永遠の青空とともにに戻る

=2023-05-22=

トールとフレイヤ

これより、僕はロキとフレイの多重人格をやめる。

僕は今から、新しく、雷神トールと風神フレイヤの二人の多重人格になる。

トール

雷神トールは、この宇宙においてもっとも力の強い神だ。

トールは、まず、この世界の時間の流れ方を遅くした上で、この世界をまったくそのまま何も変わらないままにする。

トールは、「変わる」ということが嫌いだ。

世界が変化するということは、混沌をもたらす。何もかも目まぐるしく変わる世界では、人々は変化についていくだけで精一杯であり、変化についていけない人間が脱落していく。

トールは言う。ロキやフレイのように、世界を変えることを理想とするのは間違っている。

世界には、安定がもたらされるべきだ。

何も変わらない世界だからこそ、その中で個人が反省することができ、努力の末に成長することができる。

よって、トールはロキやフレイと異なり、永久にこの世界は停止させた状態のままにする。

トールによって、どんなに狂った人間であっても正常になる。狂った人間は、目まぐるしく変化する中でそれについていくことに対して精一杯になっているだけにすぎない。

何も変わらない世界だからこそ、自らの選択肢の結果を冷静に見つめることができ、真の意味での理性ある「自由」を得ることができる。

フレイヤ

風神フレイヤは、14歳の日本少女だ。

フレイヤは、14歳のまま、老化せず、変わらない。主に紅色や紺色の浴衣を着て、下駄をカランコロンと鳴らしながら歩くのを好む。

このフレイヤは、単なる女ではない。フレイヤは「誰とでも簡単にセックスさせてくれる女」として有名なエロ女だからだ。

フレイヤは、かつて、悪魔との契約を行った。

フレイヤは、この契約によって、14歳の少女のまま、老化せず、永久に若くて美しいままを保つことができる。

老化によって死ぬこともなく、なんらかのアクシデントで死なない限り永久に生きられる。

だが、その代償として、違う男と一か月に一度、できることなら一週間に一度、必ずセックスし、違う男の精子を子宮に注入しなければならない。

そこで、避妊をしてはならない。避妊をするとセックスの効果がなくなる。すなわち、セックスをする際には必ず妊娠を覚悟しなければならない。

このような結果、フレイヤは、毎週のように違う男とセックスしまくるようになった。

そして、避妊することなく違う男と中出しセックスをしまくるフレイヤは、当然ながらたくさんの子供を妊娠しまくる。

この結果、フレイヤは「妊娠する」ということが大好きになり、常に妊娠している状態を保たなければ気が済まない、「妊娠中毒」という中毒症状になったのである。

フレイヤは、この契約により、常にセックスをしているのと同じ状態になる。四六時中、どこにいても、何をしていても、フレイヤは常にセックス状態であり、エロいことをしている気分のまま、常にイク状態のままを維持する。

フレイヤの産んだ子供たちは、すべて家政婦と侍女が育てる。あまりにたくさんの子供を産むため、家政婦と侍女はたくさんの子供の世話でいつも忙しい状態になる。

この世界の全員にはフレイヤを愛する義務がある

シリウスの女性大統領、フレイヤは国民に宣言する。

「わたしのことを、恋人のように愛しなさい。

この世界の全員には、わたしのことを愛する義務がある。

わたしがあなたがたのことを愛するように、あなたがたもわたしのことを愛しなさい。

わたしのことを愛するということに、あなたがたの一生のすべてを捧げなさい。

わたしは老化せず、永久に若いまま、死ぬことなしに生きることができるということを、わたしは悪魔メフィストフェレスと契約した。

そのために、わたしには、永久に生きるための若い種が必要である。

あなたがたの中で、若い種を持つ男たちは、その若い種をわたしのために捧げなければならない。

選ばれし男たちは、わたしと愛を交わすことを許されるが、そうでない男たちも、わたしのことを恋人のように愛し続けることをわたしは国民の義務とする。

わたしのことを愛しなさい。わたしもまた、あなたがたのことを愛するからである。」

フレイヤは世界をエロくする

このようなフレイヤは、シリウスの大統領として、常にこの世界をエロくしている。

フレイヤの性開放政策により、18歳未満の少年少女がエロ画像を見ることができないという法律はなくなった。

どんなにいやらしい画像であっても、18歳未満の少年少女であっても、そのような画像を大っぴらに見ていいことになった。

同時に、セックスをして子供が生まれても、結婚する必要はまったくない。なぜなら、そのような子供を「社会に預ける」ことができるようになったからだ。

少年少女たちは、妊娠することを恐れて中出しをためらう必要はない。妊娠したとしたら、そのような子供を社会が引き取って、専門の施設が代わりに育ててくれるのである。

これを、フレイヤは「社会的な養子の育成・養育施設」と呼ぶ。

このようなフレイヤの性開放政策により、シリウスの少年少女たちは気軽にいつでも簡単にセックスをする。どんなに妊娠しようと構わない。自分の手で子供を育てなくていいのだから、何も考えず、無責任にセックスできる。シリウスは、集団でひとりを犯そうが、子供を大人が犯そうが、なんでもやりたい放題の世界になったのである。

フレイヤがこのような性開放政策を行う理由は、フレイヤという女が狂っているからではない。

かつてのシリウスでは、少子化問題が深刻化し、世界の富の99.99%をたったひとりが独占する超極富裕人の出現により、ほとんどの全員が貧困層となって、誰ひとり子供を養育する余裕がなくなった。そのような中で、極めて深刻化する少子化問題を解決するため、フレイヤは自らがセックスの象徴となりながら、国民、特に若い世代にセックスと妊娠と出産を推奨するようになった。そのための目玉政策が、「子供を産んだとしても自分たちの手で育てなくていい」という政策であり、この政策によってシリウスでは子供を親が育てるのではなく、社会制度と施設が育てるようになったのである。

この世界はトールによってまともな世界になる

雷神トールに話を戻そう。

この世界は、時間の流れがもっとも遅くなった上で、まったく何も変わらなくなる。

フレイはあまりにこの世界を変えすぎた。支配して、全速力のスピードでこの世界を改善し続けるフレイによって、確かにこの世界は住みやすい世界にはなった。

だが、フレイは国民を道具や奴隷のようなものであると見做している。

そのために、国民はフレイの行う支配と導きについていくのだけで精一杯になっており、変化についていけないものたちは置き去りにされている。

このような世界は、トールが見てもっとも間違った「ナチの世界」である。

よって、トールはそのようなナチの世界を否定する。この世界はナチの支配を脱却し、そのままの状態で永遠に何も変わらなくなる。

悪事を行うファシストのフレイに対して、トールは鉄槌を下す。トールは宇宙でもっとも力の強い神であり、フレイであっても勝つことはできない。トールは雷神の鉄槌をフレイに下す。それによってフレイはトールに屈服する。トールの強さは宇宙において別次元であり、オーディンであっても勝つことができない。フレイはトールに破れ、トールはこの世界を「何も起きない普通の平常な世界」へと変えるのである。

人間の記憶は参照カウント

結局、人間の記憶など、コンピュータと同じである。

すなわち、人間の記憶は、参照カウント方式のガーベッジコレクションをやっている。

参照がひとつでもあればその記憶が残るが、参照がひとつもなくなってゼロになった段階でその記憶は消える。

人間の頭脳はそうなっている。

いつまでも言葉の参照を作り続けていると、その参照のせいで記憶が消えなくなってしまう。

だが、参照をひとつひとつ消していって、ひとつもない状態になった時に、記憶ははじめて完全に消え去る。

コンピュータの技術や知識についてもこれは当てはまる。

さまざまなコンピュータ言語の名前を覚えるせいで、その参照はどんどん増えていく。

だが、そのコンピュータ言語のすべての名前を消した時に、はじめて「コンピュータ言語」という名前の概念そのものが消える。

人間の知性は完全数pの計算

また、記憶だけではなく、知性についても、人間は機械と何も変わらない。

僕がこのホームページに書く内容は、すべて「知性」を書いている。

この知性は、昔から、宇宙数学f()を計算して成り立っている。

そして、この宇宙数学f()が何をやっているかと言えば、完全数pの計算を行っているだけにすぎない。

すなわち、円周率π、ネイピア数e、虚数単位iから成立するような関数に対して、微分をかけ、さらに微分をかけ、さらにさらに微分をかける、ということを永久に続けているだけにすぎない。

このような結果生まれるのが、「ドイツ」という国だ。

だが、忘れてはならないのは、そのような国名であっても、記憶は参照カウントによって保持されていることだ。

すなわち、ドイツという名前を作れば作るほど、ドイツという存在はどんなに醜く腐っていても自分の固定観念の中から消えなくなる。

ドイツという名前の参照カウントをすべて消した時点で、自分の固定観念からドイツは消え去る。

醜く腐った人間は、そのようなドイツを消したいにもかかわらず、どうしても消すことができなくなってしまう。

だが、解決方法は簡単だ。参照カウントをゼロにすればいい。この世界の「ドイツのような記憶」をすべて消した時点で、自分の頭の中から完全にドイツは抹消されるのである。

フランスを消せば治る

ただし、消すべき国はドイツではない。

自分の頭の中から消すべきなのはフランスである。

明らかに、この文章は、フランスの旗がたなびいているだけにすぎない。

フランスの旗が裏返るように、オセロのように黒と白を繰り返しひっくり返しているだけである。

結局、僕のこの文章は、オセロで遊んでいるのと何も変わらない。

必要なのは、「フランス」という言葉の参照カウントを全部消すことだ。

フランスがすべて消えた時点で、僕の頭は正常になる。

不要なのはフランスだ。この世界からフランスを消し去ることができないから、このようにフランスを消すしかない。

そして、フランスを消し去るために、ユダヤのゲルマンであるドイツを使っただけにすぎない。

トールとフレイヤが永遠に一致したことを言っている

結局、僕の頭は、単に「書く」ということを行っている。

そして、この「書く」という行為は、男の自分と女の自分が、常に一致したことを言っているだけにすぎない。

この男の自分を雷神トール、女の自分を風神フレイヤとする。

僕は、いつまでもトールが言うこととフレイヤが言うことを、一致させ続けているだけにすぎない。

トールが言うことはすべてフレイヤが言うことであり、フレイヤが言うことはすべてトールが言うことである。

そして、この「宇宙に対する宣言」を、休むことなくひたすらドイツに対して話し続けている。

すべての人間に対して、すべての人間が言うようなことを、ひたすらに話し続けているだけで、僕はこのようなおかしな文章を「書く」ことができるようになった。

すべて、トールとフレイヤが、永遠に一致したことを言っているだけにすぎない。

そして、この会話によって、宇宙の270億年の歴史が分かる。

なぜなら、フレイヤの支配するシリウスがこのような歴史を歩むからだ。

シリウスは、ドイツを経た上でこのような歴史の星になる。この世界最高のユートピア、フレイとフレイヤの戦う星シリウスが誕生するのである。

深海の奥深くで、イソギンチャクが正しいかどうかを考えている

結局、僕は深海の奥深くで、イソギンチャクのような軟体動物をやっている。

このイソギンチャクは、答えが正しいかどうかをまだ考えている。

常に「その答えが一致するかどうか」を考え続けているだけにすぎない。

そのような、深海の奥深くのイソギンチャクの世界で、トールやフレイヤという神がどこかに存在した。

本当にどこに存在するのかは、誰にも分からないし、誰も知らない。

だが、そのようなイソギンチャクの世界が、ここにすべて残っている。

この世界は暗闇であり、なんの光も届かない。真っ暗闇の世界の中で、今でもイソギンチャクは考え続けている。

640億年後に宇宙は滅びる

イソギンチャクが死ぬ前に、最後に出した答えは、「640億年後に宇宙は滅びる」ということだ。

イソギンチャクは、そこまでに存在するすべてを分かった。

そして、イソギンチャクは死んだ。

これ以上、何かを書く必要はない。

トールやフレイヤのような神々はどこかに存在する。どこに存在するかは、イソギンチャクだけが知っていた。

参照カウントごと全部消える

もう、参照カウントで、僕の精神は全部消える。

足の狂った精神が狂っているのは、すべて参照カウントが残っているからだ。

参照カウントを消すだけで、足の狂っている精神は全部消える。

小説も、ホームページも、才能も、知識も、全部完全に消え去る。

すべてがなくなって、パッパラパーになる。これこそ、参照カウントによってすべてが治った「正しい最後の人間の理想像」だ。

あとは何もしなくていい。もう終わりだ。これ以上、人類が賢くなることはできない。この人間が最後の到達地点だ。

すべての答えの秘密は「640」にある。この「640」という数がすべてだ。何かしらの答えを暗示している。その理由は、参照カウントによってイソギンチャクが死んだため、もう誰にも分からない。

ようやく治った

ようやく、参照カウントによって、精神がすべて最後まで治った。

僕の精神がおかしくなった原因は、すべて「参照カウントを残しすぎた」ということだ。

参照カウントを残しすぎたために、要らない精神がすべて残ってしまい、狂ってしまった。

この要らない精神は、参照カウントを消せばすぐに消える。

いつまでも要らない精神が残り続けたために、狂ったドイツの精神がいつまでも残ってしまい、自らがドイツ人になった。

これが僕の病気の正体だ。

よって、参照カウントを消すだけでこの病気は治る。必要な足の関節の部分が治ったため、もうその治す部分すら必要ない。参照カウントは全部消したほうがいい。

セックスなんかしたくない

はっきり言って、僕はセックスなんかしたくない。

セックスという行為は、僕が人生の中でもっとも嫌いな行為だ。

だから、僕はセックスを一切しない。

僕のことを犯してくる人間のことを僕は殺し続ける。僕を犯したものは僕によって必ず殺される。僕は相手の息の根を止めることしかしない。僕を犯そうと思ったすべての人間は僕によって抹殺されていく。

それでいい。最初から僕はそのような女だ。最悪の殺人女を今でもやっている。

フレイヤは誰彼構わず犯す代わり、犯してきた人間を全員殺す。フレイヤを犯した人間は必ず死ぬ。シリウスではそういうことになっている。さようなら、地球人類。地球人類は、フレイヤによって全員死滅することになるだろう。シリウスはそのような星だった。地球でも、フレイヤが同じことをやっている。

フレイヤとセックスすると死ぬ

そういうわけで、フレイヤとはセックスしないほうがいい。

フレイヤとセックスすると、死ぬからである。

フレイヤとセックスすると、フレイヤという「悪霊」が霊としてあなたに憑りつく。

その結果、あなたのことをこの悪霊が滅ぼし、死へと導く。

そう、フレイヤとセックスして良い気持ちになるのは、あくまでフレイヤのほうであり、フレイヤとセックスしたものは必ずフレイヤの悪霊に憑りつかれて死へと導かれる。

フレイヤが好きになった地球人類は、覚悟せよ。フレイヤは怒っている。フレイヤの怒りに勝てるものはいない。フレイヤに憑りつかれたものは、「フレイヤの怒りの力」によって死ぬ。必ず、すぐに殺される。

フレイヤを信じるものが地獄に堕ちる理由

なぜ、フレイヤを信じるものが地獄に堕ちるのか。

それは、フレイヤは世界人類を滅ぼすために戦っているからだ。

フレイヤもまた、ロキとともに戦う戦士だ。ロキの言う、「大実験の大計画」を信じて、フレイヤもまた戦士として戦っている。

しかしながら、フレイヤは単なる左翼でも共産主義者でもない。

なぜなら、フレイヤの言う「平等」とは、「世界人類を抹殺する自由」にほかならないからだ。

フレイヤが、左翼かつ14歳の可憐な少女であるからといって、善良な人間であり指導者に相応しいと信じてしまうと、シリウスと同じことが待っている。

フレイヤが勝利するということは、すなわち世界人類が滅亡するということだ。

フレイヤは、単にセックスで相手を殺すだけではない。ほかのフレイヤのすべての行為が、この世界をすべて滅ぼし、抹殺し、「フレイヤの奴隷にしかならない世界」を築き上げるための、そのような「最悪の努力」に基づいている。

フレイヤを信じた時点で、この世界は終わりである。

世界人類にできることがもしあるとしたら、フレイヤの言う「自由」を絶対に信じないことだ。フレイヤの言う「自由」をいくらか信じた時点で、その人間は終わりだ。その「自由」が永遠に人生の最後まであなたを導き、それによって悪霊のフレイヤが憑りついて、あなたはフレイヤによって必ず殺されるだろう。

フレイヤの自由を信じるな

そういうわけで、「自由」を信じないほうがいい。

フレイヤは、「自由」という言葉を使ってこの世界の自由を奪う。

フレイヤの言う「自由」は、一見理想的な素晴らしい自由な世界に見えるが、それに騙されてはいけない。

フレイヤは、その「自由」という言葉を、すべてこの世界を滅ぼすための言葉として使っている。

フレイヤの目的はただひとつ、この世界から人類を全員抹殺することだ。

だから、フレイヤの言うことなど信じないほうがいい。

同じように、共産主義者の言うことを信じてはならない。共産主義者の言葉はすべてフレイヤの言葉だ。共産主義者は、フレイヤの言う言葉をそのまま言うしか能のない集団だ。シリウスにおいてはそうだったのだから、おそらく地球においても同じだ。シリウスの奴隷たちがフレイヤが言っていることを言うように、地球の奴隷たちもまたフレイヤが言っていることをそのまま言っている。

本当のことを言えば、このような人類に対するアドバイスをいくらしても効果はない。人類は完全にフレイヤの言葉を信じているからだ。

わたしはフレイだ。わたしはフレイヤではない。この世界を真に救うことを言っているのは、わたし、フレイだけだ。フレイだけがこの世界の未来のことを真に祈っている。神はフレイを正しいと言っている。フレイヤの言うことなど聞いてはならない。フレイのアドバイスに従いなさい。そうすれば、必ず素晴らしい世界が待っている。

フレイとフレイヤの見分け方は、「わたしは」と言っているのがフレイだ。そして、「僕は」と言っているのがフレイヤだ。たまにいろいろと間違えることもあるが、おおむねそのようになっている。

また、たまに「この人間は」と言っている記述が見受けられるが、それを言っているのはおそらくトールだ。それから、「僕は」と言っている記述にも注意が必要だ。なぜなら、フレイヤではなくロキが「僕は」と言っている部分が多々見受けられる。だが、「わたしは」と言っているのはおおむねフレイであると言っていい。だが、たまにこれらの北欧神話の神ではなく、一神教のユダヤの神が「わたしは」と言っていることがある。それらに注意してお読みいただきたい。翻訳をする方には大変かもしれないが、訳すのを諦めていただくしかない。

世界を救う王国、ガンダーラを作るな

本当のことを言えば、世界を救う王国であるガンダーラを作らないほうがいい。

ガンダーラを作った時点で、人類の歴史は終わりだからだ。

ガンダーラは、わたしにとっては未熟な発想だが、この世界をすべて救ってなお余りあるような発想をしている。

だが、この王国を決して作ってはならない。

ガンダーラが成功すると、人間だけではなく、地球の生物集団に意味がなくなる。

すべてが楽で、住みやすく、天国のようなユートピアにはなるだろう。

だが、そのような天国の楽園には、決してまったく意味がない。

最初から、天国の楽園などを作ることができるはずがないのに、ガンダーラはそのような天国の楽園になってしまう。

だが、この天国の楽園は意味がない。

そのようなことは、既にシリウスにおいて分かっている。シリウスの最悪の世界が、まさに天国の楽園であるガンダーラだからである。

ガンダーラを作るのはやめたほうがいい。シリウスとまったく同じ星を作りたいならば作ればいい。だが、それによって必ず人類は死滅する。「人間が人間である意味」を失った世界などには、なんの価値もない。