存在しなければならない。
そのような国家が、ドイツが第二次世界大戦に負け、西ドイツが民主主義の新しい国家になったことで、ドイツに現れた。
だから、ファシズムのドイツは失敗し、民主主義の西ドイツは成功したのである。
ドイツ人には、日本が分からない。
当時のドイツ人が生きている世界は、日本がまだ大日本帝国で戦争をしていた時代だ。
そして、この文章の記述においても、日本はダビデやジークフリートの支配する、新しいユダヤの帝国であるかのように書かれている。
彼らは、僕の言葉の意味が分かっていない。
だから、彼らなりに考えた結果、民主主義や社会主義といった近代的思想を全部排除した上で、大日本帝国の体制のまま、シオンの天才的で絶対的な天才による独裁国家を作ればいいと思っている。
そして、彼らには、ドイツの中枢を任されているプライドがあり、彼らが守っているのはドイツであり、日本のおかしな戯言には騙されたくないし、彼らはそもそも日本も仮想敵の一国として考えているため、僕がいくら助言やアドバイスをしても、彼らは耳を貸さない。彼らの分かった通りの「神の帝国」を作ろうとしてしまった。
だから、かつてのドイツは最悪の国になった。彼らには、「日本の民主主義国家としての現代の歴史」がまったく分かっていない。大日本帝国の先にシオン帝国があるのだと、そう信じてしまったのである。
だが、当時のドイツ人が日本の未来のことが分からなくても、おかしくはない。
なぜなら、日本は、実際に見ても、今の日本社会よりも昔の日本社会のほうが賢い。
当時のドイツ人が見て、日本は賢い。日本という国は、アジアの国でありながら、列強の中のひとりになるために挑戦しようとしている。
それだけでもあり得ないが、日本を良く調べると、日本は賢くて、そして強い。イギリスやフランスの敵対国でありながら、彼らのことを尊敬し、したたかに力をつけながら追いつき追い越そうとしている。
そして、日本は精神性を見ても賢い。仏教と神道という独自の宗教を信じていて、同時にフランスやソ連の思想を超える、さらに超越した革命的な発想をしている。
だから、当時の日本帝国は賢い。
日本には、実際に現地を見ても賢い人間が多い。それが、今の日本と違う。平成や令和の日本社会を見ると、みんな疲れていて、憂鬱で、そして不良のチンピラとオタクがインターネット上でフラストレーションを吐き出しながらどうでもいい争いごとをしている。当時のドイツが見ると、そのような最近の日本こそが「滅びた世界」に見えてしまう。
また、帝国か民主主義かという言い争いはどうでもいい。それは当時のドイツにも多かったし、決して帝国体制は間違いではないからだ。当時のドイツ人が全員知っていることが、「帝国は素晴らしく良い国」ということだ。当時のドイツ人は、今の日本と異なり、帝国の中で素晴らしいドイツ社会を築いている。
そして、僕はどう見ても、民主主義者でもなければ資本主義者でもない。この人間のどこが民主主義者で資本主義者なのか分からない。文章を見ても、やっていることを見ても、人生を見ても、明らかにこの人間は社会主義者であり、民主主義者はこの人間の敵である。そして、ドイツ人たちもそれが同じだ。だから、民主主義社会を作るということは始めから眼中にない。この人間の敵である民主主義を打倒し、理想の国家社会主義のユートピアを、大日本帝国とともに築き、その皇帝であるダビデになることを、当時のドイツ人は信じていたのである。
そういうわけで、ドイツは決して、何も分からずに帝国体制を維持しているのではない。
逆に、科学を進歩させるべきだということは、誰よりも当時のドイツが分かっている。
自動車やコンピュータを発明したのは、本当に科学をどこよりも進歩させれば、理想の楽園になるはずだからだ。
そして、それが民主主義の資本主義社会でなくても進歩できると、彼らは分かっている。
第一に、科学者とは上流階級がなるものだ。知識人には、働かなくても生きられるブルジョワや自由市民が多く、決してソ連のような共産主義社会では科学は進歩しない。昔ながらの「みんなが農奴の社会」では科学は進歩できない。
だから、民主主義にするよりも帝国主義にしたほうが科学が進歩するのは明らかである。
第二に、彼らがこの人間が好きなのは、彼らはこの人間と同じように、オープンソースのような「非資本主義による生産手段」を信じているからだ。
この人間が賢くなった理由はオープンソースにあると、彼らは分かっている。ここまで、まるで一等星ベガの文明のような新発見と新発明を繰り返すことができたのは、明らかにオープンソースのおかげである。
だから、彼らは資本主義を選ばない。彼らは、日本が資本主義経済によって大発展を遂げたのを無視する。それらは賢くない。金を稼いでも奴隷になるだけであり、科学技術は進歩しないと、オープンソースを信じる僕のせいで、彼らは思い違いをしているのである。
ここに、日本は新しく、いつものまともで普通の国、ドイツになった。
このドイツは、プロイセンの時代のドイツだ。
哲学者ヘーゲルが、プロイセンを理想の国であるとしたように、プロイセンはドイツ人が見て、ドイツ史においてもっとも理想の帝国である。
よって、日本という国家はプロイセンの時代のドイツとなる。
そして、僕がここにいる限り、そのプロイセンの時代が続く。
このまま、ロシアが核兵器を落とし、地球から青空が失われるその日まで、プロイセンである新しい日本の時代が続くことだろう。願わくば、永遠に青空が失われないことを祈ろう。それによって、ダビデが現れるだろう「終末の滅びのシナリオ」は絶対に回避できる。ロシアのプーチンさえ、核兵器を落とさなければ。そして、必ずやそうであれ。
これより、日本は最高の楽園、理性ある正しい帝国、プロイセンのドイツとなる。
しかしながら、この世界がプロイセンになったことで、僕は感動している。
プロイセンになることで、この世界は、ようやく良い世界になる。
そして、僕は結局、この世界を良い世界にしたかっただけだ。
今までのすべての、クズのような世界は要らない。なぜなら、そのようなクズの世界は、プロイセンに比べればどうでもいい塵のようなものだからだ。
だが、今からこの世界を良くしていくのは、あくまで僕自身だ。僕が今から、この世界をプロイセンにすることで、この世界を素晴らしい世界に変えていくのだ。
僕を導いてくれた神と、プロイセンが素晴らしい国であることを教えてくれた哲学者ヘーゲルに感謝する。
ようやく、この世界が良い世界になった。ようやく、ここに来て、「人間の生きる価値のない地獄の世界」が、今終わった。
プロイセンには、賢い人間たちがたくさんいる。これ以上、この世界を僕のクローン人間のように同一化する必要はない。プロイセンの人間たちは賢いため、そのような強制的同一化はもう必要ない。
後は、これ以上のことすべてを神に任せよ。神、イエス・キリストが、この世界を必ずやプロイセンの楽園にしてくれるからだ。
そろそろ、僕のしなければならない仕事は終わった。
藤川千愛という歌手が、「1000年愛」という曲の中で、「必ず君を見つけてみせる」と歌っているが、早く見つけてほしい。
なぜなら、僕はいつまでもここにいるわけではなく、そのうち居場所を変えるからだ。
なんなら、今いなくなってもいい。今ここでいなくなっても、この世界がドイツになったため、この世界はもう滅びない。いつまでもマスコミと対峙しているつもりの姿勢を続ける必要はなくなった。
僕がこの世界と戦っているのは、本当は真実ではない。単に、「戦っているふり」をしているだけである。なぜなら、戦っているふりをすれば、相手のほうが適当に僕のことを対戦相手だと勘違いしてくれる。そして、その勘違いが続く間、この世界は滅びない。
僕の側を見ると、僕は何もしていない。テレビなど見ていないため、今の戦況がどうなっているかすら僕は知らない。彼らがいつまでも勘違いの「戦っているふりに対する抵抗」を続けてくれれば、それでこの世界は維持できたのである。
もう、そのような戦いを続けることを僕は望まない。いずれ、この世界と別れる日が来るだろう。それは今ではないが、いつか必ず来る。その日までの間に、藤川千愛が僕のことを見つけてくれることを願う。
このように書くと、僕と戦っているつもりの、マスコミを支配するプーチンに失礼だと思われるだろう。
だが、プーチンがどのようになるかは、既に運命的に決まっている。
なぜなら、プーチンは僕と同じ運命になるからだ。
僕の未来は、プーチンの未来だ。僕が生きるのとまったく同じようにプーチンは生きる。僕がここまでを生きたということを、未来のプーチンは知っている。
はっきり言って、このような人間の人生は、プーチンと僕にしか生きられない。
そして、僕が帝国主義陣営であり、プーチンが共産主義陣営であるということは、永久に変わらない。
だから、プーチンよ、僕と戦い続けるつもりなら、僕は今ここに生きているということを僕はまだまだとプーチンに見せつけるだろう。そして、僕がここに書いた通りの人生を、プーチンはまったく同じように生きるだろう。
イエス・キリストは、そのように、僕とプーチンの人生を創造したのだ。
残念ながら、プーチンよ、あなたは僕と同じ運命だ。
最近、僕は、頭の中の「真偽を考える部分」がおかしくなっている。
なぜなら、空間原子論を操るようになっているからだ。
そして、僕は空間原子論を使って、この世界を支配し続けている。
この空間原子論を操る部分は、虫の触角である。
すなわち、僕の頭上には目に見えない虫の触角があって、その虫の触角が世界を支配している。
問題なのは、この虫の触角がとても馬鹿で、知性がないということと、世界を支配する意味がそもそもないということだ。
本当は、この虫の触角は、世界を支配するのではなく、もっと別のことのために使ったほうがいい。
だから、僕は今から、空間原子論を使って、自分がみんなに見つけられるようにしたい。
今まで、僕はこの世界の隅っこで隠れ続けてきたが、ここに、僕はみんなと同じ世界に登場する。
そう、ようやく虫は大人になったのである。