賢くなるためには、「組織する」必要がある。
精神を治すのであっても、世界を変えるのであっても、ただ治すだけではなく、組織しなければならない。
組織することで、はじめて生物のような賢い国になる。
同時に、自由にするのであれば、全てを平等に自由にするのではなく、よく組織された自由にしなければ賢くならない。
同時に、「全員が共有するルール」を持たなければならない。これが「法の支配」となって、全てを自由かつ平等にする。そのような社会が未来の日本に相応しい。
指導者や支配者は必要だが、賢いものが指導者につかなければならない。ひとりの政治家の絶対的権力よりも、たくさんの社長の自由なリーダーシップが必要だ。
法の支配の下によく組織された世界になれば、この世界は自由なままで楽になる。精神も、虫の大群から人間に治る。
体の精神がおかしくなったら、決定と可能性を治すこと。
可能性は、それだけでは意味がなく、決定することで初めて意味を持つ。
可能性の全てを向上させ、決め直すことができるようになったら、今度はそれを決定にまわして、全てを決定すること。
精神がおかしいのは、全て決定と可能性がおかしくなっている。
また、心を治すために、「その場所に居ながらにして、別の場所に居るかのように」考えなさい。
そう、環境を度外視して考えることで、ある状況が辛くて、環境に適応できなくても、別の状況や環境に居るかのように考えられる。
そこから、心は「一時的に」平穏を取り戻す。平和な心が戻ったら、辛く苦しい中にある心も、楽になって、環境に楽に適応できるように、まさになる。