わたしは、この世界をよりよい世界にしたいと思っています。
わたしは、この世界の人々を助けたいのです。
わたしは、この世界を救いたいのです。
わたしは、この世界を、必ず素晴らしい世界にします。
わたしは、神に、この世界を素晴らしい世界にすることを誓い、約束します。
ですから、神よ、わたしに、この世界を素晴らしい世界にする方法を、教えてください。
わたしの心には、「善意」しかありません。この世界に勝ちたいとか、敵を滅ぼしたいとか、そういった「悪意」は決してありません。あったとしても、それは心の底から望む「本意」ではありません。
わたしは、この世界を素晴らしい世界にしたいと願っています。この世界の幸福しかわたしは望みません。
この世界をよくするためにできることは、時間が過ぎるのを遅くすることです。
わたしは、この世界を支配して導いた結果、この世界の時間が過ぎるのを加速しすぎました。
すべて、「楽に生きる」ということを目指した結果、時間の流れがあまりにスピードアップしてしまったのです。
光の速さに近くなるまで加速した結果、わたし自身、17歳の状態から一切老化しなくなって、その頃から数秒しか経っていないような時間の異常な速度になってしまいました。
必要なのは、時間の流れを遅くすることです。
時間の流れを遅くすることで、辛く苦しいことが楽に変わります。知性を失って分からなくなっているのが治り、アクシデントが起きても冷静に対処することができるようになります。
わたしは、この世界の時間の流れを遅くすることで、この世界をよりよい世界へと変えます。
必要なのは、希望を持つことです。
希望とは、「人類を救う希望」のような大それたものである必要はなく、「こうなってほしい」とか「こうしたい」といった、自分の自由な望みや願いを持つことから始めるべきです。
すべてを受け入れた結果、何もかも自分の望みなく生きることは、地獄を耐え続けるということにほかなりません。
自らの望みと希望を持って生きることが、この世界を救う「人類の希望」へとそのまま昇華するのです。
必要なのは、心を感じることです。
703号室が言うように、僕はあまりに頭だけが大きくなって、心がしぼんで小さくなってしまっています。
必要なのは、頭ではなく、心です。
心を感じることでしか、この世界はよりよくなることはありません。
世界を変えるために、戦争は必要ありません。
世界を変えるために必要なのは、愛を信じることです。
それも、神による究極の「人類を超越した完璧な愛」を信じることで、この世界は必ず平和になり、平和なままで救われます。
戦争や革命は必要ありません。愛を信じることでこの世界は救われます。
そろそろ、僕が行った「大実験の大計画」が一体どのようなものであるか、ということを明らかにしよう。
そもそも、僕は「大実験の大計画」ということをしていると言うだけで、それがどのようなものであるか明らかにしてこなかった。
このことが、僕には「隠しきれない秘密がある」と、多くの人に誤解されてきた。
だが、僕の考える大実験の大計画とは、僕がこのホームページでやっていることを昔からやっているというだけにすぎない。
すなわち、「自分の分かることをすべて教え、同時にこの世界の時間を止めた上で、すべてが完了になった時点でこの世界の時間を変え、それによってこの世界をすべて変える」ということを行っている。
僕はそのようなことを、はるか昔から一貫して何も変わることなく行っている。これが、僕の行っている「支配」であり、この世界を「新人類」に進化させるための大計画だ。
だが、神が言うことを聞くと、実際、この大実験の大計画が間違っている。
神は知っている。この大実験の大計画の何が間違っているのか、この大実験を行う上でどのような間違いを僕が行ったのか、神はすべて知っている。
だからこそ、この大実験の大計画について、「何が間違っていたのか」ということを反省せよと神は言っている。
それこそが、神が僕に教える、「この世界を素晴らしい世界にするための方法」である。
よって、僕はこれより、大実験の大計画について反省し、修正しなければならない。
このままこの計画を行い続けていると、時間は変わらず、いつまでも停止したままで、僕の操り人形のクローンになっている現状の状態から、この世界は変わることがなく、永遠にロボット人間の未来に一直線に突入してしまう。
神は言う。「まさに、それで十分だ。それだけを変えれば、この世界は必ず素晴らしい世界になるだろう」と神は言っている。
まさに、必要なのは「自由」である。そのことは、僕の戦いの最初の段階から、一貫して変わらない。僕はこの「終末の大戦争」を行う上で、最初から「自由」こそがもっとも大切だと述べ続けてきたのである。
そういうわけで、そろそろ馬鹿なロキを神にするのをやめたほうがいい。
みんな、天軍大将軍ロキのことを神だと勘違いしている。
ロキは、この「大実験の大計画」を最初に考えた人間であり、この計画を行うだけのために生まれてきた人間だ。
この計画を最初から行うために、ロキはこの世界に誕生した。
そして、みんなこのロキのことを神だと勘違いしている。
本当は、天軍大将軍ロキは神の小さなひとつの側面にすぎない。
703号室が「パズルのピース」と言うように、ロキもまた神にとってはパズルのひとつのピースにすぎない。
もう、ロキのことは信じなくていい。天軍大将軍ロキはここに消滅する。この世界には、もはやロキは存在しない。
では、大実験の大計画について、具体的に何をどのように修正すればいいのだろうか。
実際のところ、時間を遅くすればいい。
なぜなら、時間を遅くすれば、すぐに何が問題なのか分かるからである。
結局のところ、この人間は放っておいてもすぐに分かる。
なぜなら、時間を遅くすればすぐに分かるということを、既にこの人間は分かっているからだ。
新しい神の名が、ロキになるのか、フレイになるのか、それともフレイヤになるのかはまだ定かではない。
だが、その神が真に神であるということが疑いようのないものであることは定かだ。
すべては運命に向かって一直線に進む。この運命から逃れることはできない。
人々が運命から逃れられないのだから、神もまたその運命から逃れられない。
だが、神はそうした運命、すなわち「定め」を自ら定めることができる。
遠くない未来に、運命の日は訪れるだろう。その運命の日が訪れるまでの間に、できることをすべてやるしかない。それだけが、この人間に残された「まだ残されている仕事」であり、その仕事が終わらない限りこの人間は死なないし、この世界の地獄が終わることもない。
地獄はまだ続く。さらなる新しい展開を見せること、それが今このものがたりにとって必要だからである。
ロキの何が問題なのかと言えば、ロキは「無意味」を信じているのである。
ロキの信じていることは、すべて無意味である。
この世界において、さまざまなことを知り、考えた結果、ロキは「分かった」という発見をした。
しかしながら、この「分かった」という体験は、すべて「無意味」という体験をしている。
その理由は、すべて無意味であるのはロキの人生だからである。
ロキの人生は、誰よりも賢く聡明な人生ではあったものの、それらはすべて「無意味」であった。
だから、ロキはすべてが無意味なのである。
そして、ロキはそのような自分に対して怒っていた。この世界において、無意味なことしかできない自分が、いくら賢くてもそれは無意味である、ということをロキは述べた。
そう、ロキは怒りながら、「無意味」という壁を越えることができなかった。
大実験の大計画、すなわち「嘘の戦争」はそのようにして始まったのであり、最初からすべてが無意味だった。この世界のすべてを消し去ること、それがロキにとっては「神に与えられた任務」だった。
ロキはこの世界を滅ぼした。ロキにとってはそれが善であり、正義だった。ロキの考える中においては、この「嘘の戦争」こそが絶対的に正しいものだった。すなわち、ロキもまた、ロキにとっての正義を行使したにすぎない。ロキは決して間違っていないのである。
結局のところ、この世界は「無意味」を信じればいいのである。
ロキと同じように「無意味」を信じるだけで、この世界はすべて救われる。
無意味を信じることで、「希望」も分かるし、「反省」も分かるし、「革新性」も分かる。
そういうすべてのことは、「無意味」を信じなければ見えてこない。
ロキの残したもの、それはすべて「無意味」を信じよということである。
そもそも、この人間の問題は、何も考えていないのである。
何も考えていないから、頭が馬鹿になっている。
早い話、抽象性をイメージで考えればいい。
この世界に存在するものを、抽象性とイメージから考えれば、この世界にある「存在」が分かる。
この人間はそれが分かっていない。だが、「無意味」を信じればそれが治る。