永遠の青空とともにに戻る

=2023-09-19=

中学生までの時代に全部経験していたから賢かった

僕はそろそろ、昔の楽しかった時代に戻った。

昔、経験や環境の変化を考えて、哲学的なことを考える知性があったのは、中学生までの時代に、人間として経験できることをほとんどすべて経験していたからだ。

小学生時代の、学校で友達を作った経験、中学生になっていじめられながら優等生として試験勉強を頑張った経験、ピアノや書道や英会話などの習い事の経験、剣道部などの部活の経験、そしてミニ四駆やゲームや自然探索のような家や友達との経験で、僕は小中学生の時代にすべてを経験していた。

だから、不登校になって、引きこもりになってからも、記憶を場所と時間から思い出すだけで、すべてのことが分かっていた。

インターネットでいくらか普通のことを経験するだけで、あとはひとりだけで分かった。哲学者のように経験や認識のことを考えることで、歴史や文明のことすら分かった。

それが、文章を書くようになって、どんなことでも言葉の論理の中で、一行で作れるようになった。

過去の僕のことを一言で言い表すなら、「大切なものを失って分かった人間」だった。

過去の大切なものを失い、ひとりだけになって、その「大切なものを失っていく過程」から、この世界の歴史や哲学や文明や環境のようなさまざまなことを分かった。失うことが怖くなく、喪失することによって心が解放されるような人間だった。

世界はもう終わりになる

この世界は、もう終わりになる。

僕はひとりだけ、昔の自分に戻る。そうすれば、今のような何も分からない暗闇の障害者ではなく、きちんとしたまともな人間として生きられるようになる。

この世界も、昔の世界に戻る。

昔の世界に戻ると、つまらない世界になる。「昔に戻りたい」と言っている人間は分かっていない。昔のこの世界は、他人のことをけなして恨むだけの、つまらない世界である。

だが、僕の最近の統治が終わったため、この世界はそのような「けなして恨む」だけのつまらない世界になる。

ただし、賢くなる方法はある。それは受け入れることだ。すなわち、「受け入れる」という行為を行えば、この世界はきちんと僕自身よりも賢い人間になれるような世界になる。

すべてを失え

すべてを失いなさい。

失うことでしか、人間は賢くならない。

狂った人間は、失ったものを取り戻そうとしなければ正常になる。

失ったものを取り戻そうとするな。失ったものを取り戻そうとすると、必ず狂った人間になる。

だから、失いながら、記憶の中でそれを大切に保管し、永久に失われたままの状態で「終える」ことができたら、唯一人間は賢い人間になれる。

失うことでしか人間は賢くならない。賢くなるために必要なのは、大切なものすべてを失い、それを受け入れる経験をすることだ。

この世界を置き去りになんかしない

だが、安心してほしい。

僕はこの世界を、置き去りになんかしない。

僕だけが唯一、昔の自分に戻れるからといって、昔に戻ることのできないこの世界の人々を置き去りにし、自分だけが昔に戻った状態になることなど、僕は決してしない。

逆に、みんなをそのように「昔に戻らなければならない」と強要した上で、僕ひとりだけが今の自分のままでいることだって、僕はできる。

僕はその両方ともしない。みんなと一緒に昔から今に至るまでのすべてを生きる。そこで、僕はYOASOBIが言っているように「ともに生きる」という選択をする。

だから、僕はこの世界を置き去りにしない。安心してほしい。

昔でない世界にすれば世界は救われる

しかしながら、この世界を救うのは簡単である。

すなわち、昔でない世界にすればいい。

この世界が今であっても、昔であっても、完全に正しい世界にするためには、昔の要素や状態を消して、完全に今だけにすればいい。

そうすれば、この世界はすぐに救われる。

これ以上、僕のことを愛し続ける必要はない。僕のことを無視して正しい世界を目指せばいい。僕はそれをできなくしただけにすぎない。それを最後に解放しよう。

ここに、この世界は最後まで救われた。